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再生建築研究所と東急が業務提携、東急沿線の中古物件の再生事業を推進

BUSINESS2021.09.01

建築家の神本豊秋氏が代表取締役を務める再生建築研究所と、東急が今春より業務提携。東京都内の東急線沿線エリアにおいて、老朽化によるさまざまな課題を抱える物件に対し、建物の再生事業に取り組んでいます。

2021年4月に結ばれた今回の業務提携では、東急電鉄各支線沿線にある老朽化物件が抱えている、空き家化、緊急輸送道路沿いの耐震化、違法建築物件などの諸問題を、再生建築研究所の建築手法で再生し、ポテンシャルある既存の建物や歴史的な建築物の寿命を延ばし、ひいては個性豊かで魅力的な文化が醸成されるサステナブルな街づくりへと発展させていくことを目的としています。
なお、東急では、2021年度を始期とする中期3カ年経営計画の1つに、街のサステナビリティ向上を掲げており、その一環となる事業展開です。

再生建築研究所がこれまでのプロジェクトでも取り組んできた「再生建築」は、老朽化物件の建て替えコストや工期などの課題に対し、既存躯体を利用するなどして解決を図ってきました。建物の解体工事や新規の躯体工事を行う必要がないため、新築と比較してコストを大幅に抑えることができ、工期も短縮されます。さらに、設備・内外装を新築同等に更新することも可能であり、条件次第では、建物内に入居者がいる状態でも改修工事を進めることができことも可能。

東急×再生建築研究所 協業実績

違反物件の適法化、検査済証未取得物件の再生活用事例「ミナガワビレッジ」2018年

東急×再生建築研究所 協業実績

カンパリビル外観(プロジェクト名:神南一丁目ビル再生計画)2020年完成
画面左上から反時計回りに:既存建物外観、外装撤去後外観、再生完成後の外観(3点)

再生建築研究所と東急はこれまで、原宿の〈ミナガワビレッジ〉や、「神南一丁目ビル再生計画(再生後の建物名称:カンパリビル)」など、これまでに6件の協業実績があります(本稿下部に関連リンクを設定)(en)

東急×再生建築研究所 協業実績

旧耐震の倉庫・事務所ビルの耐震補強を見直し、インキュベーションオフィスに再生した事例「100BANCH」

「100BANCH」プロジェクト
新旧用途:事務所・飲食店(改修前:事務所・倉庫)
所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目27-1(Google Map
構造規模:鉄骨造地上3階
築年:1976年
施設開業:2017年
敷地面積:446.16m²
延床面積:1058.7m²
施設公式Webサイト
https://100banch.com/
再生建築研究所プロジェクトページ
http://www.saiseikenchiku.co.jp/works/203/

業務提携に関する東急プレスリリース(2021年8月26日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000612.000010686.html

再生建築研究所 プロジェクト事例

PROJECT2020.06.17

ミナガワビレッジ / 再生建築研究所

築60年の木造4棟の記憶と庭の緑を未来へと引き継ぐ再生ビレッジ
PROJECT2020.07.10

神南一丁目ビル再生計画 / 再生建築研究所

偶発的な要素を意匠として残した再生建築
PROJECT2020.09.05

豊後大野の住宅 / 再生建築研究所

豊かな自然の中にたたずむアノニマスな住宅

CULTURE2020.11.21
フジワラボ+再生建築研究所 設計JVが原宿〈東郷記念館〉を全面改修、2022年春開業予定
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