CULTURE
[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介_スイス

マヌエル・ヘルツ建築事務所設計の〈スイスパビリオン〉

[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介

CULTURE

パビリオンDATA

  • 設計
    マヌエル・ヘルツ建築事務所
  • エリア
    エンパワーリングゾーン
  • テーマ
    ハイジと共に、テクノロジー の頂へ


スイスパビリオンの見どころポイント!

  • 世界最軽量級の膜構造による球体建築
  • インタラクティブな3部構成の内部空間
  • 屋上「ハイジカフェ」からの眺望と開放感

アルプス文化と最先端技術が共存するスイスパビリオン

Photo: TEAM TECTURE MAG

「スイス パビリオン」の建築は、スイス・バーゼルを拠点とするマヌエル・ヘルツ建築事務所が手掛けました。軽量の膜で球体を構成し、重量を従来のビルシェルの1%ほどの400kg以下に抑え、「スイスパビリオン史上最も軽い」パビリオンを実現しました。

Photo: TEAM TECTURE MAG

スイスのロボット工学、人工知能(AI)、量子コンピューティングの専門知識は、人間の可能性を最大限に引き出すというスイスの取り組みの好例です。スイスは、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)とデジタル・セキュリティの進歩によって、技術主導の世界における人間の能力と安全性を高める最先端にいます。

Photo: TEAM TECTURE MAG

©︎vitra

©︎vitra

「スイス パビリアン」の屋上にある「ハイジ カフェ」では、万博会場の景観を見渡しながら、スイスの郷土料理と日本が調和したフュージョン料理やスイスワインを楽しめます。会場には、ヴィトラの製品コレクションから、ヴァーナー・パントンの「パントン チェア」、イサム・ノグチの「ダイニング テーブル」、ジャスパー・モリソンの「ハル RE」シリーズが並びます。卓上には、ヴィトラデザインミュージアムの「ミニチュア」シリーズのパントンもあしらわれています。

Photo: TEAM TECTURE MAG

マヌエル・ヘルツ建築事務所
マヌエル・ヘルツ建築事務所バーゼル(スイス)を拠点とするマヌエル・ヘルツ建築事務所は、建築から都市・地域まで、幅広いタイポロジー、場所、規模を手がけている。これまでのプロジェクトには、タンバクンダ(セネガル)の病院、キエフ(ウクライナ)のバビ・ヤールのシナゴーグ、ニューヨーク・タイムズ紙で「A Building that Dances(踊る建物)」と評されたチューリヒのアパートメント「Ballet Mécanique(バレエ・メカニック)」などがある。彼のプロジェクトは数々の国際的な賞を受賞し、世界中の美術館やビエンナーレで展示され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)などに収蔵されている。マヌエル・ヘルツの著書『From Camp to City(キャンプから都市へ)』や『African Modernism – Architecture of Independence(アフリカン・モダニズム-独立の建築)』は、建築論に大きな影響を与え、数々の賞を受賞している。

 

トップ写真撮影:TEAM TECTURE MAG
※ グレー囲み内のテキストは2025年4月22日ヴィトラ発表のプレスリリース、スイスパビリオン公式ページより

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