COMPETITION & EVENT

藤本壮介、妹島和世らが参画する「パビリオン・トウキョウ2021」7/1より都内にて開催

2021年7月2日初掲
7月18日完成後の公式画像追加

東京のまちなかに、日本を代表する建築家・アーティストが設計・デザインしたパビリオンが出現する。
(特記を除き、画像は全て ©︎パビリオン・トウキョウ2021)

同展示イベント「パビリオン・トウキョウ2021」は、オリンピック・パラリンピック東京大会のメイン会場である〈国立競技場〉を中心としたエリア各所が会場。五輪開催地である東京を文化の面から盛り上げるための多彩な文化プログラムを展開、芸術文化都市東京の魅力を伝える、東京都と東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京による取り組み「Tokyo Tokyo FESTIVAL(TTF)スペシャル13」の1つとして企画されたもの。世界に未だ知られていない日本文化の魅力を広く知らしめるプロジェクトです。

「パビリオン・トウキョウ2021」

藤森照信 茶室「五庵」設置イメージ(会場:ビクタースタジオ前)

パビリオン・クリエイターとして参画しているのは、藤森照信、妹島和世、藤本壮介、石上純也、平田晃久、藤原徹平、会田 誠、草間彌生、真鍋大度+ライゾマティクス(2021年6月27日時点)。パビリオンは、彼らが東京の未来への願いを込めてデザインないし設計したもの。人々は地図を片手に、宝さがしのようにパビリオンを巡り、あるいは町歩きの途中で偶然、パビリオンと出会います。

以下に紹介する、作者近影に並列するパビリオンのビジュアルは、計画段階のイメージを含みます(クリエイターは敬称略)


作品名:茶室「五庵」
設計:藤森照信

「パビリオン・トウキョウ2021」茶室「五庵」プロジェクト案

藤森照信 ©︎藤塚光政

茶室制作:川本英樹(川本家具製作研究所)
基壇実施設計:大嶋信道(大嶋アトリエ)
基壇施工:宮嶋孝秀(株式会社宮嶋工務店)
緑化施工:大林武彦(株式会社大林環境技術研究所)
茶室仕上げ材(銅板、焼き杉、漆喰)制作施工協力:工学院大学大内田史郎ゼミ
会場:ビクタースタジオ前
開場時間:11:00-19:00 / 土曜:12:00-19:00
※内部入場は要予約(全日程当日予約、時間制限あり)
https://paviliontokyo.jp/news/reservation/
https://paviliontokyo.jp/pavilion-fujimori

パビリオン・トウキョウ2021

茶室「五庵」 設計:藤森照信
撮影:ToLoLo studio

パビリオン・トウキョウ2021

茶室「五庵」 設計:藤森照信
撮影:ToLoLo studio


作品名:水明
設計:妹島和世(妹島和世建築設計事務所主宰、SANAA共同主宰)

「パビリオン・トウキョウ2021」水明 プロジェクト案

妹島和世 ©Aiko Suzuki

概要:水面に空を映しながら、庭の中をさらさら流れる曲水のようなパビリオン
施工協力:有限会社工藤工務店 / 有限会社オーツー / 株式会社クリック
素材協力:リンテックサインシステム株式会社
会場:浜離宮恩賜庭園 延遼館跡
開場時間:9:00-17:00(庭園営業時間に準じる / 入園は16:30まで)
※パビリオン「水明」の見学には浜離宮恩賜庭園入園料が必要
※パビリオンの見学には同園入園のための事前予約が必要(2021年7月2日現在)
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
予約・入園方法の詳細、最新情報は、上記・浜離宮恩賜庭園公式Webサイトを参照

https://paviliontokyo.jp/pavilion-sejima

パビリオン・トウキョウ2021

水明 設計:妹島和世
撮影 : 妹島和世建築設計事務所

パビリオン・トウキョウ2021

水明 設計:妹島和世
撮影 : 妹島和世建築設計事務所


作品名:Cloud pavilion(雲のパビリオン)
設計:藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)

「パビリオン・トウキョウ2021」Cloud pavilion(雲のパビリオン)

藤本壮介 ©︎David Vintiner

概要:東京の各地に現れる、ふわふわと浮かぶ雲のパビリオン
施工協力:株式会社田中工務店
バルーン制作:有限会社クラウン・ビー
構造設計:金田充弘(東京藝術大学美術学部建築科教授)
第1会場:代々木公園 パノラマ広場付近
開場時間:10:00-18:00
第2会場:高輪ゲートウェイ駅 改札内
鑑賞可能時間:初電から終電まで
https://paviliontokyo.jp/pavilion-fujimoto

パビリオン・トウキョウ2021

第1会場
Cloud pavilion(雲のパビリオン)設計:藤本壮介 
撮影:木奥恵三

パビリオン・トウキョウ2021

第2会場
Cloud pavilion(雲のパビリオン)設計:藤本壮介 
撮影:後藤秀二


作品名:Global Bowl
設計:平田晃久(平田晃久建築設計事務所主宰)

「パビリオン・トウキョウ2021」Global Bowl プロジェクト案

平田晃久 ©Luca Gabino

概要:大きな”お椀”が、街を行き交うさまざまな人々を包み込む
構造:金田充弘(東京藝術大学美術学部建築科教授)
施工:株式会社シェルター
照明:大光電機株式会社
会場:国際連合大学前
開場時間:10:00-18:00
https://paviliontokyo.jp/pavilion-hirata

パビリオン・トウキョウ2021

Global Bowl   設計:平田晃久 撮影:ToLoLo studio

パビリオン・トウキョウ2021

Global Bowl   設計:平田晃久 撮影:ToLoLo studio


作品名:木陰雲
設計:石上純也(石上純也建築設計事務所主宰)

「パビリオン・トウキョウ2021」石上純也「木陰雲」プロジェクト案

石上純也 ©︎CHIKASHI SUZUKI

概要:焼杉を用いて、新しくも、古くからそこにあるような、不思議な風景をつくりだす
協賛:東邦レオ株式会社 / Cartier / 株式会社中川ケミカル / 北京益汇达清水建筑工程有限公司 / 袁鑫工程顾问(上海)事务所 / 重庆纬图景观设计有限公司 / 株式会社ユニオン / 株式会社資生堂 / 大成建設株式会社
素材協力:株式会社門脇木材 / 株式会社山大 / 大光電機株式会社 / 株式会社サンゲツ
会場: kudan house 庭園
開場時間:10:00-18:00
7月2日時点で設営中、オープン日は「パビリオン・トウキョウ2021」公式Webサイトを参照
※7月6日(火)オープン
※休館日:7月5日、7月12日、7月13日、7月14日、7月19日、7月22日〜27日、8月2、8月10日、8月16日、8月23日、8月30日
※入場制限を実施する場合あり

https://paviliontokyo.jp/pavilion-ishigami

パビリオン・トウキョウ2021

木陰雲 設計:石上純也
撮影:後藤秀二

パビリオン・トウキョウ2021

木陰雲 設計:石上純也
撮影:後藤秀二


作品名:ストリート ガーデン シアター
設計:藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ / FUJIWALABO主宰)

「パビリオン・トウキョウ2021」ストリート ガーデン シアター プロジェクト案

藤原徹平

概要:古くから街の活動の舞台である”道”をパビリオンに
設計:フジワラテッペイアーキテクツラボ(中村駿太、Patrick Wheare、稲田玲奈、寺内 玲、久米雄志)
協賛:株式会社エヌ・シー・エヌ / 株式会社FORM GIVING
植栽協力:東京都農業振興事務所
構造設計:池田昌弘(Natural Sense) 池田昌弘+株式会社エヌ・シー・エヌ 福田浩史 伊藤真治 岡本悠佑 菊池裕香
施工:株式会社エムテック 小澤 睦 / スーパーロボット
リサーチ・プログラム企画:山川 陸+板倉勇人+FUJIWALABO
ジン・グラフィック制作:伊澤沙里+美山 有+FUJIWALABO
会場:旧こどもの城前
開場時間:10:00-18:00
https://paviliontokyo.jp/pavilion-fujiwara

パビリオン・トウキョウ2021

ストリート ガーデン シアター 設計:藤原徹平
撮影:ToLoLo studio

パビリオン・トウキョウ2021

ストリート ガーデン シアター 設計:藤原徹平
撮影:ToLoLo studio


作品名:東京城
制作:会田 誠

「パビリオン・トウキョウ2021」東京城プロジェクト案

会田 誠 Courtesy of Mizuma Art Gallery)

概要:段ボールとブルーシートでできた2つの城が登場
協力:ミヅマアートギャラリー / 秦永ダンボール
施工アドバイザー:株式会社加藤架設 / 株式会社エムテック
設計サポート:フジワラテッペイアーキテクツラボ 藤原徹平 / GANEMAR 小金丸信光 / 小西泰孝建築構造設計 小西泰孝 丸本健悟
会場:明治神宮外外苑いちょう並木入口
開場時間:10:00-18:00
https://paviliontokyo.jp/pavilion-aida

パビリオン・トウキョウ2021

東京城 作:会田誠 
© AIDA Makoto
撮影:ToLoLo studio


作品名:オブリタレーションルーム
制作:草間彌生

©YAYOI KUSAMA Yayoi Kusama/ The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
Photograph: QAGOMA Photography

「パビリオン・トウキョウ2021」オブリタレーションルーム プロジェクト案

左:草間彌生
右:オブリタレーションルーム(本プロジェクト案)作:草間彌生
©YAYOI KUSAMA Yayoi Kusama/ The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
Photograph: QAGOMA Photography

協力:オオタファインアーツ
設計サポート:フジワラテッペイアーキテクツラボ 藤原徹平 恩田福子 久米雄志 / 甘糟ユリ
素材協力:大光電機株式会社 / 東リ株式会社 / 株式会社タニタハウジングウエア / 日本ペイント株式会社 / 畳屋 よこうち / 株式会社LIXIL
施工:株式会社TANK
会場:渋谷区役所 第2美竹分庁舎
開場時間:10:00-18:00
※1枠20分毎の入れ替え制 / 入場は要予約
https://paviliontokyo.jp/pavilion-kusama


パビリオン・トウキョウ2021

オブリタレーションルーム   作: 草間彌生
©YAYOI KUSAMA Yayoi Kusama / The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
協力:オオタファインアーツ
撮影:木奥恵三

パビリオン・トウキョウ2021

オブリタレーションルーム   作: 草間彌生
©YAYOI KUSAMA Yayoi Kusama / The obliteration room 2002–present
Collaboration between Yayoi Kusama and Queensland Art Gallery.
Commissioned Queensland Art Gallery. Gift of the artist through the Queensland Art Gallery Foundation 2012
Collection: Queensland Art Gallery, Australia
協力:オオタファインアーツ
撮影:木奥恵三

特別参加

作品名:“2020-2021”
制作:真鍋大度+ライゾマティクス(Rhizomatiks)

「パビリオン・トウキョウ2021」真鍋大度+Rhizomatiksプロジェクト案

真鍋大度

会場:ワタリウム美術館 向かい側の空地(東京都渋谷区神宮前3-41-5)
開場時間:11:00-19:00
https://paviliontokyo.jp/pavilion-manabe-rhizomatiks

パビリオン・トウキョウ2021

“2020-2021” 作:真鍋大度 + Rhizomatiks 
撮影:木奥恵三

パビリオン・トウキョウ2021

“2020-2021” 作:真鍋大度 + Rhizomatiks 
撮影:木奥恵三

各パビリオンのすがた・かたちはさまざま。藤森氏と石上氏は、構造物の仕上げの一部に焼杉を使用。妹島氏がデザインしたものは、水面に空を映しながら庭の中をさらさら流れる曲水のようなデザイン。藤原氏の作品は、構造家と協力会社と協働し、木組みと植物が複雑に絡み合った中に存在する「植木梁(うえきばり:植木鉢を載せた梁の呼称)」を制作。構造体であり、小さな建築であり、都市におけるファニチャーでもあるという位置付けです(エヌ・シー・エヌ 2021年6月25日プレスリリースより)
また、石上氏のパビリオンが展示される〈kudan house〉では夜間、完全予約制のレストランが営業すると先ごろ発表され、話題となっています(株式会社温故知新 2021年6月21日プレスリリースより)

「パビリオン・トウキョウ2021」

制作中の藤森照信氏、モックアップ、焼杉の工程

「パビリオン・トウキョウ2021」藤原徹平+フジワラテッペイアーキテクツラボ「ストリート ガーデン シアター」架構図

藤原徹平「ストリート ガーデン シアター」架構図(2点ともエヌ・シー・エヌ提供)

kudan house レストラン「maison owl PROLOGUE(メゾンアウル・プロローグ)」

石上純也氏のパビリオン〈木陰雲〉

各作品の設計コンセプトなどの詳細は、「パビリオン・トウキョウ2021」公式Webサイトのパビリオン紹介ページにそれぞれ詳しい解説が添えられています。

特例を除き、これらのパビリオンの見学は原則無料。但し、内部入場に予約が必要な場合や、鑑賞できる時間帯もそれぞれ制限があるので、ご注意ください。(en)

「パビリオン・トウキョウ2021」

参加クリエイター(予定):藤森照信、妹島和世、藤本壮介、石上純也、平田晃久、藤原徹平、会田 誠、草間彌生、真鍋大度+ライゾマティクス
会期:2021年(令和3)7月1日(木)~9月5日(日)
会場:国立競技場を中心にした都内各所:上記 / ビクタースタジオ前、明治神宮外苑 いちょう並木入口、国際連合大学前、旧こどもの城前、渋谷区役所第2美竹分庁舎、代々木公園 パノラマ広場付近、kudan house庭園、浜離宮恩賜庭園 延遼館跡、高輪ゲートウェイ駅改札内
鑑賞可能時間:各パビリオンごとに異なる
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会
企画:ワタリウム美術館
※開場状況など最新の情報は「パビリオン・トウキョウ2021」公式Webサイトを参照
※鑑賞時間は変更になる可能性あり
※一部のパビリオンには休館日あり、会場施設入場料や予約が必要な場合あり
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止に伴う国あるいは東京都の要請により、スケジュールが変更される可能性あり

関連シンポジウム(連続トーク)
https://mag.tecture.jp/event/20210702-33657/

「パビリオン・トウキョウ2021」公式Webサイト
https://paviliontokyo.jp/

「パビリオン・トウキョウ2021」

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