三菱ケミカル・クリンスイ(以下、クリンスイ)の主催でオンライントーク「Cleansui 水会議 – 水から未来を考える 2022-」が3月22日に開催されます。
浄水器の製造・販売を行っているクリンスイは、今年2月17日に「もう一度、水道水を飲もう。」と題した企業広告を日本経済新聞朝刊(全国版)に掲載。この広告と、クリンスイのロゴのクリエイティブディレションも手がけているグラフィクデザイナーの佐藤卓氏と、人類学的な視点から地球環境問題を論じ、独自の取り組みを行う文化人類学者・竹村眞一氏をゲストに迎えての対談形式です。ファシリテーターを編集者の山田泰巨氏が務めます。
企業広告 PRODUCTION TEAM:
アートディレクション / グラフィックデザイン:佐藤卓(TSDO)
コピーライティング:米田恵子
ブランディングディレクション:福田春美
プロデューサー:前田博隆(前田屋)
クリンスイの調べによれば、水道水をそのまま飲めるのは、世界196カ国のうち、日本を含めて12カ国しかないとのこと。最高水準ともいえる日本の水道水は、ペットボトルのミネラルウォーターよりも水質基準が厳しく、しかも、市販のミネラルウォーターに劣らずミネラルが豊富。加えて、浄水器を使用することで、小さな環境負荷で水資源を活用することができ、かつ、ペットボトルと比較してリサイクル温室効果ガス(CO2など)の削減にもつながるとしています。
先月の企業広告に先立ち、Cleansui(クリンスイ)では、新しいブランドサイトを2022年2月10日にオープン。これらの活動は全て、クリンスイが2009年から続けている「水道水を飲もう!」という呼びかけの延長線上にあり、世界水の日(World Water Day)の3月22日に開催されるオンライントークもまた、「もう一度、水道水を飲もう。」というキャッチコピーの文脈から開催されるもの。水資源の活用、”水と環境”というテーマは、これからの都市と建築にも関わってくる社会的な問題提起の場となります。
ゲストプロフィール
佐藤 卓氏
グラフィックデザイナー 株式会社 TSDO 代表。
「ロッテ キシ リトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン、「国立科学博物館」のシンボルマークなどを手掛けるほか、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディング、企業のCIを中心に活動。
NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHT 館長を務め、展覧会も多数企画・開催。竹村眞一氏
京都芸術大学教授、NPO法人ELP(Earth Literacy Program)代表。
東京大学大学院文化人類学博士課程修了。独自に開発したデジタル地球儀「触れる地球」/Sphere はグッドデザイン賞・金賞、キッズデザイン賞最優秀・内閣総理大臣賞を受賞。東日本大震災「復興構想会議」専門委員、国連アドバイザー、東京都環境審議会委員などを歴任。著書に『地球の目線』、『宇宙樹』(高校の国語の教科書にも掲載)など。
「Cleansui 水会議 水から未来を考える 2022」
ゲストスピーカー:佐藤 卓(グラフィックデザイナー)、竹村眞一(文化人類学者)
ファシリテーター:山田泰巨(編集者)
日時:2022年3月22日(火)20:00-21:30
会場:オンライン(クリンスイ YouTube公式チャンネルより配信)
参加費:無料(要申し込み)
申込受付:クリンスイ ブランドサイト内 特設ページ
https://www.cleansui.com/shop/everyform/form.aspx?questionnaire=mizukaigi_20220322
なお、クリンスイは、昨年7月に三重県多気町にオープンした、日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」に、新たな活動拠点となる「Cleansui House(クリンスイハウス)」をオープンしています。
「クリンスイハウス」は、”水の知恵”をコンセプトにしたメディアのようなパビリオンです。
食・風土・伝統・工芸など、自然豊かなこの地域のもつ多様な魅力を掘り起しながら、水を切り口にした展示やワークショップといった体験型コンテンツを提供しています。
地域コミュニティに貢献するだけでなく、この場所から来場者の方々にこれからの暮らしのアイデアを提案しながら、持続可能な社会に求められるアクションを起こしていきます。
「水の飲み比べ」や、建物を共有する昆布の老舗「奥井海生堂」と共同で行う、だしのとり方ワークショップなど定期的に大小さまざまなイベントを開催していく予定です。
クリンスイハウス内には、“水のシナリオ” と題したシリーズ展示をケーススタディに、水と人との営みを再考しながら、水の叡智を発見する「Water Wall Gallery」を併設。食・風土・伝統・工芸など、多彩なトピックを切り口に「水」を通し て日本の文化や歴史を探求していきます(展示キュレーション:郷古隆洋 / Swimsuit Department)。
郷古隆洋プロフィール
ユナイテッドアローズ、ランドスケーププロダクツを経て、2010年に Swimsuit Departmentを設立。輸入代理店をはじめ、世界各国で買い付けたヴィンテージ雑貨などを販売するBATHHOUSEを運営するほか、店舗のインテリアコーディネートやディスプレーなども手がける。
クリンスイでは、店舗内に加えて、VISONの敷地内10カ所にクリンスイのウォーターサーバーを設置。使い捨てペットボトルのない環境の実現へ向けたサポートも行っています。
所在地:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 旨味14
営業時間:10:00-18:00
定休日:なし
オープン日:2021年7月20日
「Cleansui House」ウェブサイト
https://www.cleansui-house.com
インスタグラム @cleansuihouse_vison
https://www.instagram.com/cleansuihouse_vison/