東京・銀座の〈銀座 蔦屋書店〉店内にあるイベントスペース、GINZA ATRIUMにて、NTTドコモが主催する2日間限りの展示イベント「デザインの兆しのはなし展」が開催されます。
NTTドコモでは、現代の生活に欠かせないアイテムであるスマートフォンなどを使った通信事業を展開している企業として、同社のデザインに対する「姿勢」を伝える展示会(DOCOMO DESIGN EXHIBITION)を2011年より開催してきました。
一昨年の2019年には日頃の取り組みを伝える「ドコモとデザイン」を開催、色の豊かさをテーマにした2018年の「COLORS」では、2019年度グッドデザイン賞を受賞しています(受賞結果)。
2021年は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的な流行により、従来の価値観が昨年来より大きく変化を続ける中での開催となります。
社会が進む方向や、人々の新しい意識によって、数年後のライフスタイルがどのようになっていくのかを、いま一度、立ち止まって考え、人々と共有すること試みます。
日頃から人の感性や意識の変化について考察を試みている5組に、デザインの兆し—これから顕在化していくであろうライフスタイルの変化について話を聞き、これから取り組むべきデザインの糸口を模索します。
対談者(敬称略):藤本壮介(建築家)、山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所 所長)、GROOVE X(林 要 同社代表取締役、根津孝太 同社CCO / クリエイティブコミュニケーター・デザイナー)、吉野真紀夫(スノーピーク 執行役員・未来開発本部長)、諏訪綾子(アーティスト)
企画者:宮沢 哲(NTTドコモ プロダクト部 デザインディレクター)
企画者 宮沢 哲 コメント:
「これからの兆し、未来は誰にもわかりません。この大きな変化を経て、私たちは何をデザインするべきか。一度立ち止まって考える必要がありました。
クリエイションに携わる方々と対談させていただく中で見えてきたのは、2、3年後、もしくはさらに先の、滲んでぼんやりとした輪郭のようなモノ、つまり兆しです。
今回、私たちは何かの答えを出そうとはしていません。むしろ『こうしたい』という確信と思いの純度を高めることが大切だと思うのです。この展示を通じて、みなさまにとっての兆しが少しでも感じられたら嬉しく思います。」
本展では、都市と建築、ワークスタイルとライフスタイル、テクノロジーとケア、遊びと人間、感覚と自然、この5つのテーマを中心に、つづられるクリエーターのことばと、それにまつわる展示が行われます。
また、会期中、5組のゲストと本展企画者との対談を一冊にまとめたものが、会場にて無料で配布されます(各日750冊予定、在庫がなくなり次第終了)。
対談集の内容も本展での展示も、これからのデザインへの考え方を垣間見ることができるとともに、人々のこれまでのモノの見方を少しだけ変えてくれるような内容となっています。
藤本壮介氏コメント:
「兆し、という言葉が良い。それは予感であり、無数の可能性にワクワクすることであり、何かが生まれる気配である。兆しや気配は『もの』ではないし、数値化もされないし、分析もされない。そんな曖昧なものが、僕たち人間の生活や社会の根底にある。その気配や兆しに耳を澄ますことが、建築であり、創造である。」
本展の企画者および対談者の詳しいプロフィールや、各氏のコメントは、「VIEW MORE」をクリックすると表示される、NTTドコモのプレスリリースに記載があります。(en)
会期:2021年3月27日(土)~28日(日)10:30-20:30
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
所在地:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX内(Google Map)
入場料:無料
内容:上記の5組の対談者と企画者との対談をまとめた書籍の数量限定無料配布(各日750冊を予定)、対談にまつわる展示
書籍内容:190ページ(非売品、企画:NTTドコモ、発行:アクシス)
主催:NTTドコモ
協力:AXIS編集部
展示スペースデザイン:カイブツ(URL)
特設サイト:https://design.idc.nttdocomo.co.jp/event/