
2022年2月28日初掲、3月7日内観画像追加
東京・池袋に〈H&M 池袋店〉が2022年3月1日にオープン。
日本国内で店舗を展開するH&Mジャパンの新たな試みとして、H&Mで発生した不良品をアップサイクルした循環型繊維リサイクルボード「PANECO®(パネコ)」を、一部の什器に採用するのが特徴です。
店舗のデザインは、同社のインハウスデザイナー担当しています。
〈H&M 池袋店〉内観
〈H&M 池袋店〉内観
〈H&M 池袋店〉内観
同店舗が什器に採用した「PANECO®」は、廃棄衣料品に含まれるほとんどの繊維を原料として使える、サステナブルな循環型繊維リサイクルボード。回収衣料を細断し、さらに繊維レベルへと細断したものに結合剤を加えて成型したもので、繊維含有率が90%以上であるにも関わらず、木質繊維板と同等の強度を持ち、木材のような加工性に優れた建材として使用することができます。また、使用後は再び新たなPANECO®としてリサイクルすることも可能です。
池袋店舗に導入されるPANECO®の製作工程イメージ
今回の什器への採用は、スウェーデン発のファッションブランド・H&M(エイチアンドエム)が取り組んでいる循環型社会の実現、サステナブルなファッションに対する考えを店舗空間で具現化したもの。
新店舗の池袋店に導入されるPANECO®製の什器はすべて、H&Mジャパンで発生した不良品のみを原料としています。
〈H&M 池袋店〉内観 店内の表示
店内では「PANECO®︎」の原材料も展示
PANECO®断面 / H&M 池袋店では、輸送中のダメージなどにより販売できない不良の衣料品を原料としている
PANECO®(パネコ)を使用したテーブル
PANECO®を使った商品展示
繊維リサイクルボードPANECO®
ハンガーも同様にPANECO®︎を採用
〈H&M 池袋店〉内観 店内の表示
また、同店舗では、すべての照明でLEDを採用。壁などの塗料には、揮発性有機化合物(VOC)の含有量が1%未満のものを使用しています。
国内全店舗で実施しているH&Mの古着回収サービス
そのほか、H&Mジャパンでは、国内全店舗の一部において、再生可能な亜麻仁油などを原料としたリノリウム製の床材を採用するなど、環境への負荷を軽減する店舗づくりを行っています。
池袋を含めた全店舗で古着回収サービスも実施。 回収された衣類は、リウェア、リユース、リサイクル、エネルギーのいずれかに仕分けされ、廃棄は一切ないとのこと。
売場面積は約1,000m²、計3フロアに、レディース、メンズに加え、中学・高校生ら若い年齢層をターゲットとしたDIVIDED(ディバイデッド)も取り扱います。
〈H&M 池袋店〉内観 メンズ売り場
〈H&M 池袋店〉外観 / 池袋店限定の屋外大型看板 モデル:前田敦子氏
所在地:東京都豊島区東池袋 1-1-6 ヒューリック池袋駅前ビル1-3階
売場面積:約1,000m²
店舗構成:3フロア
取り扱いコンセプト:レディース、メンズ、DIVIDED
オープン日:2022年3月1日(火)
H&M プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000540.000011958.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000550.000011958.html