CULTURE

東急池上線長原駅が12月下旬リニューアル

デザインアーキテクトはトラフ建築設計事務所

CULTURE2021.12.07

東急電鉄と東急は、東京都品川区の五反田駅と大田区の蒲田駅を結ぶ、東急池上線駅舎のリニューアルを順次進めています。
これまでに、池上線沿線の戸越銀座駅、旗の台駅が改修を終えて供用を開始。続いて、池上駅も地上部分のエトモ池上が今年3月末に開業しました。

中でも、2016年に完成した戸越銀座駅(下の画像)のリニューアルでは、2017年度グッドデザイン賞(選考理由)をはじめ、国内の9つの賞を受賞しています。

東急池上線戸越銀座駅舎リニューアル

リニューアル後の東急池上線戸越銀座駅舎(完成:2016年)

長原駅は、1967年の地下化・駅舎開業から50年以上が経過。さらなる安全・安心と環境性能を高めることを目的に、改修が計画されました。2021年12月下旬に竣工を迎えます(東急プレスリリース)。

東急池上線長原駅改修前

改修コンセプトは、池上線沿線ならではの温かさやぬくもりの具現化。「木になるリニューアル」と銘打って、木材を採用。改札外コンコースにおいて、東京都多摩地区で生産された多摩産材を採用。試算では、木材が吸収している二酸化炭素・約1トンを固定化します。さらに、駅天井仕上げの意匠の工夫によって、廃棄物の削減に努めたとのこと。

東急池上線長原駅改修後

駅舎の設計・デザインでは、デザインアーキテクトにトラフ建築設計事務所を迎え、前述の木材を用いて、木のぬくもりが感じられる軒下空間を演出。駅とまちが柔らかくつながるような、心地よい空間づくりを目指しました。
地下階にあるプラットホームは、既存躯体を利用したゲートのような意匠となっています。

東急池上線長原駅改修前後

リニューアルコンセプト:「ちょっときになる くらしのまんなか」
駅は生活時間のまんなかにある場所なので、駅とまちが柔らかくつながる心地よい場所になるために、軒下にちょっと木を使い、路地に並ぶ建物と駅舎がまちと溶け込むように、外壁は緑色としました。(東急&東急電鉄 2021年4月15日プレスリリースより)

竣工に先立ち、長原駅では、12月13日から23日にかけて、フードシェアリング(TABETE)事業などを行なっている、コークッキングと連携して、長原駅および池上線沿線にある計4店舗にて、販売しきれなかった消費期限内の商品を閉店後に集荷し、駅構内で販売するイベント「きになるフードロス」が実施されます(販売場所:池上線長原駅改札付近、開催時間:21:30頃~22:30半頃予定、商品が無くなり次第、閉店)。

東急池上線「きになるフードロス」

「きになるフードロス」イメージ

協力各店舗からの商品運搬は、配送マッチングプラットフォーム・PickGoの配送パートナーが電車や自転車で行い、運搬時のCO2排出量削減に取り組みます。
さらに、「きになるフードロス」の販売所では、木造旧駅舎の廃材を活用した机を利用するほか、販売スタッフのエプロンは鉄道の技術服をリメイクしたものを使用します。

池上線長原駅リニューアル「木になるリニューアル」概要

建物名称:池上線長原駅、東急長原駅ビル(東急ストアなど)
事業主体:東急電鉄、東急、東急ストア
所在地:東京都大田区上池台1-10-10(Google Map
工事内容:駅舎天井・外壁・東急ストア入口改修工事、改札外店舗新設工事など
設計:東急電鉄一級建築士事務所、交建設計
デザインアーキテクト:トラフ建築設計事務所
竣工:2021年12月下旬予定

東急電鉄「いい街いい電車プロジェクト」公式Webサイト
https://ii.tokyu.co.jp/

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