福岡に拠点を構える分子ラボが、東京・銀座に初の実店舗〈Maison one 銀座店〉をオープン。ブランドの世界観を発信する旗艦店の開店を記念して、トラフ建築設計事務所のデザインで知られる〈空気の器〉を展開したインスタレーション展が開催されている。
分子ラボ(福岡県福岡市、代表:田中裕一郎[*1])が、展開するアパレルブランドの名を冠したショップ〈Maison one 銀座店〉を、東京・銀座1丁目に9月8日にオープンしました。
累計販売枚数35万枚以上を記録している「分子マスク」の販売からスタートした同社では、今夏にアパレルブランド・Maison one(メゾンワン)[*2]を立ち上げています。これまで、オンラインにて、商品の販売と世界観を表現してきましたが、五感を通じてプロダクトとブランドイメージを体験してほしいと、今回の東京出店に至ったものです。
新店舗〈Maison one 銀座店〉の構成は、1階と2階の2フロアに分かれています。
「Maison one」のブランドアイテムは2階に展開。購入前の試着も可能になりました。
1階は、アート・ギャラリースペース。今後は、分子ラボの世界観を表現したインスタレーションやポップアップ、展示会などを開催していく予定です。
実店舗のオープンを記念して、1階フロアでは、トラフ建築設計事務所がデザインし、福永紙工(東京都立川市)のプロジェクト・かみの工作所のプロダクトとして知られる〈空気の器〉によるインスタレーション展示「ある空間の揺籃[*3]」が開催されています。
店内には、〈空気の器〉が幾重にも展開。どの角度から見ても美しく見えるように配置されています。この空間の雰囲気に合うような音の演出もなされ、ミステリアスで幻想的なインスタレーションとなっています。
今回のオープニング展では、動画を含めた撮影が可能。訪れた人それぞれのセンスで、自分だけの「ある空間の揺籃」を完成させてほしいという想いが込められています。
〈Maison one 銀座店〉店舗概要
所在地:東京都中央区銀座1-4-8(Google Map)
オープン日:2022年9月8日
店舗公式ページ
https://shop.bunshi-lab.com/pages/store
*1.分子ラボ 会社概要
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的な流行がみられた2020年末に、最新ナノファイバーフィルターを採用した「分子マスク」を、クラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)でローンチ。2021年3月に分子ラボを設立(「Buzip+福岡」掲載内容より)。
*2.Maison oneとは
パズルのピースをはめるように、ワードローブにフィットするタイムレスなアイテムを。上質な素材と繊細な感性から生み出される洋服に、思わずスタイリングを考えるのが楽しくなる。
https://shop.bunshi-lab.com/pages/one
*3.揺籃:読み:ようらん、ゆりかごの意。ものごとの初期の段階・状態を指す