COMPETITION & EVENT

kudan house にてグループ展「The Still Point – まわる世界の静止点」9/5まで開催

東京・九段にある登録有形文化財、旧山口萬吉邸をリノベーションした会員制のビジネスイノベーション拠点〈kudan house〉にて、テーマに掲げた「時/とき」のもと、時代や国籍の異なるアーティスト19組を紹介するアート展が開催されている(1枚目の画像:オリバー・ビア、黒田辰秋 ©︎THE CLUB)。見学は日時予約制を導入。

グループ展「The Still Point – まわる世界の静止点」

小瀬真由子 ©︎Mayuko Ose

主催はアートのある暮らしを提案するCCC アートラボ。キュレーションを、銀座 蔦屋書店アートギャラリー・THE CLUBのマネージングディレクターを務める山下有佳子氏が担当する。

「現在の時間と過去の時間は おそらく共に未来の時間の中に現在し 未来の時間はまた過去の時間の中に含まれる。」(T.S. エリオット 2011、p45)[*1]

“The still point”-静止点。それはイギリスの詩人、T.S.エリオット(1888-1965)が、「バーント・ノートン」のなかで探求した、現実の時間と永遠が交差する地点。彼はその場所に到達するために、時間のもつ様々な側面を、詩に綴(つづ)りました。

コロナを経て、いちど停止したかのような時間。それがまたものすごい速さで動き始めた今。多くの人が改めて「時間」について考えているのではないでしょうか。そしてそれは多くのアーティストたちを惹きつけてきたテーマでもあります。アートは、その一方通行にも見える時間というものの多面性を、私たち鑑賞者に再認識させてくれます。過去を愛しみ、未来に思いを馳せ、または不変というものに想いを巡らせる。会場を後にし、また日常へと戻るとき、時間に消費されるのではなく、私たち自らの感性と感覚で“とき”を捉えられるよう願っています。(山下有佳子)
*1.エリオット, T.S./ 岩崎宗治訳『四つの四重奏』 (岩波文庫、2011年)

なお、本展会場の〈kudan house〉では、展示イベント「パビリオン・トウキョウ2021」[*2]の展示会場の1つとなっており、敷地内には、建築家の石上純也氏が設計したパビリオン「木陰雲」が9月5日まで展示されている(運営団体が異なるため、営業日や休業日などの詳細は「パビリオン・トウキョウ2021」公式ホームページを参照)
*2.「パビリオン・トウキョウ2021」主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会|企画:ワタリウム美術館

〈kudan house〉外観(エントランス側)

〈kudan house〉外観

「The Still Point – まわる世界の静止点」

出展アーティスト(順不同):猪瀬直哉、上田尚宏、小瀬真由子、河原 温、黒田辰秋、塩月寿籃、菅木志雄、杉本博司、高橋尚愛、名和晃平、宮島達男、和田 的、Uri Aran、Oliver Beer、Daniel Buren、Lucio Fontana、Sam Francis、Detanico Lain、Lee Ufan、
会期:2021年8月6日(金)~9月5日(日)
開館時間:11:00-18:00
休館日:⽉曜、8月31日(イベント開催のため)
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止など、今後の国・地⽅⾃治体から休業要請があった場合には、当初のスケジュールが変更される場合あり

会場:kudan house(クダンハウス)
所在地:東京都千代田区九段北1-15-9(Google Map
見学方法:予約制・下記URLより申し込み
https://airrsv.net/theclubxkudanhouse/calendar

展覧会詳細
https://www.ccc-artlab.jp/news/2021/07/2264/

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