誠文堂新光社から、2021年4月6日(火)に新刊『新版 名作椅子の由来図典』が刊行されます(プレスリリース)。
同書は、古代エジプト期から現代に続く「椅子」に特化し、その歴史の流れをわかりやすく解説した一冊です。各時代を代表する椅子約380点をイラストとともに紹介します。
デザイン、製作技術、素材、使われ方の特徴のほか、過去のどの椅子からヒントを得てつくられたのかといった製造の秘密、後世にどのような影響を及ぼしたのかといったエピソードや、なぜその椅子やデザイナーは人気があるのか、有名なのか、エポックメーキング的な椅子と呼ばれているのかといった豆知識も併載。
目次抜粋
椅子のスタイル年表
1 古代エジプト
2 古代ギリシア
3 古代ローマ
4 中世ヨーロッパ
5 ルネサンス
6 17~18世紀初めのヨーロッパ
7 18世紀のヨーロッパ
8 ウィンザーチェア
9 シェーカー
10 トーネットの曲木椅子
11 19世紀ヨーロッパの様式家具
12 19世紀中期から活躍し出した、イギリスの新進デザイナー
13 アールヌーヴォーとそれを取り巻くスタイル
14 20世紀前半のモダンスタイル
15 北欧モダン
16 1940年代以降のアメリカ
17 イタリア
18 ヨーロッパのモダンデザイン
19 現代(1980年代以降)
20 中国、アフリカ
21 日本の椅子タイプ別椅子一覧
椅子の系統
元々の使用場所別・椅子一覧
年表対談
作り手の立場から見たウィンザーチェア(小島 優)
暮らしの中から生まれたシェーカーチェア(宇納正幸)
北欧4カ国の家具デザイン(多田羅 景太)
チャールズとレイという絶妙な組み合わせのイームズ夫妻(清水忠男)
幅広い分野への興味・関心から生まれた、剣持 勇のジャパニーズ・モダン(清水忠男)著者:西川栄明(にしかわ たかあき)
1955年生まれ。編集者、椅子研究者。椅子や家具のほか、森林や木材から木工芸に至るまで、木に関することを主なテーマにして編集・執筆活動を行っている。
著書に『この椅子が一番!』『手づくりする木のスツール New Edition』『一生ものの木の家具と器』『木のものづくり探訪』『樹木と木材の図鑑-日本の有用種101』など。
共著に『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』『漆塗りの技法書』など。
企画編集に『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』など。
著者:西川栄明
イラスト:坂口和歌子
仕様:B5判、336ページ
価格:3,520円(税込)
発売予定日:2021年4月6日(火)
版元:誠文堂新光社
詳細:
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/art/57289/