マルニ木工が東京都内に構えるショップ&ショールーム[maruni tokyo]に、期間限定の”カフェ”がオープンします。
同社の今春の新作展示発表会で披露された、「MARUNI COLLECTION」の新たに加わった、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)のデザインによる〈EN〉シリーズの家具をメインに据えた〈Café Manz(カフェ・マンツ)〉です。
セシリエ・マンツ(Cecilie Manz)プロフィール
1972年デンマーク生まれ。デンマーク王立芸術アカデミーで学んだ後、ヘルシンキ芸術デザイン大学へ進み、1998 年コペンハーゲンに自身のスタジオを設立。シンプルで美しく、機能的なプロダクトを目指す彼女のデザインは、家具、テーブルウェア、照明、電子機器など多岐にわたる。
「すべての作品はひとつの物語の断片として捉えられ、時間や機能を超えてアイデア、素材、美意識の観点からさまざまなプロジェクトに結びついています」と語り、自らの足でリサーチを重ねスケッチをし、試作を繰り返しコンセプトを作るプロセスを大切にしている。
主な受賞歴に、The Crown Prince Couples Cul-tural Award 2014、Designer of the Year 2018 Maison&Objet Paris、E. Kold Christensen’s Award of Honour, Chevalier des Arts et des Lettres 2019 など。
コペンハーゲンの小さなカフェをイメージした店内は、作原文子氏がスタイリング。セシリエ・マンツの家具シリーズ〈EN〉がずらりと並び、カウンターで受け取るコーヒーは、彼女が2021年に「1616/arita japan」から発表された、有田焼のテーブルウェアシリーズ〈CMA CLAY〉にて提供されます。
コーヒーは、マルニ木工と同じ広島出身のOBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)が、今回の企画のためにオリジナルでブレンドした豆で淹れた特別な一杯です。
〈カフェ・マンツ〉を構成する家具、テーブルウェア、コーヒー豆などは、イベント期間中に店内で購入も可能です。
また、カフェ内では、家具〈EN〉とテーブルウェア〈CMA CLAY〉について、そのデザインの特徴をビジュアルとともに解説する企画展「セシリエ・マンツのかたちとつくり」もあわせて開催されます。
カフェのオープン期間は、都内で秋のデザインイベントが開催される時期にあわせて、10月21日から11月3日まで(水曜定休)。シリエ・マンツの家具〈EN〉シリーズを軸としたイベントは、2023年2月にも開催される予定です。
主催:マルニ木工
協力:百田陶園、オブスキュラコーヒーロースターズ、アンデルセン
企画・編集:猪飼尚司
インテリアスタイリング:作原文子
写真:山本あゆみ
アートディレクション:関田浩平
マルニ木工 ウェブサイト
https://www.maruni.com