多摩美術大学(学長:建畠 晢)八王子キャンパスにて、「八王子キャンパス展」が11月14日(月)より開催されます。
もの派の彫刻家・関根伸夫(1942-2019)や菅木志雄(1944-)といった現代美術家、デザイナーの三宅一生(1938-2022)、佐藤可士和(1965-)、イラストレーターの和田 誠(1936-2019)、写真家の蜷川実花(1972-)など、日本を代表するトップクリエイターを輩出してきた多摩美術大学。その淵源は、1929年に創立した帝国美術学校までさかのぼり、新しい美術教育の発展を目指し、1935年9月に東京・上野毛に新設した多摩帝国美術学校に始まります。
多摩美術大学では、さらなる発展のため、1960年9月に多摩ニュータウン開発計画地域の東西12kmの土地を校地として取得。先ずは運動場が建設され、1971年に新設の建築科の新入生を含む1学年の授業が八王子キャンパスで開始され、1974年には美術学部の移転が完了。2007年には建築家の伊東豊雄の設計で〈多摩美術大学図書館〉が竣工、話題となりました。
そのほか、校地の拡張とともに、八王子キャンパスを順次整備、現在の敷地面積は159,769.57m²となっています。
#Tama Art University YouTube「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)Tama Art University Library by Toyo Ito」(2017/07/06)
本展では、多様化し、複雑化する現代社会の中で、芸術に立脚しつつ能動的に未来を切り拓ける人材を養成するという大学の使命を実現するため、美術教育を実践する場として八王子キャンパスがどのような歴史を経て創られてきたのか、今日に至るまでのキャンパス設計やコンセプトも紹介しながら振り返り、総覧します。
展示内容
・ 土地取得からキャンパス整備の記録
・ 写真パネル
・ 配置検討模型
・ 各棟設計中のスケッチ
・ 工事中の動画
・ キャンパスライフ映像
・ 現在のキャンパスのイメージモデル
会期:2022年11月14日(月)〜11月30日(水)
会場:多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー2F
所在地:東京都八王子市鑓水2-1723(Google Map)
開館時間:10:00-17:00
休館日:11月19日(土)・20日(日)・27日(日)
主催:多摩美術大学
企画・監修:田淵 諭(多摩美術大学環境デザイン学科教授、キャンパス設計室室長)