大東建託が東京・東雲1丁目にある、住まいと暮らしの情報発信施設・ROOFLAG 賃貸住宅未来展示場(ルーフラッグ、本稿では〈ROOFLAG〉と表記)にて、同社主催による「未来を覗く、大東建託の建築展~collaboration projects~」が開催されます。会期は、2021年11月1日(月)から2022年6月末までの予定。
外観では斜めに傾斜した三角形の大屋根が目を引く〈ROOFLAG〉は、建築家の原田真宏氏と原田麻魚氏の設計事務所・MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(マウント フジ アーキテクツ スタジオ)が設計を担当し、2020年6月にオープン。長辺が最大で60メートルある三角形の大屋根は、大架構の梁材に、構造と意匠を兼ねることができる直交集成材・CLT(Cross Laminated Timber / クロス・ラミネイティド・ティンバー)を採用。内部からの見上げも圧巻の建築空間となっています。
同社として初となる、100%再生可能エネルギーを電力として採用しているのも施設としての特徴です。
施設名:ROOFLAG 賃貸住宅未来展示場
所在地:東京都江東区東雲1丁目4-1(Google Map)
敷地面積:2,989.95m²(904.5坪)
建築面積:1,493.95m²+モデル棟 299.58m²
延床面積:3,725.57m²+モデル棟 749.64m²
構造・規模:RC(一部鉄骨、一部木造)・地上4階
木造部分:地上3階 / RC造部分:地上4階
総事業費:約90億円(土地取得・設計・建設など)
設計:マウント フジ アーキテクツ スタジオ一級建築士事務所
施工:東急建設
竣工:2020年3月
オープン日:2020年6月8日(COVID-19拡大の影響で開館が6月に延期された)
〈ROOFLAG〉公式ウェブサイト
https://www.kentaku.co.jp/rooflag/
本展は「建築の未来」を掲げ、大きく4つのテーマで構成されます。
〈ROOFLAG〉の見学は通常、賃貸事業を検討中のプロユーザー向けに、完全予約制のところ、設計を志す学生や建築に興味のある人々に対して、未来の住まいのあり方について考える機会となるよう、予約制を敷きながら、入場は無料で開催されます。
1.ルーフラッグができるまで
通常は一般公開されていない、ルーフラッグの最大の特徴でもあるCLT材による大屋根部の設計図面をはじめ、着工から竣工までの流れを当時の写真や図面などを用いてダイジェストに紹介。
2.大東建託とコラボレーションしてきた建築家とのコラボ展示
商品開発や外部展覧会への参画を通じて、大東建託が建築家とのコラボレーションで開発した、賃貸住宅商品の建物模型を展示。2016年に東京・湾岸エリアで開催された「HOUSE VISION 2016」における、藤本壮介氏とのコラボ展示「賃貸空間タワー」の模型や、マウントフジアーキテクツスタジオとのコラボ商品のプロトタイプの模型展示など。
3.大東建託賃貸住宅コンペ関連展示
大東建託の主催で2012年より開催している賃貸住宅コンペに置いて、第4回から第9回までの上位入賞作品の模型(約30点)を展示。2022年4月より受付を開始する第10回コンペ告知展示もあり。
4.横浜市立南高等学校制作の模型を展示
大東建託は、2019年より、横浜市立南高等学校が行っている、SDGsを研究テーマとした「TRY&ACT企業講座」にて、同社の社員がゲスト講師を務めている。参加した高校生や附属中学校の生徒たちが考えた「社会課題を解決する住宅」の模型を、11月中旬より展示する。
会期:2021年11月1日(月)~3月31日(木)6月30日(木)まで会期延長(予定)
会場:ROOFLAG賃貸住宅未来展示場 1階アトリウム(Google Map)
開催時間:10:00-17:00
休館日:土・日曜、祝日
入館料:無料
入館方法:完全予約制(以下URLの予約フォームにて受付)