神奈川県横浜市のみなとみらいエリアに、ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN®︎(ヨコハマ・エア・キャビン)」が敷設され、2021年4月22日(木)より運行が開始されます(横浜市 都市整備局 2021年1月13日報道発表 / 本稿の画像は全て横浜市提供)。
「YOKOHAMA AIR CABIN®︎」は、桜木町駅前と新港ふ頭・運河パーク(横浜ワールドポーターズ付近)とを結び、常設の都市型ロープウェイとしては日本初となります。片道約630mの距離を約5分で移動します。
ロープウェイの運営主体者である泉陽興業は、横浜市が2017年(平成29)10月に公募を開始した、都心臨海部において移動自体が楽しく感じられるような多彩な交通サービスの導入を進めるための「まちを楽しむ多彩な交通の充実」に向けた提案において(公募の詳細)、国内での実績などから日本初の最新式都市型循環式ロープウェイ事業を提案し、採用されました。
運行するゴンドラは、最新式バッテリーの冷房システムや、各種安全監視システムなどを搭載。夜間にはLED照明による演出も計画されています(泉陽興業 新規事業展開ニュースリリース2020年11月発表当時の情報)。
運行区間:桜木町駅前〜新港ふ頭・運河パーク
所要時間:片道約5分(混雑状況により短縮となる場合あり)
全長:約1,260m(片道630m)
最大高さ:約40m
ゴンドラ数:36基
ゴンドラ定員:8名
運賃:大人1,000円、子ども500 円
営業時間:10:00-22:00
事業主体:泉陽興業
運行開始予定:2021年4月22日(木)
https://yokohama-air-cabin.jp/
なお、横浜市では、このほかにも歩行者デッキの整備などが建設中で、歩行者が安全かつ快適に移動できるまちづくりが進められています(下の画像2点)。(en)
エリア:MM21中央地区~新港地区
水際線のゆるやかなカーブに合わせた線形で、横浜らしい港の景観を感じながら散策できる新たな歩行者空間を創出。2020年(令和2)12月一部供用開始、2021年(令和3)2月全面供用開始予定(横浜市 都市整備局 2021年1月13日報道発表より)
エリア:MM21中央地区~新港地区
サークルウォークにエスカレーターを設置するなど、赤レンガ倉庫や新港ふ頭客船ターミナル等へのアクセスの向上を図る。2021年(令和3)春供用開始予定(横浜市 都市整備局 2021年1月13日報道発表より)