ソノ アイダとは、借し物件や空き物件、建て直しまでの占有権のないその間を、空間メディアとして活用するアートプロジェクトである。時間と空間の名もなき隙間は、時空の個性が取り払われた『その間』であり、 ソノ アイダが介在させる「ヒト・モノ・コト」は、より純粋さを浮き上がらせる。潤沢を欠いた環境でこそ見せる様々な偶然はフレーミングされ、空間がメディアとなる。いつでもどこにでもあるデザインされない『その間』を見つけ、新しい偶然を提案し続けることこそが活動の本質である。(ソノ アイダ主催:藤元 明)
展覧会名:無観客展示「ソノ アイダ#COVID-19」
概要:ソノ アイダのウェブサイト上のみで開催する展覧会。作品および展示は空間スキャンされ、3Dバーシャルシステムを使用して鑑賞する。
主催者メッセージ:
2020年、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)防止策として、世界中で社会封鎖と自主隔離を余儀なくされました。日本では緊急事態宣言発令後「かつての日常」の回帰を断念し「新しい日常」へと舵を切り、私たちはいつ終わとも分からない不安とともに、自粛を基本とした日々を過ごしています。
展覧会「ソノ アイダ#COVID-19」は、現在のコロナ期間の収束を迎えるまでの「その間」を会期とします。
各国行政の緊急事態宣言の解除と行政が経済活動再開し始めても、この展覧会は終わりません。我々の日常にコロナウィルス感染の恐れがなくなり、人々がかつてのように移動し、集まり、生産し、消費する意欲が湧き起こるその日はいつになるのでしょうか? ポストコロナとはどのように訪れ、どのように向き合うのか。私は新しい時代へと移行する「ソノ アイダ」を強調し注視したいと考えるのです。
会期:2020年5月23日〜コロナ禍の収束まで
会場:ソノ アイダ ウェブサイト
URL:https://sonoaida.jp
入場無料
作家:相澤安嗣志 阿部亮太郎 戸田沙也加 藤崎了一 藤元 明 Hogalee
協力:ARCHI HATCH(代表 Yuta Tokunaga) 阿部亮太郎アトリエ 今村圭佑