株式会社LiberawareとJR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本スタートアッププログラム2019の一環として、Liberawareが開発した狭小空間特化型ドローン〈IBIS(アイビス)を活用し、設備点検における新たな手法についての実証実験を実施したと発表しました(2020年5月15日プレスリリース)。
JR東日本スタートアッププログラムとは、ベンチャー企業やさまざまなアイディアを有する個人などから、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムです。
2017年度に開催して以来、計63件の提案を採択し、一部の取り組みは実用化されています。
JR東日本スタートアッププログラム http://jrestartup.co.jp/program/
今回の実証実験では、新宿駅舎の天井裏をドローンで飛行させ、どのスペースまで飛行できるのか、撮影した映像は点検の実務レベルであるかどうかなどの検証を行いました。
あわせて、IBIS が撮影した動画をもとに3Dモデルを生成し、距離計測や図面化の作業効率化を図ることが今後できるかどうかも確認しています。
Liberawareの設備点検用小型ドローン〈IBIS(アイビス)〉は現在、電力会社や製鉄所、石油化学コンビナートにおける各種点検のほか、下水施設、図書館のAI蔵書点検など幅広く活用されています。
このほか、同社の公式YouTubeチャンネルには、LiDAR SLAM技術による、オフィスの地図化を実証したムービーもアップされています。(en)
Liberaware公式ウェブサイト 設備点検用小型ドローン〈IBIS(アイビス)〉(操縦型ドローン)
http://liberaware.co.jp/service.html