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野老朝雄×noizによる企画展「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】 幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」

愛知県常滑市のINAXライブミュージアム(運営:LIXIL)にて、野老朝雄氏とnoizが共同で監修者を務める企画展が開催されています。

野老(ところ)氏は、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレム〈組市松紋〉をデザインしたことで知られる美術家、noizは、豊田啓介氏と蔡佳萱氏のパートナーシップにより、2007年より活動を始めた建築・デザインの活動体です。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

2020年オンライン展「CONNECT/DISCONNECT【ASAO TOKOLO×NOIZ】」映像より
パターンデザイン:野老朝雄 / 監修:noiz / ヴィジュアルプログラミング:白木 良 / 音楽:原 摩利彦 / UI:池田航成

両者による企画展は、2020年8月から9月にかけてオンラインで開催された「CONNECT/DISCONNECT | Asao TOKOLO × noiz」に続く第2弾。紋様の創作を通して多種多様な関係性を築こうとする野老氏のテーマ「つなげる」から名づけられた昨年のタイトル「CONNECT/DISCONNECT」のコンセプトを踏襲しつつ、前後でワードを入れ替えた「DISCONNECT/CONNECT」となっている。これは、コロナ禍で一旦は途切れたものを再び「つなげる」ことを意図しています。

2021月4月24日に開幕した「DISCONNECT/CONNECT」では、同ミュージアム敷地内にある
土の魅力を伝える「土・どろんこ館」を舞台に、、野老氏がデザインし現地のLIXILものづくり工房で制作されたタイル作品と、noizが得意とするコンピュテーショナル・デザインを駆使した、音楽と光を織り交ぜたコラボレーションが展開されます。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

さまざまな組み合わせで展開される野老紋様「INTERTWINED」 撮影:梶原敏英

会場は2つのゾーンに分かれ、最初のゾーン1では、瑠璃色の菱形タイルで構成される作品《RHOMBUS WORKS【JAGGED】》と、その周りに、野老氏がデザインした白と濃紺の紋様《INTERTWINED》を焼き付けたタイルのパネル10基が配置されています。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

12角形に配置したバージョンでの〈RHOMBUS WORKS【JAGGED】〉 撮影:梶原敏英

《RHOMBUS WORKS【JAGGED】》は、野老氏がデザインした藍色系のタイルで構成され、ゆっくりと回転する展示台の上で12角形をつくっています。タイルは5種類、そのいずれにも表面には鋳込み成形による谷と屋根の凹凸がついています。スポット照明の角度によっては、使用された釉薬は1種類にもかかわらず、凹=谷の部分は濃い青に、凸=屋根の部分は白く見えるなど、その表情を美しく変化させます。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

瑠璃色のタイルで構成された〈RHOMBUS WORKS【JAGGED】〉 撮影:梶原敏英

10基のタイルパネルは、50ミリ・100ミリ・200ミリ角のタイルに、野老紋様《INTERTWINED》をそれぞれ焼き付けたもので、紋様が途切れることなく連続するさま、組み合わせによって途切れるさまなど、本展のテーマである「タイリング」[*1]を表現しています。
*1.タイリングとは:平面充填。平面を図形で隙間なく埋め尽くすこと

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】会場風景 ゾーン1 撮影:河合秀尚

続くゾーン2は、音と光の立体作品《STEPS》の展示です。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

リアルとデジタル(プロジェクションマッピング)の領域が対話する2つのタイル・ピラミッドタワー 「STEPS」本展会場イメージより
パターンデザイン:野老朝雄、造形デザイン:野老朝雄、noiz (画像提供:noiz)

ピラミッド状の構造物が2つ、対をなして設置され、どちらも200ミリ角タイルを面に張った1辺400ミリのキューブで構成されています。ピラミッドの1つは紋様タイル、もう1つは柄のない白色のタイルを用いています。白タイルの面には、プロジェクションマッピングによって、前述の《INTERTWINED》を含めた野老紋様が浮かび上がり、6分半にわたって映像作品が上映されます。

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】会場風景 ゾーン2 撮影:河合秀尚

原 摩利彦氏によるオリジナル楽曲とあわせて、紋様がまるで生きているかのように動く、白木良氏のプログラミングによる映像とタイルが組み合わさったこちらの作品は、ありえないことですが、既製品の白いタイルが発光しているようにも見えます。白いタイルをスクリーンとして使うことで、新しい表現方法を獲得しています。(en)


#DISCONNECT/CONNECT MOVIE 2021 (short ver.)
会場内の作品「STEPS」に投影されるプロジェクションマッピング映像より
パターンデザイン:野老朝雄、監修:noiz、ヴィジュアルプログラミング:白木良、音楽:原 摩利彦


#LIXIL YouTube公式チャンネル「INAXライブミュージアム展覧会「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】オープニングトーク:幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」(2021/05/06)

「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】
幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」

会期:2021月4月24日(土)~2021年10月12日(火)
会場:INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室(愛知県常滑市奥栄町1-130)
休館日:水曜(祝日の場合は開館)
観覧料:ミュージアム共通入館料にて観覧可(一般:700円、高・大学生:500円、小・中学生:250円)
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策を実施
今後の拡大状況次第ではスケジュールが変更される場合あり

監修:野老朝雄、noiz
紋様制作:野老朝雄
展示デザイン:noiz(豊田啓介、田頭宏造、近藤有希子)
ヴィジュアルプログラミング:白木 良
音楽:原 摩利彦
グラフィック:小木央理
タイル制作:LIXILものづくり工房
協力:ニチレイマグネット
主催:INAXライブミュージアム

詳細
https://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/exhibition/disconnectconnect-asaotokolo-noiz/

INAXライブミュージアム 公式ウェブサイト
https://livingculture.lixil.com/ilm/

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