CULTURE

『クリエイティブリユース──廃材と循環するモノ・コト・ヒト 増補版』

時代を先取り、10年間売れ続けたロングセラーが待望の電子書籍化

CULTURE2023.08.20

建築・美術を中心とした出版社で編集プロダクションのmillegraph(ミルグラフ|代表:富井雄太郎)から、2013年8月に刊行された書籍『クリエイティブリユース──廃材と循環するモノ・コト・ヒト』が電子書籍化されました。増補版として8月4日より発売中です。

第二章と第四章では、著者のひとりである大月ヒロ子氏による、この10年の間に行われたリサーチの成果が増補されており、「世界のクリエイティブリユース・ガイド」の続編と、日本初のクリエイティブリユースの拠点として岡山県倉敷市に設立されたIDEA R LABからの活動報告が加筆されています。

10年間売れ続けたロングセラー、待望の電子書籍化。

創造と共に循環を──。
「クリエイティブリユース」は、見捨てられているモノを観察し、想像力と創造力によって再び循環させること。本書は、国内外のさまざまな事例・プロジェクトと、経験豊かな多彩な執筆陣のテキストを通して、廃材・廃棄物に新しい価値を発見すること、既に身の回りにあるモノに工夫を加えて活用すること、自らの手でモノをつくる喜びや楽しさなどを伝える1冊です。

新刊『クリエイティブリユース──廃材と循環するモノ・コト・ヒト 増補版』イメージ

本書より(画像提供:millegraph)

目次

第一章 クリエイティブリユースとは何か
※millegraph Websiteにて、大月ヒロ子氏によるテキスト全文公開中

第二章 世界のクリエイティブリユース・ガイド
ボストンとロサンゼルスのチルドレンズミュージアム / 大阪府立大型児童館ビッグバン / エマウス / 沖縄こどもの国 ワンダーミュージアム / スラブ国際トイレ博物館 / ロック・ガーデン / ラフィネス&トリステッセ / 遊美工房 つくりっこ / 泉の家 / リバース・ガービッジ ・シドニーと M. A. D. / リバース・ガービッジ・ブリスベン / クリエイティブリユース・センター・レミダ / シティ・ファーム・パース / レミダ クリエイティブ・リサイクリング・センター / スクラップ / リビルディング・センター / ノース・ポートランド・ツールライブラリー / ポートランド・チルドレンズミュージアム / パウエルズ・ブックス / メッカ / CCDIとAMTSファブラボ / ケープタウンのタウンシップ・クラフト / OIDEYOハウス / セッコ / グローブ・ホープ / ロンドンのチャリティショップ / トライド・リメイド / エコエイジ / 体験子ども博物館 / DMY 国際デザインフェスティバル・ベルリン / poRiff / KOSUGE1-16 / イーストベイ・デポ・フォー・クリエイティブリユース / エコ・センターとリユース・ラボラトリー / スクラップ・サンフランシスコ / エコ・パーティ・メアリーと「美しい店」/ ことばのかたち工房 / スクールハウス・サプライーズ / マックメナミンズ・ケネディ・スクール / MFTA / TAE / トゥータ. / かえっこ / 尾道空き家再生プロジェクト

第三章 実践編 「とびらプロジェクト」
中台澄之「使い方を創造し、捨て方をデザインすること」
田中浩也「リペアデザインとデジタルファブリケーション」
山崎 亮「リユースとコミュニティデザイン」
とびらプロジェクト「廃材がつなぐコミュニティ」

第四章 実践編 「IDEA R LAB」

コラム 伏見 唯「裏倉敷・玉島──裏面の街並みを読む」

第二章増補
U6 / ソウル・アップサイクリング・プラザ / ドラップ・アート / サイネンショー / リクロー / リビルディングセンタージャパン

第四章増補

『クリエイティブリユース──廃材と循環するモノ・コト・ヒト 増補版』書籍概要

著者:大月ヒロ子(ミュージアム・エデュケーション・プランナー、イデア代表)、中台澄之(ナカダイ常務取締役)、田中浩也(慶應義塾大学環境情報学部教授、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター長)、山崎 亮(ランドスケープデザイナー、コミュニティデザイナー、studio-L代表)、伏見 唯(建築史家・編集者)
定価:本体2,000円+消費税
ISBN:978-4910032-08-5
発行日:2023年8月4日
版元:millegraph

millegraph Website
http://www.millegraph.com/

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