横浜市は、同市役所経済局誘致推進部企業誘致・立地課を発信元として、みなとみらい21(MM21)地域における2件の事業計画を認定したことを2020年12月17日付けで発表しました(プレスリリース)。
認定事業計画(計2件)
(1)固定資産取得型 1件
(2)テナント型 1件
そのうちの1件、固定資産取得型の計画案が、ケン・コーポレーションが今年8月に計画の概要を発表している、国内最大級となる音楽アリーナやホテルなどを建設する大型複合プロジェクト「Kアリーナプロジェクト」です。
ケン・コーポレーションは、賃貸オフィス・⾼級賃貸住宅の仲介、不動産に関する企画・管理などの総合的コンサルティング、国内外で約30のホテルの所有・運営等を⾏う、不動産事業に関する総合企業です。
今回の事業計画「Kアリーナプロジェクト」では、みなとみらい21地域のシンボルとなる「世界最⼤級の⾳楽アリーナ」を目指し、さらにはインターナショナルブランドホテルやオフィスビルも建設されます。
このうち、企業⽴地促進条例の⽀援対象となるアリーナは、コンサートイベントに特化した機能・設備を有する、2万⼈規模のアリーナとなり、国内では類を⾒ない世界最⼤級の⾳楽アリーナになる見込みとのこと。⽂化・芸術施設の集積が進む、同エリアで「⾳楽の街」としての魅⼒を⾼め、より⼀層の賑わい創出を市では期待しています。
Kアリーナプロジェクト
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい6丁目2番2 他
施設内容:音楽アリーナ、ホテル、オフィス、駐車場
アリーナ規模:約2万席
ホテル客室数:約340室
敷地面積:312793.97m²
延床面積:約1192200m²
最高高さ:約100m
設計:梓設計、国建、鹿島建設横浜支店
施工:鹿島建設横浜支店
国土交通大臣より民間都市再生事業計画の認定:2019年2月
着工:2020年8月20日
竣工予定:2023年7月
今回認定された事業計画2件のうち、もう1件は、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズの本社機能移転です。現在のところ、東京都港区および神奈川県厚⽊市に分散している同社の組織や⼈材を、横浜・MM21エリアに集約して経営基盤を強化するとともに、⼈材獲得⼒の向上など、中⻑期の拠点戦略を実現を目指しています。
横浜市では、市内経済の活性化に向け横浜市が持つ強みや魅力を生かし、積極的に企業誘致や、市内への投資促進に取り組んでいます。
どちらの計画案も「企業立地促進条例(横浜市企業立地等促進特定地域等における支援措置に関する条例)」に基づき、企業側から申請された事業計画の審査を行い、横浜市が2020年12月16日付で認定したものです。
横浜市公式ウェブサイト 発表
「企業立地促進条例に基づき2件の事業計画を認定」(2020/12/17)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/keizai/2020/1217100345592.html