CULTURE

重松象平氏が 2023毎日デザイン賞 受賞

「感性のあるグローバリズム」についてのインタビュー動画も公開

CULTURE2024.03.05

この1年間にデザインの全分野において傑出した成果に贈られる「2023毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)が2024年3月5日に発表されました。建築家の重松象平剛(しげまつ しょうへい)氏の「感性のあるグローバリズム」に対して贈られています。

『TECTURE MAG』でもこれまでに新作ニュース、インタビュー・レポートなどを掲載している重松氏は、米国ニューヨークを拠点とするOMA NYを率いて、世界各地で活躍している、いま最も注目される建築家の1人です。

2022年12月から2023年5月に東京都現代美術館で開催された企画展「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」では、セノグラフィー(展示会場の空間デザイン)を担当。日本の地域性を反映させながら、ディオールの世界観を読み解き、建築家として表現。幻想的でダイナミック、没入感に満ちた空間は大変な話題となりました。

東京都現代美術館 展覧会「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」

東京都現代美術館 展覧会「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」(2022年12月21日〜2023年5月28日)会場風景 Photography by Daici Ano Courtesy Dior

連日満員御礼の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展 会場レポート&重松象平氏インタビュー:東京都現代美術館のアトリウムを魅惑の”夜会”へと変えた、建築家によるセノグラフィー

2023年10月に開業した〈虎ノ門ヒルズステーションタワー〉では、タワーの建築デザインを担当。地下に東京メトロの新駅に直結した駅前広場を一体的にデザインし、かつ地下2階から3層にわたる吹き抜け大空間を創出。タワーの最上階には、ホールやギャラリーを備えた情報発信拠点「TOKYO NODE」を設けるなど、事業主である森ビルとともに、都市再生の新しいかたちを壮大なスケールで実現しています。

OMA重松象平氏による大通りの活気を垂直方向へと導く超高層ビル〈虎ノ門ヒルズ ステーションタワー〉が竣工

〈虎ノ門ヒルズ ステーションタワー〉夜間外観 Photography by Tomoyuki Kusunose

そのほか、菊竹清訓の設計で知られる〈江戸東京博物館〉の空間デザイン(江戸東京博物館 2023年9月7日発表)や、原宿・表参道に建設中の新生「原宿クエスト」などのプロジェクトが国内外で進行中です。

受賞者プロフィール

重松象平 / Shohei Shigematsu 近影

重松象平氏 Photography by Vincent Dillio

建築家、OMA(Office for Metropolitan Architecture)パートナーおよびニューヨーク事務所代表、九州大大学院人間環境学研究院教授、BeCATセンター長を務める。
1973年生まれ。1996年九州大学工学部建築学科卒後、オランダに渡り、1998年からOMAに所属。2006年ニューヨーク事務所代表、2008年から同パートナー。
主な作品に、コーネル大学建築芸術学部新校舎(米国)、ケベック国立美術館新館(カナダ)、ティファニー五番街旗艦店(米国)、メトロポリタン美術館での展覧会デザインなどがある。日本国内では、天神ビジネスセンター(福岡)、虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京)を手がけたほか、江戸東京博物館における魅力向上空間デザイン、新生「原宿クエスト」、ルイ・ヴィトンの世界巡回展「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」(現在タイで開催中)の会場セノグラフィーなどが進行中。


#毎日新聞社 YouTubeチャンネル:2023毎日デザイン賞に重松象平氏「感性のあるグローバリズム」(2024/03/05)

 

毎日新聞社が主催する「毎日デザイン賞」とは、グラフィックやインテリア、クラフト、ファッション、建築など、あらゆるデザイン活動で、年間を通じて優れた作品を制作、発表し、デザイン界に大きく寄与した個人、グループ、団体を顕彰する賞です。1955年に毎日産業デザイン賞として創設され、デザインの多様化を背景に、1976年に毎日デザイン賞に改称し、継続されています。
2020毎日デザイン賞は建築家の堀部安嗣氏、2022は建築家の田根剛、染色家の柚木沙弥郎の2氏、2023はプロダクトデザイナーの岩崎一郎氏がそれぞれ受賞しています。

「毎日デザイン賞2023」選考要項

作品対象年度:2022年11月から2023年10月末までの間に制作発表されたもの
作品対象:プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、クラフトデザイン、パッケージデザイン、照明デザイン、インテリアデザイン、インスタレーションデザイン、ファッション・テキスタイルデザイン、建築・環境デザイン、電子メディアデザインなどあらゆるデザイン活動で、年間を通じて優秀で新鮮な業績をあげたものを選出する
選考:調査委員から推薦を受けた候補作品を、選考会で映像・文献資料を参考にしながら賞を決定
表彰:毎日デザイン賞は原則として1件で、賞状・賞牌・賞金100万円を贈呈する
選考委員(五十音順、敬称略):齋藤精一(パノラマティクス主宰)、柴田文江(プロダクトデザイナー)、須藤玲子(テキスタイルデザイナー)、永井一史(アートディレクター)
保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長))
調査委員(同上):筏久美子(TOTOギャラリー・間 代表)、石上純也(建築家)、伊藤香織(東京理科大学教授)、岩崎一郎(プロダクトデザイナー)、植木啓子(大阪中之島美術館 学芸課長)、大貫卓也(アートディレクター)、葛西 薫(アートディレクター)、川上典李子(21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)、川島蓉子(ジャーナリスト)、川渕恵理子(合同会社文化星人 代表)、倉森京子(NHKエデュケーショナル チーフプロデューサー)、小池美紀(ハウ代表)、小泉 誠(家具デザイナー)、近藤康夫(インテリアデザイナー)、佐藤可士和(クリエイティブディレクター)、佐藤 卓(グラフィックデザイナー)、田中元子(グランドレベル代表)、田根 剛(建築家)、土田貴宏(デザインジャーナリスト)、ナガオカケンメイ(デザイン活動家、D&DEPARTMENTディレクター)、中村至男(グラフィックデザイナー)、新見 隆(武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授、武蔵野美術大学美術館・図書館 館長)、西尾洋一(『カーサ ブルータス』編集長)、西沢立衛(建築家)、橋本優子(近代建築・デザイン史家)、服部一成(グラフィックデザイナー)、林 千晶(Q0 代表取締役社長)、原 研哉(グラフィックデザイナー)、原 久子(アートプロデューサー、大阪電気通信大学教授)、廣村正彰(グラフィックデザイナー)、深澤直人(プロダクトデザイナー)、藤井 保(写真家)、堀部安嗣(建築家)、三澤 遥(デザイナー)、皆川 明(デザイナー)、面出 薫(照明デザイナー)、本橋弥生(京都芸術大学教授)、森山明子(神戸芸術工科大学副学長)、矢島進二(公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事)、矢野直子(積水ハウス 業務役員 デザイン設計部長)、山中俊治(デザインエンジニア、東京大学特別教授)、横川正紀(WELCOMEグループ代表)

「毎日デザイン賞 2024」詳細
https://macs.mainichi.co.jp/design/m/#

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