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「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」

スペイン大使館での会場デザインをYSLA Architects(ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ+山村 健)が担当

2022年3月5日初掲、3月11日会場写真追加(撮影:小野寺宗貴)

東京・六本木の駐日スペイン大使館にて、「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展が3月10日から開催されます。
東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センターと駐日スペイン大使館が共同で主催。会場の空間デザインをYSLA Architects(ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ+山村 健)、グラフィックデザインを松本健一(motomo)、展覧会場の施工をGARDEがそれぞれ担当します。

本展では、これまでさまざまな角度から語られてきたアントニ・ガウディ(1852-1926)が遺したレガシーや建築作品に、SDGs(:Sustainable Development Goals =持続可能な開発目標)の視点からスポットをあてるという、新しい試みによるガウディ展です。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

「グエル別邸の換気塔」 西武文理大学(学校法人 文理佐藤学園)

本展覧会を企画した東京工芸大学の山村 健准教授(工学部工学科建築学系建築コース)は、かねてからガウディを研究。2021年には、同学厚木キャンパスにある色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」にて開催された企画展「ガウディの色と形」にて、アート・ディレクションを務めました。


# 色の国際科学芸術研究センター(カラボ)YouTubeチャンネル「カラボ・ギャラリー「ガウディの色と形」展 Antoni Goudi color and form 展示風景」(2022/01/20)

本展は3部構成で、水、風、大地の3つのテーマに沿って、ガウディの建築模型や図面などが展示されます。
「風のデザイン」では、東京ミッドタウン ガレリアにて昨秋開催された特別展示「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」(主催・企画:YKK AP)にて披露された、ガウディ建築〈カサ・バトリョ〉の窓を3Dスキャンし、40%に縮小して出力した再現モックアップが再び展示されます。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展 出展作品

カサ・バトリョの窓(40%縮小再現)©YKK AP Inc.
YKK AP企画・主催「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」(2021年10月15日~11月3日、東京ミッドタウン)のために制作
制作協力:YKK AP、カサ・バトリョ、東京工芸大学山村健研究室、早稲田大学石田航星研究室、前田建設工業ICI総合センター、PRODUCT DESIGN CENTER

第1章「水のデザイン」
ローマ人が水道橋によって水のインフラを整備したように、ガウディはグエル公園において水のデザインから始めている。60戸の住宅(そのうち2つだけが完成)の住民が集う砂の広場は、雨水の濾過装置として機能し、地下の貯水槽に清潔な水を溜められる仕組みをつくった。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

「グエル公園の階段のトカゲ」 西武文理大学(学校法人 文理佐藤学園)

第2章「風のデザイン」
近代化するバルセロナの新市街に建てられた〈カサ・バトリョ〉に着目。建物全体の自然換気と、住民がめいめい自由に換気を調整できるよう可動式パネルで窓が設計されている。
換気の最後煙突にガウディは様々な色と形と与えている。多彩色もあれば、モノトーンもあり、 幾何学もあれば具象的な造形もある。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

「カサ・ミラの屋上の煙突」 西武文理大学(学校法人 文理佐藤学園)

第3章「大地のデザイン」
逆さ吊り模型(フニクラ)を用いた実験など、建築家・ガウディが自然に倣った視点を、かたちや構造、色彩などから考察する。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

ガウディはまず形を決めて、次に色を決めた。そのプロセスをみせる展示
「サグラダ・ファミリア聖堂の鐘楼模型」東京工芸大学山村健研究室(写真:小野寺宗貴)

空間デザイン:YSLA Architects(ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ+山村 健)
グラフィックデザイン:松本健一(motomo)
会場施工:GARDE

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

会場風景(撮影:小野寺宗貴)

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

会場風景(撮影:小野寺宗貴)

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

トレンカディス(陶片タイル)を使ったワークショップのイメージ(撮影:小野寺宗貴)

会期中は、会場の駐日大使館にて、山村准教授による講演会「SDGsとガウディの形と色」や、ワークショップ、ダンス・インスタレーションなどの関連プログラムも開催されます(各回定員あり、要予約)。

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展 イベント

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展 開催概要

会期:2022年3月10日(木)〜31日(木)
開場時間:10:00-17:00(金曜日は16:00まで)
休館日:土・日曜
会場:駐日スペイン大使館
所在地:東京都港区六本木1-3-29(Google Map
料金:無料(予約不要)

イベントプログラム
ワークショップ「トレンカディス・コースター」
ガウディが用いた陶片タイル(トレンカディス)を参考に、色彩タイルや石を割ってコースターを製作する。
定員:15名
開催日時:3月17日(木)13:00-15:00

講演会「SDGsとガウディの形と色」
講師:山村 准 ほか(コセンティーノ・ジャパン+カサ・バトリョ)
会場:大使館B1F講演室+オンライン
講演室定員:50名 / オンラインは視聴制限なし
開催日時:3月17日(木)18:00-19:00
申込受付https://bit.ly/Gaudijp

ダンス・インスタレーション「サスティナブル・パッション」
出演:中弥智博、植田穂乃香(東京シティ・バレエ団)
PRコーディネーター:尾崎亜美
定員:40名
開催日時:3月31日(木)14:00-15:00

「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展

主催(共催):東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター、駐日スペイン大使館
企画:山村 健(東京工芸大学准教授)
特別協力:新東通信、共同ピーアール
出展協力:西武文理大学(学校法人文理佐藤学園)、早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ、YKK AP、(一社)ガウディ学研究所、東京工芸大学山村健研究室・久原泰雄研究室
協賛:コセンティーノ・ジャパン
後援:カサ・バトリョ、日本・カタルーニャ友好親善協会、日本建築学会関東支部
問合せ先:03-3505-8731(駐日スペイン大使館代表)

スペイン大使館SNS
Facebook @embespanajapon
https://www.facebook.com/embespanajapon/

Twitter @EmbEspJapon
https://twitter.com/EmbEspJapon

詳細
https://collab.t-kougei.ac.jp/gaudi_spain_2022/

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