木質構造部材の研究・設計・製造・販売などを事業として展開するシェルター(山形県山形市)主催による、2020年12月4日に神奈川県・小田原駅前にグランドオープンした複合施設〈ミナカ小田原〉の見学会が来年1月15日に開催されます(プレスリリース)。
要予約制で、スタッフによる「ガイドツアー」が行われるほか、1月15日(金)~22日(金)にかけては、ミナカ小田原のポイントを説明した「音声ガイド」を現地で利用することも可能です(参加申込者のみ利用可、現地にてスマートフォンなどの端末が必要)。
同施設は、小田原に新たなまちなみとにぎわいを創出する拠点施設として、駅東口に建設されたもので、ホテルのほか、商業施設、公共施設などから構成される大型複合ビルです。そのうちの1つ、伝統的な旅籠をイメージした木造4階建て低層棟「小田原新城下町」において、シェルターの最先端の木造耐火技術が採用されているとのこと。
〈ミナカ小田原〉概要
所在地:神奈川県小田原市栄町1丁目1-15
敷地面積:5,639.70m²
延床面積:31,419.40m²
階数:地下1階、地上14階
地域:防火地域
用途:複合商業施設
構造:木造+S造+SRC造(木質耐火部材COOL WOOD採用)
発注者:万葉倶楽部
企画・設計:万葉倶楽部 一級建築士事務所
実施設計:五洋建設 本社一級建築士事務所
木造部実施設計:シェルター 建築設計事務所
施工:五洋建設 東京建築支店、石井工務店(低層棟木造・外装)
施設公式ウェブサイト:https://www.minaka-odawara.jp/
見学のポイント
木造棟 “小田原新城下町” と “タワー棟” からなる複合商業施設。「宿場町のこころを、いまに再現する」を設計コンセプトに、城下町・宿場町として栄えたかつての小田原のイメージを具現化している。小田原らしさと心地良さを感じる上質な公共空間として、館内施設間だけでなく、周辺との連携・相乗効果が得られる計画となっている。
木造棟「小田原新城下町」には最先端の木造耐火技術を採用しているほか、外装材には神奈川産杉材を採用、淡路瓦や漆喰壁などの和素材も用いられている。
小田原市民や関係者のお披露目となる見学会は、シェルターの公式ウェブサイトほかにて参加を受け付け中。なお、見学会開催に先立ち、事業概要や木造耐火技術を説明するオンラインセミナーも開催されます(要予約)。(en)
1.事前オンラインセミナー
開催日時:2021年1月8日(金)13:00-14:10 / 2021年1月12日(火)13:00-14:10
※上記日程のいずれかで受講(見学会申込者に追って受講案内あり)
[オンラインセミナータイムスケジュール]
13:00-13:10 主催者挨拶
13:10-13:40「事業概要・コンセプト説明(仮)」(万葉倶楽部 一級建築士事務所所長 木下克彦)
13:40-14:10「木造耐火技術説明(仮)」(シェルター常務取締役 安達広幸)
2.現地見学会
開催日時:2021年1月15日(金)
(1)スタッフの説明付き「見学ツアー」(先着順、定員に達し次第、各回締め切り)
10:00-11:00 / 13:00-14:00 / 15:00-16:00 / 17:00-18:00
(2)「自由見学」音声ガイド付き(予約不要)
開催期間:2021年1月15日(金)~22日(金)
利用方法:手持ちのスマートフォン・タブレットに、ミナカ小田原のポイントを説明した「音声ガイド」をダウンロードして利用
申し込み締め切り:2020年12月23日(水)
主催:シェルター
後援:森林を活かす都市の木造化推進協議会、一般社団法人全国木材組合連合会、一般社団法人日本木造耐火建築協会、日本政策投資銀行、商工組合中央金庫、万葉倶楽部
1月15日見学会参加申し込みページ:
https://www.shelter.jp/news/main/8701