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学生向けコンペ「第1回つなぎコンペ - もちをつくる」

この学生コンペのタイトルにある「もちをつくる」の「もち」とは、森(もり)の「も」と街(まち)の「ち」から取られたもので、両者の中間領域を指します。

「第1回つなぎコンペ - もちをつくる」

このほど開催される「第1回つなぎコンペ – もちをつくる」では、日本の森林問題に焦点をあて、森と街が対立する要素ではなく、それらがシームレスにつながり、相互が一緒になって課題を共有し、行動につなげていく「もち」のアイデアを募集します。

提案の条件として、日建設計において木質・木造の開発研究を行っている Nikken Wood Lab が発案した「つな木[*]」のシステムを用いることが必須となります。

日建設計 Nikken Wood Lab「つな木」イメージ

Nikken Wood Lab「つな木」展開イメージ

*.「つな木」とは、小径の材木で簡単に組み立て・解体・移設ができる木質ユニットのこと。角の無垢材と、クランプと呼ばれる接合部材、移動用の車輪で構成された基本ユニットは、30分程度の時間で、全国・どこでも、誰もが簡単に組み立てることができる。同じ部材を使ったデスク、棚、ベンチやプランタなど、さまざまな用途への展開、トランスフォームが容易であるのが特徴。

日建設計 Nikken Wood Lab「つな木」イメージ

木質ユニット「つな木」を使った個人席提案例(パース図 / 提供:日建設計)

木質ユニット「つな木」
https://www.nikken.co.jp/ja/insights/tsunagi.html

「第1回つなぎコンペ – もちをつくる」を主催するのは、日建設計と、建築学生向けサービス「BEAVER(ビーバー)」などを展開する、建築系スタートアップ企業のArchiTech(代表取締役:伊藤拓也)で構成される、つなぎコンペ実行委員会。
参加は要事前登録。登録から作品の提出、最終審査まで全てオンラインで行われます。作品は、ArchiTechの「BEAVER」を用いて、同コンペ専用ハッシュタグをつけて「投稿」する仕組みです。

コンペコーディネーターからのメッセージ
国土の3分の2が森林で覆われている日本は、戦後に植林された人工林が切りどきを迎えており、森林資源の循環や国土の保全の観点から国産木材の適切な利用が求められています。
持続可能な森林循環や木材利用を進めていくには、森(もり)と街(まち)がつながり、相互が一緒になって課題を共有し、行動に繋げていく「もち」のアイデアが必要になります。

Nikken Wood Labが木材利用の裾野を広げるアクションとして発案した木質ユニット「つな木」は、45mm角の一般流通木材と接合金物のみ合わせにより、家具から少し大きめの空間を「全国 どこでも だれでも」つくることができ、同じ部材を組み換えることで様々な形や機能にトランスフォームできるシステムです。
本コンペは、この「つな木」のシステムを用いた社会課題への解決や空間デザイン・用途に関連するアイデアを広く募集し、審査員と共にその実現に向けた議論を進めます。
このコンペで生まれるさまざまなアイデアや出会いが、森林への関心の喚起、林業・木材産業の担い手育成につながり、『もち』に関わる共創人口がますます増えていく社会を目指したいと思います。
地域において実際につくることができる、リアリティをもった提案をお待ちしています。(コーディネーター / 大庭拓也)

また、同コンペでは、従来とは異なる新しい建築コンペのあり方を模索すべく、下記の方針を掲げているのも特徴です。

・作品に順位をつけて1等賞を決めるという従来のコンペとは異なるあり方を目指す
・本コンペを通じて実プロジェクトを共に進めるデザイナー・デザインチームと地域プレイヤーをマッチングする機会をつくる(但し、実現に向けての始動は本コンペ終了後、別途協議)
・評価基準、評価過程をできる限りオープンにし、応募者へのフィードバックも行う

本コンペを開催することで、全国の建築学生、および建築学生チームから、社会課題への解決や空間デザイン・用途に関連するアイデアを広く募集し、審査員と共にその実現に向けた議論を進めていく予定です。

「第1回つなぎコンペ – もちをつくる」

募集対象:学生
2021年4月1日時点で、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)、高等学校、等の学生であり、応募登録期間中に応募登録を行った者

応募条件:BEAVER登録者で、日建設計が開発した木質ユニット「つな木」を用いたデザインの提案であること
敷地設定:原則自由(詳細は募集要項を参照)
データ書式:募集要項を参照
審査員(敬称略)
小友康広(小友木材店 代表取締役)
奥田悠史(やまとわ 取締役・企画室長)
澤 秀俊(澤秀俊設計環境 / SAWADEE 代表、NPO法人活エネルギーアカデミー事務局)
長野麻子(NPOものづくり生命文明機構常任幹事)
山梨知彦(日建設計 チーフデザインオフィサー、常務執行役員)
コーディネーター:大庭拓也(日建設計 Nikken Wood Lab ラボリーダー)

贈賞
優秀賞 3点:賞金30万円、記念品、作品実現の可能性(2次審査後に別途協議)
つなぎ賞 9点:賞金1万円、記念品

スケジュール
告知・募集開始:2021年6月29日
応募登録締切:8月16日(月)
作品登録期間:7月12日(日)〜9月12日(日)

応募登録方法:コンペ公式サイトの専用フォームより送信
作品登録方法:下記「BEAVER」サイトにイベント専用タグ(作品登録開始時に発表)をつけて作品を投稿
https://beaver-archi.com

1次審査および結果発表:2021年9月末(予定)
審査員選出10作品、BEAVER上での一般投票結果に基づく一般審査選出2作品の計12作品を選出

2次審査:2021年10月中旬頃開催予定
Zoomによるオンライン審査、各賞決定(結果発表)

主催:つなぎコンペ実行委員会(ArchiTech、日建設計)
後援:日本木材青壮年団体連合会
協力:太田裕通(武蔵野大学専任講師)

「第1回つなぎコンペ – もちをつくる」応募要項
https://tsunagi-competition.com

木質ユニット「つな木」納品実績・商品化ニュース

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日建設計の社内コンペから生まれた木質ユニット「つな木」のデスクが徳島県庁オフィスに納品
PRODUCT2021.07.16
日建設計が企画・プロデュースした可変式木質ユニット「つな木」を三進金属工業が商品化

建築系学生向けサービス「BEAVER」による「オンライン卒制展2021」(終了)

COMPETITION & EVENT2021.04.06
建築系学生向けサービス「BEAVER」による「オンライン卒制展2021」最終審査を4/18(日)YouTubeにて配信