CULTURE

高松伸が民間パビリオンを設計、細尾の西陣織を纏った外装に

飯田グループHDと大阪公立大学が2025年大阪・関西万博出展概要を発表

CULTURE2023.10.19

開催まであと542日。
2025年4月13日より大阪で開催される日本国際博覧会(2025年大阪・関西万博)に出展する、民間パビリオンの情報です。

戸建・マンション分譲事業などを主な事業とする飯田グループホールディングスが、大阪公立大学(編集部註.2022年4月に大阪市立大学と大阪府立大学が統合して開学)と共同で2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展する、パビリオンの外観デザインを発表しました。
パビリオンの建築設計を、建築家の高松 伸(たかまつ しん)氏が担当。建物の外観デザインのコンセプトは「サステナブル・メビウス」で、細尾が制作協力するテキスタイル(⻄陣織)を纏(まと)った外装になるとのこと。

外観デザインコンセプト:サステナブル・メビウス

「いのち」を紡ぎ、「いのち」を織り成し、「いのち」を育み、「いのち」を夢⾒るという、「いのち」への想いと希望を「メビウス」のかたちに託しました。
⻄陣織の外装を纏ったこのパビリオンは、未来と伝統との融合、そしてなによりも持続、循環、継承、そして進化であるところのサステナビリティを象徴しています。この「サステナブル・メビウス」がかつてない規模の⻄陣織建築であることは⾔うまでもありません。


高松 伸氏コメント

長径24m、短径15mの巨大な楕円形都市モデル(ジオラマ)を中心に、その周囲に全ての展示アイテムが収束する、いわばワンルーム立体展示計画が、極めて包摂的なパビリオン空間の実現を要請するに至りました。
これを架構するべく考案したところのメインアーチ、サブアーチ、リングガーターなどの曲線構造材による複合的な三次元躯体の形状が、象徴としての「メビウス」をありありと可視化することになったと言えるでしょう。

高松伸(たかまつしん)氏近影

高松 伸 氏プロフィール
京都大学名誉教授、工学博士、日本建築学会会員、アメリカ建築家協会(AIA)名誉会員、ドイツ建築家協会(BDA)名誉会員、英国王立建築家協会(RIBA)会員

1971年 京都大学工学部建築学科卒業
1974年 京都大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了
1980年 京都大学大学院工学研究科博士課程建築学専攻修了、高松伸建築設計事務所設立
1997年 京都大学大学院工学研究科教授
2013年 京都大学名誉教授、高松伸建築設計事務所 代表取締役就任

主な受賞:日本建築学会賞、国土庁長官賞、京都府文化賞功労賞、芸術選奨文部大臣賞、都市景観大賞、公共建築賞優秀賞ほか、多数

Shin Takamatsu Architect and Associates / 高松伸建築設計事務所 ウェブサイト
https://takamatsu.co.jp/

なお、同パビリオンの展示テーマには、大阪・関西万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、「人、社会、地球の健康」を掲げています。

パビリオン概要

敷地面積:約3,500m²
階数:地下1階、地上2階
最高高さ:(4面)約12.3m、(6面)約12.7m
構造:骨組膜構造一部鉄骨造
設計:高松伸建築設計事務所
施工:清水建設
西陣織制作:細尾

飯田グループホールディングス プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000082003.html

大阪公立大学 プレスリリース
https://www.omu.ac.jp/info/news/entry-08223.html

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