プリンスホテルが手掛ける新たなホテルブランド「プリンス スマート イン」の1号店〈プリンス スマート イン 恵比寿〉が2020年10月8日(木)に開業しました。
「プリンス スマート イン」は、プリンスホテルのイノベーションを担う次世代型の新たなホテルブランド。withコロナ期・ニューノーマル社会に開業するホテルとして、宿泊客に安全・安心で快適な空間だけでなく、ブランドコンセプトとして「イノベーションを追求する宿泊特化型ホテル」を掲げ、ICT、AI技術を導入した新たなサービスを提供します。
利用者が公式アプリをダウンロードしたスマートフォンを使うことで、予約からチェックアウトまでシームレスなサービスが可能に。デジタル世代のスマートな滞在ニーズに応え、同社が展開するフルサービス型のホテルとあわせて、国内外のより多くの人々のニーズに対応できるホテルチェーンの展開を目指します。今後は、熱海、京都、那覇にも開業予定。2021年1月中旬からは、顔認証によるチェックイン機能も導入します。
このほど開業した〈プリンス スマート イン 恵比寿〉は、JR恵比寿駅より徒歩約5分の立地。国家公務員宿舎原町住宅の跡地で、野村不動産が建設した複合施設(プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン)に、82室の客室とカフェ等を備えたホテルとして出店します。同施設内には、分譲住宅や保育施設、介護施設(デイサービス)などが入居し、多様な人々が共生する新たな都市型複合施設となっています(「恵比寿 旧国家公務員宿舎跡地 再開発プロジェクト」着工に関する、野村不動産ホールディングス プレスリリース2018年2月22日発表 )。
ホテルのロビーには、宿泊者専用ロッカーを用意。チェックイン前の荷物を直接ここに預けることができます。到着時からチェックイン時まで利用が可能。フロントを経由せず、宿泊者自身がロッカーに二次元コードをかざしてキーを施錠・解錠します。
ロビーでは複合型サービスロボットが巡回、人や障害物などを自動で探知して回避しながら、清掃と施設内の巡視を行います。ディスプレイを通じた情報コンテンツの提供も可能で、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)予防の観点から、人同士の接触機会を低減させています。
同ホテルの特徴として、全ての客室に多言語対応スマートスピーカーを設置。客室の機能や使用方法などの質問に対応するほか、館内案内、音楽プレーヤーとしても使用できます。また、一部の客室では、スマートミラーで天気予報情報や音楽の提供も行います。(en)
開業日:2020年10月8日(木)
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-11-25(Google Map)
付帯施設:レストラン(36席)、会議室、コンディショニングサロン)モビリティケア サロン恵比寿)、ランドリーなど
構造・規模:RC造 ホテル部分:地上7階 地下1階
延床面積:約2,852m²
設計:日建ハウジングシステム、鴻池組東京本店一級建築士事務所
施工:鴻池組東京本店
運営:プリンスホテル(運営形態:野村不動産との賃貸借契約)
「プリンス スマート イン」公式ウェブサイト
https://www.princehotels.co.jp/psi/