東京ミッドタウン・デザインハブにて、第106回企画展「ゼミ展2024 デザインの学び方を知る」が1月10日から開催されています。
本展は、東京ミッドタウン・デザインハブが2018年より開催している「ゼミ展」で、大学・専門学校の教育課程や研究室が取り組んでいる課題の内容と、そこで学ぶ学生たちの作品を紹介するものです。
本展のアートディレクションとグラフィックデザインを廣村正彰(廣村デザイン事務所)氏が、会場の展示デザインを、原田 圭氏(DO.DO.)が担当しています。
出展校と課題
京都芸術大学大学院 芸術研究科 芸術環境専攻 文化デザイン・芸術教育領域 文化創生分野
担当教員:服部滋樹、松井利夫、上村 博、久慈達也
課題:「自転車等を活用した地域文化デザイン」専門学校 桑沢デザイン研究所 総合デザイン科 ビジュアルデザイン専攻 浅葉克己+Goo Choki Parゼミ
担当教員:浅葉克己、Goo Choki Par(石井 伶・飯高健人・浅葉 球)、川畑明日佳
課題:カレンダー昭和女子大学 環境デザイン学科 三星安澄研究室
担当教員:三星安澄
課題:これもクッキー型である多摩美術大学 統合デザイン学科 菅俊一プロジェクト
担当教員:菅 俊一
課題:時間の探求東京都立大学 インダストリアルアート学科 製品・サービスデザイン研究室
担当教員:金 石振
課題:伝統からの再発見長岡造形大学 造形学部 発想・着想演習
担当教員:板垣順平、北 雄介、小松佳代子、境野広志、竹田進吾、伊達 亘、平原 真、水川 毅、森本康平
課題:Creative Thinking Practices名古屋造形大学 地域社会圏領域 蜂屋景二スタジオ
担当教員:蜂屋景二、小笹 泉、葛島隆之
課題:建築をつくることで地域の文脈をつくる広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸学科 視覚造形分野
担当教員:納島正弘、中村 圭、大道寺ダニカ、山本 陸
課題:ひろしま平和ポスター 2023武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 五十嵐ゼミ
担当教員:五十嵐久枝
課題:showspace showcase –白と光–武蔵野美術大学 芸術文化学科 佐々木一晋ゼミ
担当教員:佐々木一晋
課題:地域指向型デザイン・アートワーク
主催者メッセージ
今、デザインは社会をより良くするための手段としてさまざまな領域で求められ、全国の教育機関で工夫をこらした学びが行われています。どのようなデザインやデザイナーが必要とされているのか、学生たちがそれらにどう向き合っているのか、本展ではデザイン教育の一端を授業で取り組まれている課題と作品を通して紹介します。
課題への着眼点に始まり、リサーチから提案まで、デザインを専門とする9校・10ゼミ独自の発想と実践にぜひご注目ください。
空間デザイン コンセプト
ゼミ展の空間をデザインする上で考えたのは、以下の3つです。
1. 領域をつくりつつ、混ざり合うような空間
2. それぞれの展示がしっかりと伝わりながら、全学校で一つの展覧会を作り上げているイメージ
3. 細長い空間の中で、場所の優劣を感じさせない奥に行きたくなるような仕掛け木々を模したサインを巡りながら、緑道を散策するように、美術系大学で「今行われている事」を感じてもらえたらと思います。そこには、発想の花や実との出会いがあると思います。(DO.DO. 原田 圭)
会期:2024年1月10日(水)〜2月25日(日)
開場時間:11:00~19:00 会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
所在地:東京都港区⾚坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階(Google Map)
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)
アートディレクション・グラフィックデザイン:廣村正彰(廣村デザイン事務所)
会場デザイン:原田 圭(DO.DO.)
企画:日本デザイン振興会
施工:デイク
写真:ミングル
※「ゼミ展2024 デザインの学び方を知る」オープンデイ
日時:2月11日(日祝) 14:00-17:30
会場:本展会場内および隣接するリエゾンセンター
内容
・10分 x 10ゼミプレゼンテーション(14:00-16:00)
・展示会場での交流(16:00-16:30)
・各ゼミの展示についての感想交換、Q&Aセッション(16:30-17:30)
「ゼミ展2024 デザインの学び方を知る」詳細
https://www.designhub.jp/exhibitions/seminars2024