CULTURE

ゆりかもめ竹芝駅直結、官民合築による〈東京ポートシティ竹芝〉9月14日開業

CULTURE2020.09.12

2020年9月12日初掲
9月14日、25日最新竣工画像に一部差し替え

東京港区海岸に〈東京ポートシティ竹芝〉が2020年9月14日(月)に開業します。

〈東京ポートシティ竹芝〉は、東急不動産と鹿島建設が、国家戦略特別区域計画の特定事業として共同開発した事業。東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の1つで、複数の都有地を一体的に活用して、公共施設(新産業貿易センター)と民間複合施設の合築ビルを整備。新たな国際ビジネス拠点の創出を目的に、複合再開発が進められ、最先端のテクノロジーを活用した都市型スマートシティを実現し、東京都が推進する「『未来の東京』戦略ビジョン」の先導的事業「Smart City Takeshiba」として選定されています(東急不動産 / 竹芝プロジェクト 2020年7月17日プレスリリースより)。

以下、東急不動産ほか各社プレスリリースの情報を元に、施設の概要をお伝えします。(en)

〈東京ポートシティ竹芝〉概要
事業主体:アルベログランデ(本計画を推進するため、東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社)
所在地:東京都港区海岸1-7-1(Google map
敷地面積:約15,591m²
延床面積:約201,410m²
開業:2020年9月14日(月)

〈東京ポートシティ竹芝〉は、AとBの2つの新街区から成り、高さ約208メートルのオフィスタワー(A街区)と、レジデンスタワー(B街区)が今年5月から6月にかけて竣工しています。官民合築により、オフィス、店舗、展示室・ホール、スタジオ、共同住宅、保育所など、多種多様な施設を備えています。

A街区〈東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー〉
用途:事務所、展示場、集会場、店舗、駐車場、自転車駐車場
竣工:2020年5月29日(金)
開業:2020年9月14日(月)
構造規模:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 / 地上40階、地下2階
高さ:約208メートル
敷地面積:約12,156m²
延床面積:約182,052m²
設計:鹿島・久米設計工事監理業務共同企業体
施工:鹿島建設

オフィスタワーには、ソフトバンクグループをはじめ、WeWork Japanなどの企業が入居することが発表されています。
8階のクリエイションフロアにはシェアオフィスやスタジオ、1階にはホールを設置し、起業やビジネスの発展を支援します。また、官民合築でもあるタワーの低層階(2~5階)に、東京都立産業貿易センター浜松町館が入居します

レジデンスタワー ステップフロア

オフィスタワー6Fエントランス・ロビー

オフィスタワー6F オフィスロビー 水盤

オフィスタワー6F スカイロビー

オフィスタワー 8階 リフレッシュコーナー

オフィスタワー 8階

オフィスタワー 2階 祈祷室

オフィスタワー 35階 事務室からの眺め

オフィスタワー8F PORT STUDIO エントランス

オフィスタワー8階のクリエイションフロア内には、東急不動産が提案する会員制シェアオフィスの13店舗目となる〈Business-Airport Takeshiba(ビジネスエアポート竹芝)〉が開業。1名から複数名で利用できる家具備付きのサービスオフィス(専有居室)や、電源・無線LANを完備したシェアワークプレイス(共用ラウンジ)、1時間から利用可能な会議室などを用意しています。また、BCP(Business Continuity Planning)対策の一環として、サテライトオフィスとしても利用できます。

オフィスタワー8階〈Business-Airport Takeshiba(ビジネスエアポート竹芝)〉イメージ

オフィスタワー8階〈Business-Airport Takeshiba(ビジネスエアポート竹芝)〉イメージ

オフィスタワー1~3階の商業エリア「竹芝グルメリウム」には、飲食店などが21店舗が出店。人とヒューマノイドロボットが共働する次世代型コンビニ〈ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店〉や、スキーマ建築計画が内装デザインを手がけた〈ブルーボトルコーヒー 竹芝カフェ〉など、21店舗のテナントが出店します。

オフィスタワー「竹芝グルメリウム」3階

Telexistenceと東急不動産が共同で、陳列業務を担うロボットを導入した次世代型コンビニ〈ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店〉では、導入後の一定期間は人間による遠隔操作で品出しを行い、最終的には自律的にロボットを制御することに移行。その後、店内全ての商品の品出しも目指しています。また、品出し業務のほか、ロボットによるフライドフーズの作成・陳列も検討しているとのことです。

ローソン 2020年6月30日プレスリリース「ロボットが商品を陳列する店舗がオープン」より

ロボットコンビニイメージ

ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店
所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 1階
店舗面積:167.65m²
取扱商品・サービス:おにぎり、弁当などの食品、マチカフェ、主要サービス全般(ATM、Loppi、ゆうパック、収納代行、コンビニ受取サービス等)
ロボットが行う業務:おにぎりや弁当、パスタなど食事系商品、チルド飲料、日配食品などの要冷商品およびソフトドリンク、お酒などの飲料・酒類の品出し。

〈ブルーボトルコーヒー 竹芝カフェ〉イメージ

ブルーボトルコーヒー 竹芝カフェ
所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 3階
営業時間:平日8:00-21:00、土日祝9:00-19:00(※9月19日、20日の営業時間は9:00-21:00)
店舗面積:92.06m²
店内席数:22(席数を減らして営業する場合あり)
店舗デザイン:スキーマ建築計画(主宰 / 長坂 常)

【TECTURE MAG】2020/09/12掲載
長坂常 / スキーマ建築計画が内装デザインした〈ブルーボトルコーヒー 竹芝カフェ〉9月14日オープン
https://mag.tecture.jp/culture/20200912-13437/

メキシカン キュイジーヌ〈CIELITO LINDO BAR AND GRILL〉

「アーバン ボタニカル ガーデン」をテーマにした開放感ある空間デザイン

〈東京ポートシティ竹芝〉のコンセプトでもあるスマートビルディングにあわせ、デバイスから注文できるセルフオーダーシステムや店外モバイルオーダーを導入(2021年9月を目標に完全キャッシュレス化を予定)

メキシカン キュイジーヌ〈CIELITO LINDO BAR AND GRILL〉
所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 3階
営業時間:ランチ11:30-15:00 / カフェタイム15:00-17:00 / ディナー17:00-24:00
店舗面積:92.06m²
店内席数:90
店舗デザイン:佐野岳士(SWeeT co.,ltd)

都市型スマートビルの新しいモデルとなる〈東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー〉は、従来のビル設備に加えて、最先端のセンシングデバイスとエッジ解析により、ビル内の状況のセンシングや、解析したデータをリアルタイムに活用する最先端のシステムを構築しています。

「見える化」情報の配信画面イメージ

オフィスタワーにおける「見える化」配信の例
「混雑状況の見える化」
3Dセンサーでエレベーターホールの混雑状況を検知し、リアルタイムに配信。混雑が緩和する時間帯をワーカーに提案し、出勤時間の分散を狙う。
「混雑状況、環境情報の見える化」
AIカメラがテラス席の空き状況を検知し、屋外環境センサーによる温度、湿度を配信。ランチや休憩、外での仕事など、快適なテラス利用をサポート。
「トイレ空き情報の見える化」
開閉センサーによるトイレの空き情報を可視化することで、「個室が空いていなくて並ぶ」「別の空いているトイレを探しに行く」というストレスを軽減

このほかにも、飲食店舗の空席状況や天気、交通情報などの最新情報を、館内約30箇所のデジタルサイネージ上で配信。ビル内施設や飲食店舗での混雑回避に取り組みます。外部連携インターフェース(API)を利用すれば、入居企業のアプリでの情報配信も可能に。
また、AIカメラやWi-Fiのデータから施設利用の傾向情報を分析し、店舗テナントの売り上げ予測や在庫管理最適化といったマーケティング支援も行う予定。また、館内利用者の滞留状況や警備員の位置情報、ごみ箱の残容量なども可視化して、適切な頻度で必要箇所の清掃を実施し、効率的なビル管理も行うことが可能となっています。

ビル管理では、ソフトバンクロボティクスのロボット掃除機〈Whiz〉を導入し、人とロボットが役割分担をすることで、清掃の効率化を実現。また、SEQSENSEの自律移動の警備ロボット〈SQ-2〉が、管内の巡回業務、立哨業務、動哨業務を担い、警備業の負担を軽減し、より高度で安全性の高い警備の実現を目指します。

東京都による先端テクノロジーショーケーシング事業「Tokyo Robot Collection」に認定、オフィスタワー低層階での実証実験(9月14日〜17日)に使用されるロボットの1つ、人に対してテレプレゼンスを行う「newme(ニューミー)」(avatarin)

同事業 選定ロボットの1つ「Cruzr(クルーザー)」用途種は案内

オフィスビルへのサービスロボット導入にあたって最大の課題であった、上下階の移動については、三菱電機のロボット・エレベーター連携システムにより解決。最新のIoT技術を取り入れた通信方式を活用することで、配車号機の通知、戸開閉情報や乗車・降車指示のやり取り、複数種・複数台ロボットへの対応が可能となっており、安全を確保しながら人とロボットが共存するスマートビルを目指します。

オフィスタワー 浜松町駅側外観(手前は浜離宮恩賜庭園)

さらには、東京湾に面した立地から、生物多様性保全にも取り組み、「雨・水・島・水田・香・菜園・蜂・空」の8つの景から成る新たなランドスケープ「竹芝新八景」で水と緑を感じながら働く都市型ワークスタイル「Green Work Style」を提案していきます。

オフィスタワー 6階 スキップテラス(夜景)


オフィスタワーと並んで、〈東京ポートシティ竹芝〉を構成するもう1つの施設が、B街区の〈東京ポートシティ竹芝 レジデンスタワー〉です。

レジデンスタワー 外観

B街区〈東京ポートシティ竹芝 レジデンスタワー〉
用途:共同住宅、店舗、保育所、駐車場、自転車駐車場
竣工:2020年6月30日(火)
開業:2020年9月14日(月)
構造規模:鉄筋コンクリート造、地上18階
高さ:約60メートル
敷地面積:約3,434m²
延床面積:約19,357m²
住戸数:計262戸
設計:長谷工コーポレーション
デザイン監修:ホシノアーキテクツ
施工:長谷工・鹿島共同企業体
賃貸管理・運営:東急住宅リース

レジデンスタワー 外観

レジデンスタワー テラス

レジデンスタワー エントランス

〈東京ポートシティ竹芝 レジデンスタワー〉は、スマートなライフスタイルをコンセプトに、レジデンス、シェアハウス、蔦屋家電プロデュースによるサービスアパートメントの3タイプの住戸から成ります。
入居者は、顔認証とスマートロック機能により、エントランスからエレベーター、玄関までタッチレスでの行き来が可能です。また、レジデンスタワーの各種サービスを1つのアプリに統合することで、住戸内の家電・給湯器操作やラウンジの混雑状況確認が容易な、都市型スマートレジデンスとなっています。

レジデンスタワー エントランス

さらに、同タワー内には、オンラインエクササイズが可能な「FITNESS ROOM(フィットネスルーム)」や、東急ハンズがプロデュースする「DIY-LOUNGE」など、入居者の「おうち時間」を充実させる共用施設・サービスも備えています。

「DIY -LOUNGE」※利用はシェアハウス入居者限定

「DIY 住戸」※利用はシェアハウス入居者限定

東急ハンズがプロデュースしたシェアハウス入居者限定の「DIY-LOUNGE」では、工具やレーザーカッターなどのデジタル加工機を備え、建物内で充実したモノづくりを楽しむことができます(利用時間あり)。
また、入居者が住まい方やライフスタイルに合わせてアレンジを楽しめる、有孔ボード壁を備えた「DIY住戸」も実現しています。

「WORK-LOUNGE」※利用はシェアハウス入居者限定

シェアハウス入居者限定の施設「WORK-LOUNGE」は、東急不動産が推進する、緑を取り入れた新しい働き方をデザインする「Green Work Style」を具現化したフロアで、緑に囲まれた環境で集中して仕事や読書ができるスペースを備え、在宅ワークをはじめとした多様な働き方をサポートします。オープンキッチン付きのダイニングスペース、靴を脱いでくつろげる小上がりスペース、読書や映画鑑賞ができるソファースペースのほか、蔦屋家電セレクトのアートと書籍が置いたライブラリー、畳敷きなど各種ラウンジを備え、入居者同士のコミュニケーションの活性化も促します。

蔦屋家電セレクトのアートと書籍が置かれた「LIBRARY-LOUNGE」

ビリヤード台と大型モニターを設置した「PLAY-LOUNGE」

大きな対面キッチンと最新家電を備えた「WA-LOUNGE」

全10フロア(9階から18階)の一般向け賃貸住宅は、レジデンスフロア(9-16階)とプレミアムレジデンスフロア(17-18階)から成ります。
最上階住戸のリビングダイニングの広さは最大で約19帖。広々としたリビングからは湾岸エリアを一望できます。

レジンデンスタワー プレミアムレジデンスフロア EVホール

レジデンスおよびプレミアムレジデンス
戸数:138戸
間取り:1K~2LDK
賃料:191,000円~562,000円(管理費込み)
利用可能な館内共用施設:LIBRARY-LOUNGE、PLAY-LOUNGE、WA-LOUNGE、FITNESS ROOM

18階 プレミアムレジデンス ベッドルーム

18階 プレミアムレジデンス バスルーム

14階 レジデンス

13階 レジデンス

全3フロア(2-4階)のシェアハウスは、26m²から37m²の1R~1LDKの住戸に成ります。シェアハウス入居者は各種「WORK-LOUNGE」に加えて、専用の「DIY-LOUNGE」を利用できます。

シェアハウス住戸

シェアハウス
戸数:44戸
間取り:1R~1LDK(26m²~37m²)
賃料:143,000円~157,000円(管理費込み)
利用可能な共用施設:LIBRARY-LOUNGE、PLAY-LOUNGE、WA-LOUNG、DIY-LOUNGE、WORK-LOUNGE

サービスアパートメント

サービスアパートメントは、蔦屋家電プロデュースによる家具と家電が付属しています。全4フロア(5-8階)、26m²から76m²の1R~2LDKの住戸で、「クリエイティブに働き・暮らす」をテーマに、グローバルに活躍する多くのビジネスパーソンをサポートします。

サービスアパートメント
戸数:80戸
間取り:1R~2LDK(26m²~76m²)
賃料:275,000円~780,000円(管理費込み)
利用可能な共用施設:LIBRARY-LOUNGE、PLAY-LOUNGE、 WA-LOUNG、フィットネスルーム

レジテンスタワー テラス(夜景)

〈東京ポートシティ竹芝 レジデンスタワー〉のデザイン監修は、ホシノアーキテクツ(代表 星野裕明)が担当しました。

星野裕明氏コメント
東京湾へ開かれた竹芝ふ頭「海の港」、そして「世界へとつながる空の港」羽田空港とモノレールでつながる竹芝エリア。この場所にふさわしい大空にたなびく「帆」をモチーフにした「Creative Sail」。
竹芝を多様な価値観をもつ人々が交流する場所として生まれ変わらせ、クリエイティブな場所としての賑わいをもたらすことを目指し、外装、インテリア、ランドスケープをデザインしました。

なお、開業を記念して、都市型スマートビル〈東京ポートシティ竹芝オフィスタワー〉において、リアルとオンラインが融合した街びらきイベント「TAKESHIBA SMARTCITY FES」が2020年9月18日(金)から3日間、開催される予定です。来場席はすでに完売していますが、オンライン配信での視聴は可能です。

TAKESHIBA SMARTCITY FES
https://takeshiba-smartcity-fes.jp/

<オンライン視聴URL>
9月18日(金)https://live.line.me/channels/21/upcoming/14883639
9月19日(土)https://live.line.me/channels/76/upcoming/14883669
9月20日(日)https://live.line.me/channels/21/upcoming/14883650


#SoftBank for Biz YouTube公式チャンネル「Smart City Takeshiba 〜ソフトバンクと東急不動産がつくるスマートシティ〜」(2020/06/26)

東京ポートシティ竹芝 公式ウェブサイト
http://tokyo-portcity-takeshiba.jp/


【TECTURE MAG】2020/09/12掲載
長坂常 / スキーマ建築計画が内装デザインした〈ブルーボトルコーヒー 竹芝カフェ〉9月14日オープン
https://mag.tecture.jp/culture/20200912-13437/