明治29年創業の総合不動産会社・東京建物と、落合陽一、村上泰一郎の両氏が代表取締役を務めるピクシーダストテクノロジーズ(PXDT)は、オフィスワーカーの知的生産性を可視化・向上させるための、共同研究開発プロジェクトの推進について、このほど合意したと発表しました(2020年6月10日プレスリリース|上の写真:東京建物 取締役専務執行役員 福居賢悟[左]、ピクシーダストテクノロジー 代表取締役CEO 落合陽一[右])。
PXDTは、インタフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装をしていく大学発ベンチャー企業です。「人類と計算機の共生ソフトウェア基盤を構築する」を経営理念として、生活に溶け込むコンピュータ技術の開発を目指し、一方ではアカデミアとの連携を広げながら、他方では自治体や企業と「現場」で生じる問題に耳を傾け、オープンイノベーションを促進する活動を行なっています。
今回の共同研究開発プロジェクトは、IT技術の活用により、事業・生活を変革するデジタルトランスフォーメーションがさまざまな分野で進んでいる一方で、「フリーアドレスを導入する」「仕事の合間にフィットネスを利用する」「オフィスを緑化する」などが、オフィスワーカーの知的生産性向上に寄与するとされているものの、実際にそれらによって、どれほど知的生産性が向上したかをデジタル化する取り組みは進んでいないという考えが背景にあります。
両社は今後、東京建物のオフィスビルにおいて、PXDTが有する空間開発技術「KOTOWARI™*」を活用し、知的生産性を向上させうる施策のデータ分析・可視化を行います。その結果から、オフィスワーカーの知的生産性を向上させる施策を特定し、東京建物が提供するオフィスにおいて、当該施策を積極的に導入していくとのことです。(en)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000052843.html