2021年1月22日初掲、2024年6月8日内外観画像追加(日本建築学会賞[作品]受賞後
建築家の石上純也が設計する洞窟のようなレストラン・House & Restaurant〈maison owl〉が、いよいよ今夏、山口県宇部市内に開業します。ホテル・旅館の運営およびコンサルティングを手がける温故知新が2021年1月21日に発表したプレスリリースで、店舗の概要が公表されました。
オーナーシェフは地元宇部市出身の平田基憲氏。まるで洞窟のような空間は、「シェフの隠れ家にゲストを招き、ロマンを感じる時を過ごしていただきたい」という平田氏の思いから、25年来の友人である建築家・石上純也の設計で造り上げられたもの。すでに、国内外の展覧会に石上純也建築設計事務所による建築模型が披露され、注目度の高い建築プロジェクトです。
「シェフの隠れ家」では、トリュフの香りが漂い、平田氏の手による素材を感じるフレンチが振る舞われます。〈maison owl〉のスタイルにあわせて、器やカトラリーもオリジナルで作られ、食材やワインへの感受性が高まる魅惑的な空間に。1日1組限定で宿泊も可能とのこと。(en)
平田基憲氏プロフィール:
1975年生まれ、山口県宇部市出身。東京で料理の道に目覚め、27歳で帰郷し、「restaurant noel」を開業。独学と研鑽を重ねる。
〈restaurant noel〉は、18年続くアットホームな雰囲気のフレンチレストラン。2009年・2010年食べログ選出ベストレストラン。「ミシュランガイド」と並び強い影響力を持つ、フランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」にも掲載。
「普遍的な魅力のある料理を」というコンセプトのもと、フレンチの古典を受け継ぎ、素材を丁寧に味わう食事を振る舞う。
東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了後、妹島和世建築設計事務所を経て2004年石上純也建築設計事務所を設立。
主な作品に、神奈川工科大学KAIT工房、神奈川工科大学KAIT広場、Vijversburgビジターセンター(オランダ)、ボタニカルガーデン アートビオトープ / 水庭、2019年サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン、モスクワ科学技術博物館の増改築(ロシア・モスクワ)など。
2018年パリ カルティエ財団現代美術館で「Junya Ishigami Freeing Architecture 自由な建築」展開催。主な受賞に、2009年日本建築学会賞(作品)、2010年「ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展」金獅子賞、2010年毎日デザイン賞、2019年Obel Awardなど。
所在地:山口県宇部市
設計:石上純也建築設計事務所
オーナーシェフ:平田基憲
器デザイン:吉田次朗(陶芸家)
Instagram: https://www.instagram.com/yoshidajiro
カトラリーデザイン:坂野友紀
Instagram:https://www.instagram.com/sakanoyuki
営業時間:ディナーのみ(完全予約制)
料金:コース2.4万円~(サービス料10%・消費税別)
定休日:不定休
開業予定日:2021年夏(予約受付開始は2021年5月予定)
公式ウェブサイト:https://www.maison-owl.com/
公式Instagram: https://www.instagram.com/maison_owl/
Facebook:https://www.facebook.com/Maison-owl-102162008544624
2024年6月8日内外観画像追加(日本建築学会賞[作品]受賞)
建築家の石上純也氏が設計した本作・洞窟レストラン〈house & restaurant maison owl(メゾン・アウル)〉は、2024年日本建築学会賞(作品)を受賞しました(受賞作品名は「House & Restaurant」)。
受賞に関連して、温故知新が2024年6月7日に発信したプレスリリースより、内外観画像を追加掲載します。
なお、石上氏の日本建築学会賞(作品)の受賞は、2009年に受賞した〈神奈川工科大学KAIT工房〉に続いて2度目となります。