COMPETITION & EVENT

「トレイルランナーの家」展 鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会主催

荒木源希、佐屋香織、栃内秋彦、田邉雄之、伊藤立平の5名の建築家による企画展、MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉 オープンスペースにて開催

2024年1月31日初掲、2月3日・13日会場写真追加

「トレイルランナーの家」展 会場写真

「トレイルランナーの家」展 会場写真(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

鎌倉にゆかりのある5人の建築家による企画展「トレイルランナーの家」が2月3日より開催されています。
同展は、2018年11月に7人の若手建築家によって開催された「サーファーの家」展に続く第2弾です。同展では、会期中に運行する湘南モノレールの全車両の中吊り2枠と湘南モノレール大船駅構内のHomeギャラリーにて作品発表が行われました(下の画3点)。

7人の若手建築家による「サーファーの家」展(2018年)湘南モノレール車内での作品展示風景

7人の若手建築家による「サーファーの家」展(2018年)湘南モノレール車内での作品展示風景(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「サーファーの家」展(2018年)大船駅構内での作品展示風景

「サーファーの家」展(2018年)大船駅構内での作品展示風景(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「サーファーの家」展(2018年)大船駅構内での作品展示風景

「サーファーの家」展(2018年)大船駅構内での作品展示風景(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

今回の企画展「トレイルランナーの家」では、鎌倉エリアにある具体的な敷地を対象に、5名の建築家が「トレイルランナーの家」をそれぞれ提案するというもの。主催は、前回と同じ鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会[*後述]

本展タイトルにある「トレイル」とは、林道、登山道、砂利道といった未舗装路を指します。

未舗装路(トレイル)イメージ

未舗装路(トレイル)イメージ

いわゆる「トレラン」と呼ばれるトレイルランニングおよびマウンテンランニングなどのアウトドアスポーツでは、参加者がこの未舗装かつ高低差もある山道を走破します。トレランは天候に関係なく実施されることが多いため、参加者は、山中で柔らかな木洩れ陽を感じるときもあれば、雨でぬかるんだ山道に格闘する場合もあります。さまざまな環境・状況を受け入れながら走るトレイルランナーは、自然の中で自然に慣れ親しむ競技の愛好者と言えるでしょう。

そんなトレイルランナーが望む家とは? どのようなものなのか? これが本展が掲げたテーマです。

メッセージ

山の斜面に建つ家や生活そのものがトレーニングになるような家なら、日常の延長でトレイルランニングを楽しめるかもしれません。レースの出場記念となるゼッケンやいつの間にか増えていくギアは収納を兼ねてディスプレイできれば、仲間を呼んで過ごすときに話が盛り上がることでしょう。
また、近年はリモートワークも身近になって、場所に縛られない働き方が可能となってきました。そうした状況にも後押しされ、自然とともにある新しいライフスタイルを叶える家が求められています。

「トレイルランナーの家」を通して、多様な視点から自然との関係を築く住まいのあり方を建築模型やパネルで提案いたします。ぜひご鑑賞ください。(鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会 発行のプレスリリースより抜粋)

出展者5名と「出展作品タイトル」

・荒木源希(アラキ+ササキアーキテクツ)
「いきものの家」
・佐屋香織(ピークスタジオ一級建築士事務所)
「暮らしを緩やかに分けて繋ぐ」
・栃内秋彦(一級建築士事務所TAKiBI)
「家が山/山は家」
・田邉雄之(田邉雄之建築設計事務所)
「匂いをつかまえる家」
・伊藤立平(伊藤立平建築設計事務所)
「印の家」
※作品名は開始前の仮称を含む

「トレイルランナーの家」展 会場写真

「トレイルランナーの家」展 会場写真(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展

荒木源希「いきものの家」模型(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展

佐屋香織「暮らしを緩やかに分けて繋ぐ」模型(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展 会場写真

「トレイルランナーの家」展 会場写真(提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展

栃内秋彦「家が山/山は家」模型(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展

田邉雄之「匂いをつかまえる家」模型(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展

伊藤立平「印の家」模型(画像提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

「トレイルランナーの家」展 会場写真

「トレイルランナーの家」展 会場写真(提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)

プロフィール

荒木源希(あらき・もとき)
荒木源希(あらき・もとき)近影

1979年東京都生まれ。2002年東京都立大学工学部建築学科卒業。2004年東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。2004〜2007年アーキテクトカフェ・田井幹夫建築設計事務所勤務。2008〜2011年アラキ+ササキアーキテクツ一級建築士事務所共同主宰。2011年よりアラキ+ササキアーキテクツ代表取締役。2013年より専門学校ICSカレッジオブアーツ非常勤講師。2015〜2020年東京都立大学非常勤講師。
事務所内に工房を構え、設計と製作が並走する。設計から派生した木製規格部材モクタンカンを販売。鎌倉市佐助で山林と暮らす集合住宅〈crossing Sasuke〉を計画中。
これまでの主な受賞に、2020年〈朝霞の3棟再整備計画〉で住宅建築賞奨励賞、2022年〈国立の家〉でグッドデザイン金賞受賞など。

アラキ+ササキアーキテクツ ウェブサイト
http://arakisasaki.com


佐屋香織(さや・かおり)
佐屋香織(さや・かおり)近影

1983年神奈川県鎌倉市生まれ。2001年神奈川県立湘南高校卒業、2006年日本女子大学家政学部住居学科卒業、2008年同大学院家政学研究科住居学専攻修了。2008~2011年山本理顕設計工場勤務。2014年ピークスタジオ(PEAK STUDIO)設立、2015年同事務所共同代表。日本大学、日本女子大学非常勤講師。
2019年〈森と自然の保育園SORA〉でキッズデザイン賞、2020年〈南三陸町役場庁舎/歌津総合支所・公民館〉で日本建築学会作品選集新人賞、2021年〈武蔵新城のエリアリノベーション〉でグッドデザイン賞、2021年〈南三陸町役場庁舎/歌津総合支所・公民館〉でJIA東北建築大賞2020大賞。

ピークスタジオ ウェブサイト
http://peak-studio.net


栃内秋彦(とちない・あきひこ)
栃内秋彦(とちない・あきひこ)近影

1980年神奈川県藤沢市生まれ。1999年神奈川県立湘南高等学校卒業。2004年芝浦工業大学工学部建築学科卒業。2006年同大学大学院理工学研究建設工学専攻修士課程修了。2006~17年難波和彦+界工作舎勤務。2017年に佐藤季代と共に一級建築士事務所TAKiBI設立、同代表を務める。2022年より東京都市大学非常勤講師。
これまでの主な受賞に、〈柳小路ハイツ〉で2023年神奈川建築コンクール アピール賞(環境)、〈日光の家〉で住まいの環境デザイン・アワード2019優秀賞および第4回日本エコハウス大賞奨励賞受賞などがある。
東京・杉並と湘南にオフィスを構え、建築と農業を繋ぐ試みに取り組みながら全国各地で活動中。

TAKiBI ウェブサイト
https://www.takibi-archi.com


田邉雄之(たなべ・ゆうじ)
田邉雄之(たなべ・ゆうじ)近影

1975年神奈川県鎌倉市生まれ。1998年明治学院大学フランス文学科卒業。2000年ICS卒業。2003年芝浦工業大学大学院建設工学専攻修了。2000~2006年bews一級建築士事務所。2006年文化庁新進芸術家海外研修制度にてFOA/Foreign Office Architects(英国)に在籍し、翌年より勤務。2008年YAA / Yuji And Architects ユウジアンドアーキテクツを鎌倉に設立、同代表を務める。2016年に田邉雄之建築設計事務所に改称。ICS、芝浦工業大学非常勤講師。
主な受賞に、グッドデザイン賞(共同受賞を含む、複数回)、住宅建築賞(2014年)、AR House award佳作(2014年)、軽井沢緑の景観賞(2017年)などがある。
ローカル(湘南エリア)とグローバル(ギリシャ、フィリピンなど)でプロジェクトが進行中。

田邉雄之建築設計事務所ウェブサイト
https://yuji-tanabe.com


伊藤立平(いとう・たっぺい)

伊藤立平(いとう・たっぺい)近影

近影撮影:生熊 智 Techni Staff

1974年神奈川県鎌倉市生まれ。1993年神奈川県立湘南高等学校卒業、1998年東京工業大学建築学科卒業、2000年同大学大学院総合理工学研究科人間環境システム修了。日建設計勤務を経て、2011年伊藤立平建築設計事務所設立、同代表を務める。
日建設計在籍時の受賞に、建築人賞、日本建築家協会優秀建築選、日本建築学会作品選集選など。独立後の受賞に、JCD Design Award銀賞、SDレビュー入選、JIA中国建築大賞特別賞、キッズデザイン賞、ウッドデザイン賞などがある。
現在は、奈良の吉野林業との繋がりの中で、都市近郊の山林を対象とした「森のまちづくり」プロジェクトに関わっている。

伊藤立平建築設計事務所ウェブサイト
https://www.tappeiito.com

 

「トレイルランナーの家」展

「トレイルランナーの家」展 開催概要

出展作家:荒木源希、佐屋香織、栃内秋彦、田邉雄之、伊藤立平
会期:2024年2月3日(土)~9日(金)
会場:MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉 オープンスペース
所在地:神奈川県鎌倉市小町1-8-1 ホテルメトロポリタン鎌倉1F
開場時間:10:00-19:00
※MUJIcom営業時間内、最終日9日は15:00まで
入場料:無料
主催:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会
協賛:イトーキ、栄港建設、ケイミュー、COCO-HOUSE、斉藤建設、ストローグ大同工業、DNライティング、デュラビット・ジャパン
協力:MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉、OSJ湘南クラブハウス
コーディネート:中崎隆司(生活環境プロデューサー・建築ジャーナリスト)
広報:久留由樹子(編集者)

「トレイルランナーの家」展 会場写真

「トレイルランナーの家」展 会場写真(提供:鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会)


[*] 鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会:神奈川県鎌倉市を走る3本の鉄道(湘南モノレール、江ノ島電鉄、横須賀線)が1つのリングを形成し、鎌倉のもつ魅力を最大限に楽しむということについて建築的・まちづくり的視点で捉えた場合に、これらの交通手段とその周辺にはとても大きなポテンシャルがあると考えられる。観光×鉄道×建築という3つの要素を掛け合わせることによって、前述の3本の鉄道とその周辺の可能性を探り、既存資源を生かした楽しい周遊の拠点をつくる提案を行っている。

鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会ウェブサイト
https://kamafujiring.com/

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