PRODUCT

ルイ・ヴィトンの新たな旅するかたち

ライティングデスクを収納した〈セクレテール・ビュロー 2.0〉発売

PRODUCT2022.08.29

ルイ・ヴィトンから、メゾンの伝統と歴史、顧客との信頼関係を物語るプロダクトとなる〈セクレテール・ビュロー 2.0〉が発売されました。

〈セクレテール・ビュロー 2.0〉は、20世紀に活躍した音楽家のレオポルド・ストコフスキー(Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz Stokowski|1882-1977)のために、1929年に製作された「ストコフスキーのデスク・トランク(Stokowski Desk Trunk)」がもとになっています。

この特別なトランクは、20世紀を代表する指揮者の1人であり、”音の魔術師”と称されたストコフスキーが、旅先でも作曲や著述活動ができるようにとルイ・ヴィトンに発注したものです。
大型のトランクを開けると、楽譜や書類を収めるための引き出しと、タイプライターをうつためのライティングデスクが現れるという、革新的な特長を有しています。

その後、このストコフスキーのためのデスク・トランクは、メゾンを代表するプロダクトの1つとなり、最初の発注者の名を冠して、ルイ・ヴィトンのアトリエで製造が続けられてきました。
なお、2021年3月から5月にかけて、東京・原宿で開催されたルイ・ヴィトンのエキシビション「LOUIS VUITTON &」にて、1964年製のモノグラム・キャンバスの「ストコフスキーのデスク・トランク(Stokowski Desk Trunk in Monogram canvas)」が、「ルイ・ヴィトン:受け継がれる真髄(こころ)」と題したプロローグの部屋で展示されていたので、目にした人もいることでしょう。

ルイ・ヴィトン エキシビション「LOUIS VUITTON &」

ルイ・ヴィトン エキシビション「LOUIS VUITTON &」(2021年3月19日〜5月16日 東京・原宿)展示風景 1964年製 モノグラム・キャンバスの「ストコフスキーのデスク・トランク」

ルイ・ヴィトン エキシビション「LOUIS VUITTON &」開催概要
https://mag.tecture.jp/event/20210410-26427/

このほど販売を開始した〈セクレテール・ビュロー 2.0〉は、この従来品に現代的なビジョンを取り入れてリデザインしたもので、ストロー・マルケトリと呼ばれる麦わら象嵌細工をはじめとした、職人の手技が光る、ルイ・ヴィトンならではの精緻な仕上げを誇ります。

ルイ・ヴィトン〈セクレテール・ビュロー 2.0〉

ルイ・ヴィトンのアトリエでの製造(ストロー・マルケトリ)の様子 ©︎LOUIS VUITTON

ストロー・マルケトリは、熟達した職人の数が少ない稀有な技法です。トランクの内装は、2021年度の「ELLE×LVMH 女性職人賞」を受賞したマノン・ブヴィエと共に手掛けました。
マノン・ブヴィエは、マルケトリの専門家であり、フランスのブルゴーニュで栽培されたライ麦のわらを作品に使用しています。この技法は、息を吞むほどに美しい視覚効果を生み出します。
このトランクでは、3色を使用することで、ルイ・ヴィトンのイニシャルを表現しながら、光の遊びをもたらしています。ルイ・ヴィトン プレスリリースより)

ルイ・ヴィトン〈セクレテール・ビュロー 2.0〉

引き出し部分にあしらわれたメゾンのLVイニシャルの「V」の字(一部) ©︎LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトン〈セクレテール・ビュロー 2.0〉

ルイ・ヴィトンのアトリエでの製造の様子 ©︎LOUIS VUITTON

機能的なデザインは踏襲され、〈セクレテール・ビュロー 2.0〉を開くと、サイズ違いの複数の引き出しや、折り畳み式のテーブルとスツールが現れます。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大後、移動先でのワーキングや、ノマドワーカーにも対応できる、ミニオフィスを瞬時に構築できます。
単なるライティングデスクに留まらず、旅先でも、自宅に居るかのような心地良さをもたらす、理想的な旅の伴侶となるプロダクトの登場です。

ルイ・ヴィトン〈セクレテール・ビュロー 2.0〉

ルイ・ヴィトン〈セクレテール・ビュロー 2.0〉©︎LOUIS VUITTON

〈セクレテール・ビュロー 2.0〉

サイズ:550×980×530mm(W×H×マチ)
素材:モノグラム・キャンバス
トリミング:レザー(皮革の種類:牛革)
ライニング:マイクロファイバー
ロック:開閉式
そのほか外装の仕様:金具(色:ゴールド)、レザーサイドハンドル×2、ハンドルダブル
内部の仕様:折り畳み式のテーブル、折り畳み式のスツール(共に収納スペースを含む)、引き出し×5、書類の保管用スペース×2
日本国内販売価格:17,435,000円

プロダクト詳細
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/products/secretaire-bureau-20-monogram-nvprod2660005v/M20414

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)エキシビション

COMPETITION & EVENT2021.04.10

「LOUIS VUITTON &」

ルイ・ヴィトンのエキシビション 東京・原宿にて5/16まで開催
COMPETITION & EVENT2021.08.14

ルイ・ヴィトン創業者生誕200周年記念「200 LOUIS」スタート

ウィンドウ・ディスプレイ企画やLV初のゲームアプリもリリース
COMPETITION & EVENT2022.07.02

「SEE LV」展 7/8より東京ミッドタウン芝生広場にて開催

歴史的プロダクトと没入型の映像インスタレーションを展開、メゾンの世界を探求する旅へ!
COMPETITION & EVENT2022.11.30

ルイ・ヴィトンと草間彌生が東京の街をジャック!

11/29より期間限定で都内各所に多彩なコンテンツが登場

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)TOPICS

CULTURE2020.12.25

アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」2021年2月オープン

青木淳デザインの〈ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋〉5階に
CULTURE2021.02.13

〈ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店〉3/20オープン

青木淳とピーター・マリノが手がけた外装デザインが早くも話題
FEATURE2021.03.30

【内覧会Report】〈ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店〉がオープン

青木淳氏がまた新たなファサードデザインの境地を切り開く
CULTURE2023.10.15

ルイ・ヴィトン×草間彌生『Creating Infinity: Yayoi Kusama × Louis Vuitton』

斬新な円形ケースで4色展開、NYの名門・Rizzoli(リッツォーリ)が編集・発行

CULTURE2020.10.08

ルイ・ヴィトン 2021年春夏 ウィメンズ・コレクション

SANAAが改修設計を手がけるパリの老舗百貨店〈ラ・サマリテーヌ〉で開催
CULTURE2021.06.16

ルイ・ヴィトン「2022ウィメンズ クルーズ・コレクション」

ダニ・カラヴァンの大都市軸〈アックス・マジャール〉を舞台に
CULTURE2021.07.11

ルイ・ヴィトン メンズ「2021秋冬メンズ・コレクション」スピンオフショー

建設現場のようなショーセット、出演はBTS / 防弾少年団
CULTURE2022.05.13

ルイ・ヴィトン×ルイス・カーン

〈ソーク研究所〉にてファッションショー開催、5/13 10:45(日本時間)よりライブ配信

PRODUCT2021.07.28

「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」

LVから"旅する"ワイヤレス スピーカーが登場!
PRODUCT2021.09.27

フランク・ゲーリーがルイ・ヴィトンのフレグランスボトルをデザイン!

彫刻的な観点からのゲーリーらしいアプローチ
PRODUCT2022.01.08

ルイ・ヴィトンのコネクテッド ウォッチに第3世代登場

アートとテクノロジーをシームレスに融合した〈タンブール ホライゾン ライト・アップ〉
  • TOP
  • PRODUCT
  • OTHERS
  • ルイ・ヴィトンの新たな旅するかたち ライティングデスクを収納した〈セクレテール・ビュロー 2.0〉発売
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ