東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のエンブレムに採用された「組市松紋」をデザインしたことで知られる、美術家・野老朝雄氏の初の作品集『野老紋様集 2001-2021→』が今年5月に美術出版社から刊行されたことを記念して、同氏の「紋様制作」を紹介するフェア「野老紋様集 2001-2021→[CONNECT]」が、代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区猿楽町)にて7月31日(土)から開催されます。
野老朝雄(ところ あさお)プロフィール
幼少時より建築を学ぶ。ロンドンのAAスクールに留学し、建築家・美術家の江頭 慎(えがしら しん / に師事。2001年9月11日より「つなげること」をテーマに紋様の制作を開始。美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続けている。単純な幾何学原理に基づいた、定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計、制作も行なっている。
主な作品に、東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムに採用された「組市松紋」のデザイン、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなど。
最新刊は『野老紋様集 2001–2021→』(美術出版社、2021)
美術・建築・デザイン・工芸など、境界を跨ぐ野老氏の活動の軸にあるのは、「紋様制作」です。単純な幾何学原理に基づいて、定規やコンパスで再現可能な紋と紋様は、平面という次元にとどまらず、縦横無尽に「繋がって」ゆき、無限の拡がりを有します。
今回のフェアでは、”野老紋様”280点余を収録した作品集『野老紋様集 2001-2021→』を主軸に、野老氏が手がけたアート作品やプロダクトなどもあわせて紹介されます。
関連イベントとして、モチーフにした「T」の文字が連続して展開するファサードが特徴的な、〈代官山 蔦屋書店〉の設計を手掛けた、クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)のマーク・ダイサム氏とのトークイベントも8月20日(金)に開催されます。参加方法など詳細は、代官山 蔦屋書店の公式WebサイトとSNSにて後日発表されます。 (en)
会期:2021年7月31日(土)~8月31日(火)
営業時間:店舗〈代官山 蔦屋書店〉の営業時間に準じる
会場:代官山 蔦屋書店 2号館1F 建築デザインフロア
主催:代官山 蔦屋書店
問合せ先:03-3770-2525(建築・デザインフロア)
詳細:
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/architectural-design/21276-1444430717.html