COMPETITION & EVENT

寺田倉庫の〈WHAT〉が12/12開館、建築と詩(ことば)がコラボする「謳う建築」を開催

寺田倉庫の運営で、2020年12月12日(土)に天王洲にオープンする現代アートのコレクターズミュージアム〈WHAT(ワット)〉。そのこけら落としとなる2つの展覧会の概要が発表されました(2020年11月9日プレスリリース / 11月10日プレスリリース)。

展覧会の1つは「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展。もう1つの企画展が「謳う建築」です。

企画展「謳う建築」では、住まいと向き合い続けた建築家が生み出した住宅に宿る空気感や、五感を揺さぶる空間の本質について、文芸家が謳(うた)う作品を通して浮かび上がらせるという、建築と文芸の領域を横断する展示構成を予定しています(以下、敬称略)。

例えば、篠原一男が設計した〈谷川さんの住宅〉(1974年)について、谷川俊太郎が本企画展のために新詩を創作。さらに吉村順三の住宅について詩人・蜂飼耳が、中村好文の住宅について詩人・小池昌代がそれぞれ体感、詩作し、能作文徳の建築では劇作家の長塚圭史が「ことば」を創作します。

出展(主催者発表順):
本展における「建築×詩(ことば)」のコラボレーションの組み合わせ(建築物名の後ろの年は竣工年を表す)
立原道造(建築家・詩人)
篠原一男〈谷川さんの住宅〉1974年 × 谷川俊太郎(詩人)
吉村順三〈湘南茅ヶ崎の家〉1967年 × 蜂飼 耳(詩人)
東 孝光〈塔の家〉1966年 × 暁方ミセイ(詩人)
益子義弘〈南が丘の山荘〉2007年 × 峯澤典子(詩人)
永田昌民〈東久留米の家〉2003年 × 中村月子(作詞家・作曲家・シンガー)
田中敏溥〈玉川学園の家〉1998年 × 岡本 啓(詩人)
中村好文〈クリフハウス〉2003年、〈クリフハット〉2017年 × 小池昌代(詩人・作家)
伊藤 寛〈黒水晶の家〉2004年 × 覚和歌子(作詞家・詩人・音楽家)
高野保光〈縦露地の家〉2012年 × 高貝弘也(詩人)
堀部安嗣〈我孫子の家〉2011年 × 杉本真維子(詩人)
能作文徳〈西大井のあな〉2018年 × 長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)
篠原明理〈昭島の住宅〉2020年 × カニエ・ナハ(詩人)
三科尚也・明日香〈しのいえ〉2020年 × 四元康祐(詩人)
佐藤研吾〈シャンティニケタンの家〉2018年 × Nilanjan Bandyopadhyay(詩人)

吉村順三〈湘南茅ヶ崎の家〉 ©️瀬尾憲司

東 孝光〈塔の家〉 ©️瀬尾憲司

堀部安嗣〈我孫子の家〉 ©️瀬尾憲司

能作文徳〈西大井のあな〉模型 ©️Ivan Bon

篠原明理〈昭島の住宅〉模型 ©️篠原明理建築設計事務所/m-sa

伊藤 寛〈黒水晶の家〉プロセス模型

高野保光〈縦露地の家〉粘土によるプロセス模型 ©️井上裕太

佐藤研吾〈シャンティニケタンの家〉模型 ©In-Field Studio

会場ではそのほかに、住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型を20点以上展示。スケッチ、図面、映像なども添えられ、年月を経た住まいを体感すると同時に、空間を生み出す過程の身体性に迫ります。
文芸家の紡ぐ言葉からは、人々が住まう空間に対する眼差しを豊かにする機会を創出。多彩な15名の文芸家による、これまでにない建築と文芸のコラボレーション展となります。
関連イベントも企画中。最新の情報は、決まり次第、公式ウェブサイトにて発表されます。

なお、〈WHAT〉の先駆けである〈建築倉庫ミュージアム〉は、「建築倉庫プロジェクト」と名称を改め[*]、本展のように、寺田倉庫が運営する施設内で行われる建築関連の展覧会に継続されます。(en)
*「建築倉庫プロジェクト」は、建築模型や建築文化の価値を高めることを目的とする。企画展では国内外で活躍する海外・日本人建築家や設計事務所による建築作品のスタディ模型から完成模型までを、会期ごとにテーマをもたせて展示し、「学ぶ・楽しむ・感動する展覧会」を目指し、模型との新しい出会いを提供する

展覧会「謳う建築」
会期:2020年12月12日(土)〜2021年5月30日(日)
開館時間:11:00-19:00(最終入場18時)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、翌火曜休館)
会場:WHAT 展示室1階(東京都品川区東品川2-6-10 Google Map
入場料:一般1200円、大学生・専門学校生 700円、中高校生 500円、小学生以下無料
*同時開催「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展の観覧料を含む
*オンラインチケット制
*障害者手帳をお持ちの方ならびに付添者1名まで無料。入館の際に障害者手帳などの掲示要
*学生は入館時に学生証を掲示要
*毎週火曜日16時よりギャラリーツアーを開催

主催:寺田倉庫
企画:建築倉庫
企画協力:カニエ・ナハ
会場デザイン:関川航平
映像制作:広瀬奈々子、瀬尾憲司
什器デザイン:studio archē(甲斐貴大)
グラフィック:TETE BRANDING
協力:建築の建築

展覧会詳細
https://archi-depot.com/exhibition/utaukenchiku
寺田倉庫 公式ウェブサイト
https://www.terrada.co.jp/ja/


【TECTURE MAG】
寺田倉庫がコレクターから預かっている作品を展示する現代アートのミュージアム〈WHAT〉を12月オープン(2020/10/10)
https://mag.tecture.jp/culture/20201010-15556/

寺田倉庫がアート複合施設〈TERRADA ART COMPLEX II〉を9月にオープン(2020/06/30)
https://mag.tecture.jp/culture/20200630-8873/