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「MeguruQuruwa2.0 -未来をアップデート-」

藤村龍至、西村 浩らが登壇、岡崎市におけるまちづくり「QURUWA」を読み解くオンラインシンポジウム

愛知県岡崎市の主催により、同市におけるまちづくりの取り組みの過去・現在・未来について読み解くシンポジウム「MeguruQuruwa2.0 -未来をアップデート-」がオンラインで開催されます。
予定時間は休憩を含めて2時間半、3部構成。第2部に、「QURUWA」のまちづくりに初動期から幅広く携わっているスノーピークビジネスソリューションズ、第3部には、建築家の藤村龍至氏、ワークヴィジョンズの西村 浩氏らが登壇します。

岡崎市では、中心市街地の再生を図る公民連携まちづくりが2015年より行われています。
計画段階の2017年に、岡崎城跡・総曲輪(そうぐるわ)に公共空間を創出し、未来のまちの姿を仮想的につくり出す社会実験「Meguru Quruwa」がスタート[*1]。現在は、その第1段階となる公共空間整備が完了し、ウォーカブル区域内の拠点間回遊を誘導する、新たな回遊動線「QURUWA」がつながるとともに、老若男女の幅広い層が関わることで都市における経営課題を解決し、暮らしを豊かにする取り組みが行われています。

本シンポジウムでは、まちを牽引する自治会連合および民間事業者の活動発表を通じて「QURUWA」[*2]の”現在地”を確認し、全国各地の公民連携まちづくりおよび都市再生に精通する専門家3氏を迎え、「QURUWA」の将来像と「⾃治会×事業者×⾏政による新しいエリアマネジメント」の姿について考察します。

岡崎市シンポジウム「MeguruQuruwa2.0 -未来をアップデート-」

「QURUWA」全体イメージ

*1.MeguruQuruwa
2017年10月に、QURUWA戦略[*3]をつくる過程で行われた、「QURUWA」上の公園や河川敷、道路などの公共空間で、新しいまちの過ごし方、使い方を試し、まちの未来の風景を生み出す社会実験。
「魅力的なコンテンツ」や「居心地の良い場所」がつながることにより回遊性が生まれることが実証された。

*2.Quruwa
岡崎市の中心部を流れる乙川河川敷、桜城橋、中央緑道、籠田公園、図書館交流プラザりぶら、岡崎公園、名鉄東岡崎駅などの各拠点を結ぶ回遊動線。かつての岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なること、また、動線が「Q」の字に見えることから、「QURUWA」と命名。
岡崎市では、「QURUWA」の回遊性を高め、「暮らしの質」と「エリアの価値」の向上を図る「QURUWA戦略」に取り組んでいる。

*3.QURUWA戦略
乙川リバーフロント地区の豊富な公共空間を活用して、パブリックマインドを持つ民間を引き込む公民連携プロジェクトを実施することにより、回遊を実現させ、 波及効果として、まちの活性化(暮らしの質・エリアの価値向上)を図る戦略

岡崎市シンポジウム「MeguruQuruwa2.0 -未来をアップデート-」

QURUWA戦略 イメージ図

プログラム

第1部:検証 /「MeguruQuruwa」で描いた未来予想図とは?
第2部:情報提供 / 新たな未来を描く手がかりとなるまちの動き
第3部:パネルディスカッション / QURUWAの未来をアップデート

第2部発表者

7町・広域連合会 / 7町・広域連合会 次世代の会 / スコシズツ.プロジェクト / Okazaki Micro Hotel ANGLE / studio36 / スノーピークビジネスソリューションズ

第3部パネリスト

岡崎市シンポジウム「MeguruQuruwa2.0 -未来をアップデート-」

第3部パネリスト(左から、藤村龍至、清水義次、西村 浩の3氏)

コーディネーター(敬称略)
藤村龍至
1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所(現 RFA)主宰。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。
主な建築作品に「鶴ヶ島太陽光発電所環境教育施設」(2014)「APARTMENT N」(2014)「BUILDING K」(2008)。主な著書に『批判的工学主義の建築』(2014)『プロトタイピング—模型とつぶやき』(2014)『アーキテクト 2.0』(2011)。
主なアート作品に「あいちプロジェクト」(2013・国際芸術祭あいちトリエンナーレ) 「リトル・フクシマ」(2011・堂島ビエンナーレ)。
主なアーバンデザインプロジェクトに「おとがわプロジェクト」(2015-)「大宮プロジェクト」(2013-)「鶴ヶ島プロジェクト」(2012-)。
近年は建築設計やその教育、批評に加え、公共施設の老朽化と財政問題の解決を図るシティマネジメントや、日本列島の将来像の提言など、広く社会に開かれたプロジェクトも展開している。

RFA
http://ryujifujimura.jp/


パネリスト(敬称略)
清水義次
1949年生まれ。
山梨県出身。建築・都市・地域再生プロデューサー。アーツ千代田3331代表。一般社団法人公民連携事業機構代表理事。東京大学工学部都市工学科卒業後、マーケティング・コンサルタント会社を経て、1992年にアフタヌーンソサエティを設立。都市生活者の潜在意識の変化に根ざした建築のプロデュース、プロジェクトマネジメント、都市・地域再生プロデュースを行う。
主なプロジェクトとして、東京都千代田区神田RENプロジェクト、CET(セントラルイースト東京)、旧千代田区立練成中学校をアートセンターに変えた3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331)、旧四谷第五小学校を吉本興業東京本社にコンバージョンした新宿歌舞伎町喜兵衛プロジェクトなどがある。
地方都市においても、北九州市小倉家守プロジェクト、岩手県紫波町オガールプロジェクトなど民間のみならず公共の遊休不動産を活用しエリア価値を向上させるリノベーションまちづくり事業をプロデュースしている。


西村 浩
1967年佐賀市生まれ。
東京大学工学部土木工学科卒業、同大学院工学系研究科修士課程修了後、1999年ワークヴィジョンズ一級建築士事務所(東京都品川区)を設立。土木出身ながら建築の世界で独立し、現在は、建築・リノベーション・土木分野のデザインに加えて、全国各地の都市再生戦略の立案にも取り組む。
主な受賞:北海道岩見沢市の「岩見沢複合駅舎」で土木学会デザイン賞、BCS賞、ブルネル賞、アルカシア建築賞、公共建築賞の他、日本建築学会賞(作品)、2009年度グッドデザイン賞・大賞を受賞。近年は、2021年度にグッドデザイン賞4作品受賞(鹿児島世界文化遺産オリエンテーションセンター・福島県石川町文教複合施設モトガッコほか)、都市景観大賞特別賞(糸魚川駅北地区)、土地利用モデル大賞国土交通大臣賞(佐賀市呉服元町ストリートマーケット)、日本空間デザイン賞2021の最高賞KUKAN OF THE YEAR(神水公衆浴場)、グッドデザイン賞・金賞(神水公衆浴場)。

ワークヴィジョンズ
https://www.workvisions.co.jp/workvisions/company/

QURUWAシンポジウム「MeguruQuruwa 2.0 -未来をアップデート-」開催概要

開催日:2022年2月20日(日)14:00-16:30
会場:オンライン(配信会場:Camping Office osoto)
参加費:無料
申込方法:以下URLの参加申請フォームにて受付
https://forms.gle/hY4VKM493LFWPhec9

主催:岡崎市
運営:NPO法人岡崎まち育てセンター・りた
問合せ先:岡崎市都市整備部都市施設課 QURUWA戦略係

特定非営利活動法人 岡崎まち育てセンター・りた プレスリリース(2022年2月7日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093829.html

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