CULTURE
[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介_アイルランド

アイルランド政府公共事業局(OPW)が設計した〈アイルランドパビリオン〉

[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介

CULTURE

パビリオンDATA

  • 設計
    アイルランド政府公共事業局(OPW)
  • エリア
    エンパワーリングゾーン
  • テーマ
    創造性が人々をつなぐ


アイルランドパビリオンの見どころポイント!

  • ケルトのシンボル、3つの螺旋「トリスケル」がモチーフ
  • 自国産のダグラスファーで覆われたファサード
  • ジョセフ・ウォルシュによる彫刻

大屋根リングと調和する アイルランド産木材を使用した曲線のパビリオン

Photo: TEAM TECTURE MAG

アイルランドパビリオンのデザイン
アイルランド政府公共事業局の建築家たちは、3つの楕円形のエリアと中央の連結空間で構成されたパビリオンを設計し、抽象的な三脚座を3次元で表現しました。

「トリスケル」は、新石器時代からアイルランドの美術工芸に登場してきた古代のモチーフです。このシンボルは、アイルランドの古代ケルト人によって、ユネスコ世界遺産ボイン渓谷にあるニューグレンジ・パッセージ・トゥームなどの聖地を示すために用いられました。

Photo: TEAM TECTURE MAG

「トリスケル」はアイルランドの歴史において重要な役割を果たし、今日でもアイルランドで人気があり、誰もが知るシンボルとなっています。このデザインは、来場者をパビリオン内の3つの楕円形を巡る旅へと誘います。

トリスケル(アイルランドパビリオン公式サイトより)

パビリオンは、Coillte社が提供したアイルランド産のダグラスファー材で覆われています。この外装材の木材は、隣接するグランドルーフの木材と調和しており、アイルランドと日本の工芸の繋がりを想起させます。

Photo: TEAM TECTURE MAG

マグナス・リン
パビリオンの外には、ジョセフ・ウォルシュが構想し、彼のチームと共同で制作した記念碑的な彫刻が設置され、形態の美しさと自然素材、そして創造的な制作を融合させた私たちのテーマを具体的に表現します。

彫刻作品「マグナス・リン」は、唐崎松の管理者である辻井弘之氏がジョセフ・ウォルシュ・スタジオと共同でデザインした特別に作られた景観の中に置かれます。

トップ写真撮影:TEAM TECTURE MAG
※ グレー囲み内のテキストはアイルランドパビリオン公式サイトより

2025年「大阪・関西万博」TOPICS

COMPETITION & EVENT

大阪・関西万博いよいよ開幕!

4月13日から始まる万博の基本情報からパビリオンの紹介記事とマップを公開
FEATURE

EXPO 2025 見るべきトイレ、休憩所、展示施設、ギャラリー、ポップアップステージ、サテライトスタジオ

[大阪・関西万博Reoort]若手建築家が設計して話題の20施設をエリアごとにまわってみた
FEATURE

事前に知りたい!大阪・関西万博の会場構成

パビリオンの計画へとつながるテーマ、コンセプト、基本計画を解説
FEATURE

シグネチャーパビリオンを一挙紹介!

[大阪・関西万博]各分野のトップランナーが見据える未来を映す、個性豊かな8つのパビリオン

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

RECOMMENDED ARTICLE

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ