入浴剤のエプソムソルトをはじめ、バスボム(バスボール)といったライフスタイル雑貨をを取り扱っているブランド「NEHAN TOKYO(ネハン トウキョウ)」が、東京・表参道にある旗艦店をリニューアルオープンします。
同ブランドは、1599年(慶長4)創業、約420年の歴史を誇る、硫酸マグネシウムメーカーの老舗・馬居化成(うまいかせい / 本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長 馬居正治)が、2015年に立ち上げたD2Cブランドです。エプソムソルトとは、硫酸マグネシウムの別称で、同社では、医薬品製造基準の自社工場での製造で、国内最高純度99.99%を実現しています。
ブランドステートメントとして「日常をちょっとやわからくする」を掲げ、本物志向、かつイノベーション精神に溢れた浴用製品の企画・開発から製造・販売までを一括して行なっています。
ブランド名の「NEHAN TOKYO」とは、日本発のブランドであることをわかりやすく伝え、「涅槃(ねはん)」と言うワードがもつやわらかで癒しの雰囲気をある空間をバスルームで表現したいという、馬居社長の思いが込められています。
6年前のブランド設立とともに表参道にオープンした旗艦店のリニューアルを担当したのは、篠原明理氏が代表を務める篠原明理建築設計事務所/m-sa(担当:篠原明理、水野泰輔)と、望月蓉平氏。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)防止対策が必要な時期のオープンであるため、既存店では仕切られていたバックヤードと店舗の境界を曖昧にし、空間を拡げています。今後は、店内にてECストアの発送業務や、オンラインでの接客も行うとのこと。
空間デザインは、馬居社長の思いと、ブランドイメージの「涅槃の世界観」を表現。店舗を蓮池に見立て、改装でスケルトンにした際のグランジで荒々しい印象の床を泥沼に、新設した大きなカウンターは水面を表現しています。カウンタートップは、馬居化成のエプソムソルトを釉薬に添加してつくり出した淡いブルーグレーの特注タイルを用いて仕上げています。
店舗内の商品棚の一部はベンチにもなり、この店で買い物をした人がギフトラッピングなどを待つ間に利用してもらうことを想定しています。このベンチはフリーアドレスのワークスペースとしても活用され、今回のオープニング期間にも設けられるフォトスポットで撮影した写真や動画を、利用者がSNSに投稿しやすい環境を整えました。動画配信や、撮影スタジオとしても活用できるとのこと。
リニューアルオープンにあわせて、東大発のAIベンチャー企業・Arithmer(アリスマー)とのコラボレーションも実施、ヴァーチャル店舗の出店を予定しているとのこと。計画では、表参道の店舗をオンライン上にリアルに再現し、気に入った商品はそのままEC ストアで購入もできるようにするとのこと。
これまで不定期で開催してきたアートイベントなども継続される予定で、オープン初日の6月1日から7日までの期間限定で、ブランドのアイコンである猫足バスタブに花や植物を活けるインスタレーションを展開します。
コロナ禍をきっかけに、販売だけにとらわれない、ニューノーマル時代にふさわしい新たな店舗づくりを目指ざします。(en)
所在地:東京都港区北青山3丁目10-21(Google Map)
営業時間:12:00-18:00
定休日:火曜(ほか、店舗が定める休業日)
リニューアルオープン日:2021年6月1日(火)
NEHAN TOKYO(ネハン トウキョウ)公式ウェブサイト
https://nehan.tokyo.jp/