本書で紹介しているのは、映画の撮影地となったホテル、映画美術を参考にデザインされたホテル、ハリウッド・スターが愛したホテルなど、特定の時代や建築様式へのオマージュを感じさせながら、独自のこだわりが細部にまで感じられる美しいインテリアのホテルの数々です。
旅行、インテリアやデザインの参考に、さまざまな場面でページを繰るとき、傍に置いておきたい1冊です。
『シネマティック・ホテル 〜まるで映画のような世界のホテル 〜』中面
The Beverly Hills Hotel, Dorchester Collection アメリカ / カリフォルニア / ビバリーヒルズ
ビバリーヒルズのアイコンとして、1世紀以上の間、ハリウッドの映画スターに愛されて きたホテル。「ピンク・パレス」の愛称で親しまれ、ピンクの装飾が印象的なプールにはオープン・カフェも併設。バンガロータイプの客室もあり、かつてはマリリン・モンローやフランク・シナトラも利用していた。現在は英国・ロンドンに本社を置くブルネイ投資庁(英語版)傘下の企業・ドーチェスター・コレクション(Dorchester Collection)に属する
『シネマティック・ホテル 〜まるで映画のような世界のホテル〜』中面
Le Grand Mazarin フランス / パリ パリ4区のマレ地区に、フランスのリゾート地などで高級ホテルを手がけるメゾン・パリアント(Maison Pariente)が、パリでは初のホテルとして2023年にオープン。インテリアデザインをパリの五つ星ホテル・La Fantaisieと同じく、独特の世界観を構築することで知られるスウェーデン出身のデザイナー、マーティン・ブルドニツキ(Martin Brudnizki Design Studio)が手がけた
『シネマティック・ホテル 〜まるで映画のような世界のホテル〜』中面
イタリア・ベルナルダにある19世紀建設の邸宅を、同地出身の祖父を持つ米国人映画監督のフランシス・フォード・コッポラが購入し、「子どもたちが繰り返し訪れたくなる場所」をテーマに、インテリアデザイナーのジャック・グランジの協力のもと改装し、小規模で居心地の良い高級ホテルとしてオープンさせた
『シネマティック・ホテル 〜まるで映画のような世界のホテル〜』中面
1960年代のデザインや色づかいに現代的な華やかさをミックスした、スペイン・イビサ島のホテル。客室はアマルフィ海岸の影響を受けたデコレーション
『シネマティック・ホテル 〜まるで映画のような世界のホテル〜』中面
フランス統治時代からの避暑地で、眼下に雲を望む景色が有名な、ベトナムの山間部サパ地区にあるホテル。地元山岳民族の色彩豊かな文化との融合がみられるデザインは、米国人デザイナーで建築や造園も手掛けるビル・ベンスリー(Bill Bensley)が手がけた
収録ホテル(版元による抜粋)
The Georgian / The Beverly Hills Hotel, Dorchester Collection / Downtown L.A. Proper / The LaFayette Hotel & Club / Hotel Chelsea / The Royal Hawaiian / La Fantaisie / Le Grand Mazarin / Ritz Paris / Hôtel de Paris Monte-Carlo / NoMad Hotel London / The Lanesborough / The Dorchester, Dorchester Collection / Palazzo Margherita / Grand Paradiso Ibiza / The Dolder Grand / Fairmont Banff Springs / La Mamounia / Hotel de la Coupole | MGallery Vietnam / 東京ステーションホテル ほか、全51軒
『シネマティック・ホテル〜 まるで映画のような世界のホテル 〜』書籍概要
編著:パイ インターナショナル
判型:A5判(210×148mm)
装丁:並製 ソフトカバー
総頁数:192ページ(フルカラー)
ISBN:978-4-7562-5924-0 C0072
定価:本体2,000円+消費税
版元:パイ インターナショナル
発売日:2024年8月23日
詳細
https://pie.co.jp/book/i/5924/