初掲 2020年7月2日
内外観写真3点とイメージパーズを追加掲載 7月12日
関連情報を追記 7月28日
公益財団法人角川文化振興財団は、埼玉県所沢市東所沢の新施設〈ところざわサクラタウン〉に建設した〈角川武蔵野ミュージアム〉のプレオープンを、2020年8月1日に決定したと発表しました(2020年7月2日プレスリリース)。こけら落としとして、「隈研吾展」が開催されます。
【7月12日追記】角川武蔵野ミュージアムの外構の工事と館内の本棚が完成。建物2階の屋外広場に水が張られ、外構の工事が完成しました。
【7月28日追記】
角川武蔵野ミュージアムの公式ウェブサイトにて、美術館および工事関係者らにインタビューした、建設の舞台裏がわかるドキュメント集「Musashino50」が7月15日(水)より公開されています。
開館ドキュメント集「Musashino50」
詳細:https://kadcul.com/musashino50/
EPISODE(随時追加予定)
000 松岡正剛 角川武蔵野ミュージアム館長
001 荒俣 宏 ボードメンバー 荒俣宏のワンダー秘宝館館長
002 佐藤 亨 企画チーム「隈研吾展」「武蔵野樹林パーク」担当
003 渡邉秋男 有賀さゆり 富士山ドローンベース ドローングラファー
004 隈 研吾 ボードメンバー 建築家
005 中澤友作 カフェ・レストラン担当
006 佐々木直也 鹿島建設 ところさわサクラタウン新築工事事務所所長
007 松岡正剛 角川武蔵野ミュージアム館長
008 渡辺 傑 隈研吾建築都市設計事務所 設計室長
009 星野時彦 鹿島建設チーフアーキテクト
Musashino50 EPISODE09 星野時彦 from 角川武蔵野ミュージアム on Vimeo.
「ところざわサクラタウン」は、株式会社KADOKAWAと埼玉県所沢市が、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点となる施設です(同タウンのグランドオープンは2020年11月6日を予定)。その中核となる〈角川武蔵野ミュージアム〉は、図書館と美術館と博物館が融合する複合文化施設(館長 松岡正剛)であり、隈研吾氏がデザイン監修を担当しています。
【7月12日追記】内装工事もこのほど完了。隈研吾氏による「本棚劇場」は、高さ約8メートル、およそ5万冊を所蔵できます。圧倒的スケールの内観写真は、書籍配架前の貴重なものです。
同館は当初、6月6日に開館する予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止のため、スケジュールが延期となっていました。
竣工記念展として、「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が、8月1日(土)より開催されます(新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底するため、完全事前予約制)。
同展の会場である1階の「グランドギャラリー」のほか、マンガ・ラノベ図書館、2階のカフェもあわせてオープンする予定です。(en)
〈角川武蔵野ミュージアム〉館長 松岡正剛氏からのメッセージ:
いよいよ角川武蔵野ミュージアムがプレオープンします。日本列島を巻きこんだ新型コロナウイルス・パンデミックの余波で少々の計画変更をしましたが、ようやくみなさんの前に姿をあらわすことになりました。
先頭を切るのはミュージアムの駆体と意匠をデザインした隈研吾さんのユニークな展覧会です。私は「有角建築」と名付けてみました。ミュージアムの外では、同じく隈さんが設計した武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)も、夏越の大祓を了えてみなさんを迎えます。
このミュージアムは従来のようなパビリオンではありません。武蔵野の大地の一隅に出来(しゅったい)した万物万象をいかし、図書館と博物館と美術館が有機的に融合しているのです。さまざまな情報コミュニケーション機能も組み合わさっています。私たちの「想像力」が拡張されていくミュージアムなのです。まずは、隈研吾展の「構え」と「ディテール」と「物語の意図」を堪能してください。
〈角川武蔵野ミュージアム〉公式ウェブサイト
https://kadcul.com/
〈ところざわサクラタウン〉公式ウェブサイト
https://tokorozawa-sakuratown.jp/