世界初のヘッドフォン劇場システム「サイレントシアター®︎」を実装し、従来にない新しい劇場体験を提供する「シアターギルド代官山」が、東京・代官山にオープン、2021年6月1日より上映を開始します(プレスリリース)。
本誌では、施設を運営するベンチャー企業・シアターギルド®︎社(代表:五十嵐壮太郎)が、昨年7月に発表したリリースに基づき、施設の概要を速報しています。
「サイレントシアター®︎」とは、同社が発明・開発した、ヘッドフォンで映画を鑑賞する新しい上映システムのこと(特許取得済)。隣の席に座る人および自身がたててしまう不用な音を気にすることなく、鑑賞を楽しむことができます。
さらには、外部に音が漏れる心配もないため、建築上も防音対策の厚い壁や密閉ドアを省くことが可能に。上映中でも窓を開放し、季節の風を感じながら映画鑑賞を楽しむことができます(渋谷区興行場営業許認可取得済)。
居心地のよさを追求した同シアターは、従来の劇場空間とは異なり、巨大なリビングルームのようなインテリアに。利用者は、靴を脱ぎ、用意されたソファなど、好きなところに座り、くつろぐことができます。メインスクリーンのサイズは、3m×5mの特注4K LEDスクリーン。専用ヘッドホンによる独特の没入感に加え、利用者自身で個別に音響ボリュームを調整することも可能となっています。
開業にあたってのメッセージ:
私が幼少期に暮らしたパリ。アパルトマンの1階には、小さな映画館がありました。公園に出かけるように父親にいつも連れられて行ったその映画館が、とても好きでした。国籍や人種、文化の違いなどでうつむく日々もありましたが、スクリーンに映る世界の多様性や豊かな感情に触れ、なんでもない風景が鮮やかに変わっていくのを何度も体感しました。その原体験はいつしか、「映画館をつくりたい」夢に変わりました。
パリの小さな街で夢想した「映画館」は、サイレントシアター®︎「シアターギルド」として代官山から始まります。地元密着型の映画館として、映画を観る人、つくる人、かかわる人、好きな人が集う小さなサロンとして、映画が生まれる場所として、時間とともに街の一部として愛される場所になることを願っています。(シアターギルド®︎社代表 / 五十嵐壮太郎)
音が出ない、静かな上映会を可能にする、ヘッドフォン劇場システム「サイレントシアター®︎」は、場所を選ばず、街のあらゆるサイトを「劇場空間」へと変えていきます。シアターギルド®︎社では、同社による「サイレントシアター®︎」直営第1号店となる代官山店舗を皮切りに、同シアターを、街の新たな交流拠点として、また新しい才能が集う場としても、国内外へ展開していく考えです。(en)
施設概要
名称:シアターギルド代官山
所在地:東京都渋谷区猿楽町11-6 サンローゼ代官山1F(Google Map)
席数:限定10席(総座席数40席)
利用方法:有料、会員登録要
チケット販売:下記公式ウェブサイトにて
6月上映予定の映画作品
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』
『フェアウェル』
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
『愛のむきだし』
『メランコリック』
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
「シアターギルド代官山」公式ウェブサイト
https://theaterguild.co/
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000046397.html