「カンブリア宮殿」に建築家・谷尻 誠が出演!
建築業界だけでなく、幅広く注目を集める建築家の谷尻 誠(たにじり・まこと)氏。
テレビ東京系の情報・ドキュメンタリー番組「カンブリア宮殿」(2022年4月7日放送)にゲストとして登場した。
同番組は日本経済新聞社を主なスポンサーとする番組で、小説家の村上 龍氏がインタビュアーをつとめることでも知られる長寿番組。
日本経済を支える経営者や著名人を毎回ゲストに迎え、ゲストの活動を紹介している。
谷尻氏が登場する回の内容は「劣等感を武器に変える! 次世代建築家の驚き仕事術」というもの。
[番組ホームページより引用]
「劣等感を武器に変える! 次世代建築家の驚き仕事術」
サポーズデザインオフィス 代表 谷尻 誠(たにじり まこと)
いま建築業界で注目を集める若手の建築家がいる。それが、サポーズデザインオフィスの代表を務める谷尻誠だ。実は谷尻、大学で建築の勉強をした訳でも、有名設計事務所での勤務経験もない。10年程前までは、業界の中でも、ほとんど知られていない存在だったという。しかし、谷尻が生み出すデザインは「斬新だ!」という評価が高まり、いまや、カルチャーコンビニエンスクラブのCEO増田氏やジンズ社長の田中氏など、数多くの経営者から依頼が殺到しているという。業界で注目を集める次世代の建築家・谷尻誠とは、一体、何者なのか? 若き建築業界の風雲児を徹底解剖する!
“若き建築業界の風雲児”として「カンブリア宮殿」で取り上げられる、谷尻氏。
谷尻氏のプロフィールは以前の記事でまとめたが、SNSでは多岐にわたる活動や考えを頻繁に発信している。
谷尻 誠のInstagram(インスタグラム)
谷尻 誠のTwitter(ツイッター)
谷尻 誠のnote(ノート)
谷尻 誠のFacebook(フェイスブック)
谷尻氏のベースとなる活動は、建築やインテリアの設計・デザイン。
SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズデザインオフィス)という建築設計事務所を吉田愛氏と主宰し、国内外でさまざまなプロジェクトを手掛ける。
設計する対象は、住宅から商業空間、会場構成、複合施設、公共施設、ランドスケープ、家具などのプロダクト、インスタレーションなど多岐にわたる。
谷尻氏が手掛ける主な事業
谷尻氏は建築の枠にとどまらず、起業家としてもさまざまな事業を展開している。
ここでは、谷尻氏が手掛ける主な事業やビジネスについて、まとめて紹介する。
「TECTURE(テクチャー)」
空間デザイン事例の検索、建材・家具の商品検索、メーカーへの問い合わせまでをワンストップに行うことができるウェブサービス。
「TECTURE MAG」のPROJECTページにも実装し連動している機能で、事例写真に表示されている黄色いピンをタップするだけで、写真の中の商品情報に簡単にアクセスできる。
「DAICHI」
「自然環境を活かしたネイチャーデベロップメント事業」を行う会社。
自然豊かな環境に、宿泊、商業、スパ、サウナなどの企画開発及び運営、PR、観光地・地域ブランディングを手がける。
「DAICHI」設立時、メンバーにインタビューした記事はこちら。
「社外取締役」
「小さなトライアルから実際に建つ建築まで、実行、運営をする事業実現サロン」。
オンラインでの情報発信やコミュニティのほか、オフラインでの実際の場をつくり運営する、実践型のサロン。メンバーによるプロデュース事業なども行う。
「toha」
「TECTURE MAG」のオリジナル記事でも動画や写真の撮影を担当している映像制作会社、toha。
「常に目の前の空間に問いを投げかけ、映像、写真を通して、記録ではなく風景をつくることを試みます」。
https://www.youtube.com/c/tohafilm/featured
https://www.instagram.com/toha_film/
「絶景不動産」
“まだ見ぬ風景をデザインする”として、「設計という視点から敷地を観察し、風景のリノベーションを行い、敷地のポテンシャルを引き出す不動産会社」。
土地の売買、貸しスタジオや宿泊なども手掛ける。
https://www.facebook.com/zekkeisite/
「CAMP.TECTS」
プロキャンパーと谷尻氏がつくったキャンプ用品のブランド。
「その風景へと足を踏み出したくなるプロダクトや環境をキャンプと建築視点から提案していくことで、キャンプに出かけるという暮らしの一部を提案していきます。」
https://www.instagram.com/camp.tects/
「21世紀工務店」
「21世紀工務店は、現代における施工会社の在り方を示唆するべく、現代のテクノロジーと受け継がれる手作りという職人技を組み合わせ、現代に相応しい施工会社を目指します。」
谷尻氏の自邸〈HOUSE T〉も、21世紀工務店により建設された。
以下は、SUPPOSE DESIGN OFFICE が運営する事業。
「社食堂」
SUPPOSE DESIGN OFFICE の運営する「社員+社会の食堂」をコンセプトとした、みんなの”まちの食堂”。
SUPPOSE DESIGN OFFICEの事務所を併設する。
https://www.instagram.com/shashokudo/
https://www.facebook.com/shashokudo
「BIRD BATH &KIOSK」
https://www.instagram.com/birdbathkiosk/
「社食堂」の新たな取り組みとして展開した「BIRD BATH &KIOSK(バードバスアンドキオスク)」。「働くことを考えることは、休むことを考えること」をコンセプトとしたコーヒースタンド。
セレクトされたスナックやサンドウィッチ、スイーツのほか、ステーショナリーやコスメも取り扱っている。
あらためて、空間デザイン情報検索サービス「TECTURE」とは?
建物やインテリアの事例から、家具や建材の商品情報を得て、メーカーへのコンタクトまでをワンストップで検索することができるプラットフォーム。
谷尻氏は、空間デザインに携わる建築設計事務所やデザイン事務所の業務で、建材や家具などの情報を調べることに膨大な時間が費やされていることに着目。
検索・リサーチの手間や時間を大幅に圧縮し、業務の圧倒的な効率化を図るサービスとして「TECTURE」を立ち上げた。
tecture代表・山根脩平による開発秘話
https://prtimes.jp/story/detail/GbyGWaiQ6ex
2020年6月のローンチ以降、使い勝手を向上させるアップデートや機能拡充のバージョンアップを継続する。
https://mag.tecture.jp/feature/20210630-32638/
雑誌『Casa BRUTUS』と連動したアプリ「TECTURE AR」では、谷尻氏の自邸を紹介した誌面の写真や図面にiPhoneをかざすとプロダクト情報が得られ、大きな話題となった。
これからの谷尻氏の活動にも注目!
空間デザインの枠を広げ、幅広い事業を手掛ける谷尻氏。
「理想は職業『谷尻 誠』になること」と語り、逆境にあるように見えてもパワフルな歩みを続ける。
“若き建築業界の風雲児”が発想する空間やビジネスに、これからも目が離せない。
(タイトル写真撮影:toha)