CULTURE

隈研吾設計〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

スノーピーク初の温浴施設併設の体験型複合リゾートが三条市の本社エリアに4/15開業

CULTURE2022.02.05

2022年2月5日初掲、3月27日隈研吾インタビュー動画シェア、5月5日コンセプト動画シェア

新潟県三条市に、同市に本社を構えるスノーピークによる、複合型リゾート〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)〉が、2022年4月15日(金)にグランドオープンします。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉メイン棟 外観イメージ(2021年7月8日プレスリリースより)

同施設の計画については、2021年7月に概要が発表されており、1月31日付けのプレスリリースにて、露天風呂やサウナなど、温浴エリアに関する情報が一部公開されました(レストランや宿泊施設については後日公開予定)。ティザーサイトもオープンしています。

スノーピーク「Snow Peak 未来構想プロジェクト」

「Snow Peak 未来構想プロジェクト」を推進するスノーピークが掲げる5つのテーマ「衣食住働遊」

同社は、2021年にキャンプフィールドを併設している新潟本社の敷地を、約5万坪から約15万坪に拡張。同社が考える人生を構成する5つのテーマ「衣食住働遊」のすべてが詰まったライフバリューフィールドの実現を目指して、「Snow Peak 未来構想プロジェクト」をスタートしています。
今春開業予定の〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉は、このプロジェクトの第1弾となります。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉 混浴エリア イメージ(2022年1月31日プレスリリースより)

〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉は、スノーピークとして初となる、サウナとスパの温浴施設を中心とした複合型リゾートです。訪れた人に人間と大自然の圧倒的な一体感を提供することを目指しています。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

ガラス張りの大開口を採用した内風呂 イメージ(2022年1月31日プレスリリースより)

施設の設計は、建築家の隈 研吾氏が率いる隈研吾建築都市設計事務所が担当。隈氏とスノーピークは、これまでにも、長野県・白馬村に2020年に開業した体験型複合施設〈Snow Peak LAND STATION HAKUBA(スノーピークランドステーション白馬)〉の設計や、モバイルハウス(トレーラーハウス)〈住箱―JYUBAKO〉の開発などでタッグを組んでいます。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

露天風呂とテラス イメージ(2022年1月31日プレスリリースより)

温浴エリアからは、三条市と加茂市の境にそびえる粟ヶ岳(標高1,293m)の絶景を味わえる、開放的な露天風呂と内風呂を用意。
自然との一体感を得られるよう、内風呂はガラス張りの大開口とし、露天風呂には約45m²の面積でテラスも設けられます。

サウナエリアでも一面ガラス張りを採用。こちらは黒を基調としたシックな空間で、パノラマビューで開放感がありつつも、落ち着きのある雰囲気で設られます。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

一面ガラス張りを採用したサウナエリア イメージ(2022年1月31日プレスリリースより)

サウナエリアの中心には、360度型のサウナヒーターを設置。焚き火を囲むような時間をサウナ体験とともに提供します。
このサウナヒーターは、約420kgの石が装填できるもので、サウナのために開発された、遠赤外線効果が高いと言われている人工石「ケルケスストーン」が使用されます。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

自然をより身近に感じられるレストラン イメージ(2021年7月8日プレスリリースより)

レストランも全面ガラス張り。店内はオープンキッチンを採用し、厨房からのライブ感を満喫できるとともに、食を通じて地域の魅力を発信する場となる計画です。生産者と深くつながり、地元の食材を活かしたメニューを準備なかです。

隈研吾設計 スノーピーク〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

自然との一体感を感じられるヴィラ イメージ(2021年7月8日プレスリリースより)

今後、スノーピークでは、新潟本社の敷地を、キャンパーだけでなく、あらゆる人が楽しめる空間へと進化させていく計画です。
世界中の企業やクリエイターが集まり、スノーピークとともに、まだ世の中にない「モノコト」開発を行う、コンソーシアム型のR&D推進拠点となることを目指しているとのこと。

 


Snow Peak YouTubeチャンネル「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS|CONCEPT MOVIE」(2022/04/08)

〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

施設名称(読み):フィールド スイート スパ ヘッドクォーター
所在地:新潟県三条市中野原456-1(仮)
宿泊施設:ヴィラ棟 合計3棟(100m²:1棟、50m²:2棟)、モバイルハウス〈住箱〉併設予定
そのほか付帯設備:レストラン、ショップ、ラウンジほか
温泉泉質:弱アルカリ性単純温泉(100%自家源泉)
建築面積:2,007.644m²
延床面積:2,133.455m²(B1部分 1,360.218m²、1F部分 600.343m²)
最大収容人数:240名
レストラン面積:140m²(座席数:65席)
SPA面積:男性エリア 260m²、女性エリア 300m²
サウナ面積:男性用:25m²、女性用:25m²
テラス面積:男性用:45m²、女性用:40m²
※男性エリアと女性エリアは曜日などで入替制を導入予定
開業予定日:2022年4月15日(金)


Snow Peak YouTubeチャンネル 隈研吾インタビュー動画「Villa|宿泊について|Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」(2022/03/18)

〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉ウェブサイト
https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/

スノーピーク 公式ウェブサイト
https://www.snowpeak.co.jp/

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

スノーピークが進める"衣食住働遊"

CULTURE2020.07.16

〈Snow Peak LAND STATION HAKUBA〉グランドオープン

隈研吾氏が宿泊棟トレーラーハウスも手がけた体験型複合施設
BUSINESS2020.11.04

スノーピークとJR九州が包括連携協定を締結

アウトドアを通じた地域の魅力向上や観光誘致へ協働
CULTURE2021.03.16

「snow peak glamping ​TOKUSHIMA KOMATSUSHIMA」4/15開業

LIXIL住宅研究所×スノーピークで徳島にオープン
BUSINESS2021.12.23

スノーピークが6600坪のまちづくりに参画

「野遊び」の要素を取り入れたアウトドアリビングほか監修
BUSINESS2022.01.17

ゴルフ場の真ん中でキャンプ!

スノーピークビジネスソリューションズと提携、森ビルグループ傘下の名門ゴルフ場が密回避の新サービスを展開
BUSINESS2022.05.05

“野遊び×衣食住働遊”の世界観を表現

スノーピークが”LIFE BIOTOPE(ライフビオトープ)”をコンセプトに二子玉川に新業態店舗をオープン

モバイルハウス〈住箱〉が展示された展覧会

FEATURE2021.08.05

【会場レポート】「隈研吾展 新しい公共性をつくるための😸の5原則」

東京国立近代美術館にて9月26日(日)まで
  • TOP
  • CULTURE
  • ARCHITECTURE
  • 隈研吾設計、スノーピーク初の温浴施設併設の体験型複合リゾート〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉が三条市の本社エリアに4/15開業
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ