不動産業および建物と街のプロデュースのほか、住居兼○○(店舗・事務所・アトリエなど)物件を探せる不動産メディア「shokuju」を運営しているアッドスパイス(addSPICE inc. / 京都府京都市上京区、代表:岸本千佳)が、社会デザイン研究者の三浦 展(みうら あつし / 1958-)氏の蔵書が読める貸し空間〈展文庫〉(読み:てんぶんこ)を、本社を構える京都市上京区のアッドスパイスビル内にオープンしました。
〈展文庫〉は、三浦氏の貴重な蔵書に囲まれた、貸し図書室です。書棚には、建築・都市・社会・カルチャーなど、分野を横断した書籍・雑誌が並びます。
三浦 展(みうら あつし)氏プロフィール:
1958年生まれ。1982年に一橋大学社会学部卒。パルコに入社し、マーケティング誌『アクロス』編集室。1990年に三菱総合研究所入社。1999年にカルチャースタディーズ研究所を設立、同主宰。消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している。著書は、80万部のベストセラー『下流社会』のほか、『第四の消費』『ファスト風土化する日本』『東京は郊外から消えていく!』『新東京風景論』『首都圏大予測』『花街の引力』『中央線がなかったら』『三低主義』『あなたにいちばん似合う街』など多数。
書棚には、三浦氏と親交の深い、建築家の隈 研吾氏の著書をはじめ、隈氏が影響を受けた書籍のコーナーや、海外の書籍、1960年から70年代の雑誌『太陽』など、一般的な書店や図書館などではお目にかかれない構成で、貴重な三浦氏の蔵書を手に取って読むことができます(貸し出しは不可)。
〈展文庫〉を運営するアッドスパイス代表で、〈展文庫〉室主を務める岸本氏は、三浦氏と親交が深く、自著『もし京都が東京だったらマップ』(イースト新書Q)には三浦氏との対談も収録しています。
岸本千佳(きしもと ちか)プロフィール:
1985年京都生まれ。2009年滋賀県立大学環境建築デザイン学科卒業後、東京の不動産ベンチャーで遊休不動産の企画・運営に従事。2014年京都でアッドスパイスを設立。不動産の企画・仲介・管理を一括で受け、建物と街のプロデュースを業とする。暮らしや都市にまつわる執筆も行う。著書に『もし京都が東京だったらマップ』(イースト新書Q)、『不動産プランナー流建築リノベーション』(学芸出版社)
学識者や文化人が数多く住む京都・今出川に、岸本氏がビルを購入したことを機に、三浦氏の蔵書を広く読んでもらいたい、時代の先を読む三浦氏の思考を追体験してほしい、という両者の希望によって、〈展文庫〉が実現したとのこと。
インテリアは、三浦氏の書斎をイメージした約3畳の和室。室主が厳選した京都の緑茶・ほうじ茶・ハーブティーなどもセットで供され、カフェとしても利用できます(当面は現金払い。準備が整い次第、クレジットカード決済に移行)。
今後は新書・古書の販売や、企画展、三浦氏本人のトークイベントなどを少人数で開催される予定です(開催は、COVID-19 / 新型コロナウイルス感染症拡大状況により決定)。
現在は、10月末まで「石岡瑛子フェア」を開催。今秋、京都市内のdddギャラリーに、東京・銀座のギャラリーgggで開催された「石岡瑛子展(仮称)」が巡回する予定にあわせた企画で、フェア期間中は、石岡瑛子の評伝『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』(河尻 亨一著/朝日新聞出版)を販売します。(en)
利用は完全予約制。1組・4名まで貸し切りで、時間は1時間から。
所在地:京都府京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町267-4(Google Map)
利用時間:10:00-19:00
定休日:不定休
営業形態:貸しスペース(図書の貸し出しは不可)
利用方法:完全予約制
利用料金:90分 1,000円 / 人~(半日利用:5,000円、1日利用:10,000円)
決済方法:当面は現金払い。準備が整い次第、クレジットカード決済に移行
オープン日:2021年6月1日
詳細:https://addspicebuilding.com
アッドスパイス(addSPICE inc.)公式ウェブサイト
所在地:京都府京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町267-4 アッドスパイスビル
https://addspice.jp/