COMPETITION & EVENT

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森 、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館にて4/13-9/1開催

2024年4月14日初掲、4月28日 青森会場写真追加

青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森[ACAC]、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館、この青森県内にある現代美術を楽しめる5つの美術館およびアートセンターでは、2020年から5館が連携し、県民や県を訪れる観光客へ向けて、青森のアート体験と共に地域の周遊を喚起する「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」プロジェクトを発信・実施してきました。

この活動の一環として、AOMORI GOKANアートフェス2024「つらなりのはらっぱ」が4月13日より始まりました。会期は9月1日まで。

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」メインビジュアル

「メイン企画」と「共通企画」を中心に構成

本アートフェスは、「つらなりのはらっぱ」という共通テーマのもと、各美術館・アートセンターが企画する「メイン企画」と、並びに5館を作品が巡回する「共通企画」が行われるほか、アート体験を中心に地域と連携し、県内の各地域にある自然や食、建築といった豊かな文化に触れながら、人々に青森の魅力を再発見してもらうことを目指しています。公式ウェブサイトでは、周遊モデルコースなども掲載されています。

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

公式ウェブサイトより

各館 メイン企画

青森県立美術館

「テーマ:かさなりとまじわり」
前期展示:2024年4月13日(土)〜6月23日(日)
後期展示:2024年7月6日(土)〜9月29日(日)
会場:コミュニティギャラリー、エントランスギャラリー、コミュニティホール、ワークショップエリアおよび野外
概要:青森県立美術館を設計した建築家の青木 淳氏が提唱する「原っぱ」論を援用し、展示室のみならず、コミュニティギャラリーやワークショップエリア、屋外ヤードなども展示やプロジェクトに活用。展示室を含めた諸室をそれぞれの「原っぱ」に見立て、館内外の各所でアートを発見、鑑賞、体験できる場を設ける。
美術館を構成する特徴的な各空間が「かさなり」、いくつかのコンセプトに沿って作品がインストールされることで、青森の自然と人間の「まじわり」、死んだものと生きているものの「まじわり」、現代社会のありようとこれから未来を切り拓いていく人たちとの「まじわり」の諸相を浮かび上がらせ、美術館全体に大きな「つらなり」を生み出すことを試みる。
参加作家:原口典之、吉田克朗、吉田榘子、青木 淳、井田大介、大森裕美子、大森記詩、吉田有紀、青 秀祐、Viirtualionほか
https://www.aomori-museum.jp/schedule/13606/

青森県立美術館 青木 淳〈つながりのはらっぱ のための壁〉

青木 淳〈つながりのはらっぱ のための壁〉 画像提供:Virtualion

Virtualion(バーチャリオン)作品

Virtualion(バーチャリオン)による展示企画〈a day before art〉 詳細は2024年4月12日同社プレスリリースを参照

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

参考図版 原口典之〈F-8E CRUSADER〉(「十字路-CROSSROAD」ART BASE 百島広島での展示風景)2014年 ©ART BASE MOMOSHIMA

青森公立大学 国際芸術センター青森

「currents / undercurrents -いま、めくるめく流れは出会って」
前期展示:2024年4月13日(土)〜6月30日(日)
後期展示:2024年7月13日(土)〜9月29日(日)
概要:表現者たちは偶然や必然に導かれながら移動し、この青森という土地・場所へやってくる。古代から生き物は、自然の力も借りながら、移動を続けることで生きてきた。生まれた場所、定住する場所、前にいた場所、そしてこれから行く場所は、今たまたま現在地であるここ青森と、どのようにかかわり合うのか?
本展では、「現在」という意味をもちながら、海流や気流をはじめとして、ある一定の方向に動く水や空気、電流などの変わり続ける流れを示す「current」と、表面や他の流れの下にある目に見え難い流れや暗示を意味する「undercurrent」をキーワードとして、ある場所とかかわり合いながら表現をつむぎ出す国内外のアーティスト、そして青森ゆかりの表現者たちによる作品が一堂に会する。
参加作家:Jumana Emil ABBOUD(ジュマナ・エミル・アブード)、青野文昭、岩根 愛、是恒さくら、光岡幸一、中嶋幸治、鈴木正治、Jasmine TOGO-BRISBY(ジャスミン・トーゴ=ブリスビー)、Robin WHITE(ロビン・ホワイト)ほか
会場構成:山川 陸(山川陸設計代表、Transfield studio共同代表)
キュレーター:慶野結香
https://acac-aomori.jp/program/2024-1/

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

岩根 愛〈The Opening〉2022年

弘前れんが倉庫美術館

1.「蜷川実花展 with EiM:儚(はかな)くも煌(きら)めく境界 Where Humanity Meets Nature」
https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/ninagawa-mika/
2.「弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』」
https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/shirakami/
会期:2024年4月6日(土)〜9月1日(日)
1の概要:写真家・映画監督の蜷川実花が、データサイエンティストの宮田裕章、セットデザイナーのEnzo、クリエイティブディレクターの桑名 功らと結成したクリエイティブチーム・EiMとの協働により実現した大規模展。
うつろう時間やながれゆく季節の境界を超える壮大なインスタレーションを発表するほか、弘前をはじめとする日本各地で蜷川が撮影した桜の写真など、人の手とまなざしに育まれた花や木々を捉えた作品群を展示。本展を通じて、人間と自然とが築いてきた関係性を浮かび上がらせ、それぞれが住まう土地の自然やその背景にある文化、歴史を新たな視点から捉え直す機会となることを目指す。

「弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』」参考図版 狩野哲郎〈21の特別な要求〉2021年 Courtesy of the artist

八戸市美術館

「エンジョイ! アートファーム!!」
会期:2024年4月13日(土)〜9月1日(日)
概要:「はらっぱ」でもあり、「ファーム」でもあるジャイアントルームで展開される、さまざまな作品や活動、アーティストとの交流。美術館のコンセプトである「出会いと学びのアートファーム」を体現する企画を実施。美術館を象徴する空間「ジャイアントルーム」において、八戸を拠点に活動する5人のアーティストが来館者と共につくり、楽しむプロジェクトを展開。訪れるたびに変化するジャイアントルームのあり方は、訪れる人によって使い方が決められていく「はらっぱ」のような場として機能する。絵画や版画、写真、ダンスなど、多様なジャンルで日々繰り広げられる活動により、来館者とアーティストがこの場で出会い、関わり合うことで、まるで畑に蒔いた種のようにどんどん育っていくことを期待している。
参加アーティスト:磯島未来、漆畑幸男、しばやまいぬ、蜂屋雄士、東方悠平
アートディレクション:野間真吾
会場構成:佐藤慎也
https://hachinohe-art-museum.jp/project/3467/

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

「ジャイアントルーム」に立つ5人のアーティストた(左から、磯島未来、東方悠平、漆畑幸男、しばやまいぬ、蜂屋雄士)

十和田市現代美術館

「野良になる」
会期:2024年4月13日(土)〜11月17日(日)
概要:本アートフェスのテーマである「はらっぱ」を自然と人間の交わるところと捉え、それらの複雑に絡まる関係性に注目した展覧会を行う。近代が生み出した自律した理性的な主体としての「人間」を見直し、その成立過程で排除された存在や思考に目を向ける。丹羽海子、䑓原蓉子、永田康祐、アナイス・カレニンら多様な視点から自然を捉えるアーティスたちが、彫刻、映像、ウールのタペストリー、サウンド、屋外インスタレーション、料理など、多岐にわたる表現形式で作品を展示する。
https://towadaartcenter.com/exhibitions/noraninaru/

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

参考図版 丹羽海子〈Metropolis Series: Good Egg Community〉2022年 Courtesy the artist and Someday, New York Photo: Daniel Terna


5館を巡回する共通企画

5館共通企画では、美術家の栗林 隆による体験型のインスタレーション作品〈元気炉〉が5館を巡回します。
栗林は、国際美術展や各地の芸術祭など世界を舞台に作品を発表しているアーティストであり、これまでに自然と人間、社会をとりまくさまざまな「境界」をテーマに作品を制作・発表してきました。 本アートフェスのテーマである「つらなりのはらっぱ」を体現した、5館をつなぐ作品となります。

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」

栗林 隆〈元気炉〉2022年(〈蚊帳の外〉ドクメンタ15、ドイツ・カッセル)より Photo: Rai Shizuno

〈元気炉〉作品概要・作家プロフィール・巡回スケジュール

作品概要
原子炉の形状をした構造物に薬草の香りを帯びた蒸気を発生させ、観客が中に入って体験することが可能な作品。
本作は、作家がかつてタイに赴いた際に、その土地で採取されるハーブを用いたスチームサウナによって、体調不良だった体にエネルギーを取り戻したという経験に由来する。
さらに本作品は、2011年の東日本大震災の発生後に人々が再認識した原発事故の恐ろしさと、持続性の高い自然エネルギーや再生可能な社会に向けた提案とが重ね合わせた構造となっている。原子炉を模した作品の内部空間や周囲に人々が集い、植物のエネルギーを感じることのできる本作は、人と自然の境界線上に生まれた場所であり、それは本アートフェスのテーマである「つらなりのはらっぱ」を体現するように、ここに集った人々が、みえざる境界線をまたぎ、世界との新たな関係性を構築する機会を生み出そうとするものである。

栗林 隆 プロフィール
1968年長崎県生まれ。東西統合から間もない1992年よりドイツに滞在、その頃より「境界」をテーマにドローイング、インスタレーション、映像など多様なメディアを使いながら作品を発表。現在は日本とインドネシアを往復しながら国際的に活動する。
主な展覧会・出展作品として、2022年「ドクメンタ15(Cinema Caravan and Takashi Kuribayashiとして)」(カッセル、ドイツ)。2019年「瀬戸内国際芸術祭2019」での〈伊吹の樹〉(香川 伊吹島) 。2018年「パレ・ド・トーキョー Enfance/こども時代」展での〈パレ・ド・トーキョー〉(フランス パリ)、2012年個展「Water >I< Wasser」(青森 十和田市現代美術館)などがある。

 

5館巡回スケジュール(予定)
※作品が稼働する日時の詳細は公式ウェブサイトにて後日発表

2024年8月9日(金)〜8月11日(日):青森県立美術館
2024年8月14日(水)〜8月15日(木):青森公立大学 国際芸術センター青森
2024年8月18日(日)、19日(月)、21日(水):八戸市美術館
2024年8月24日(土)、25日(日):十和田市現代美術館
2024年8月28日(水)〜9月1日(日):弘前れんが倉庫美術館


同時期開催の展覧会・イベント

青森県立美術館

「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」
会期:2024年3月20日(水・祝)〜5月12日(日)
「鴻池朋子展:メディシン・インフラ」
会期:2024年7月13日(土)〜9月29日(日)

帝国ホテル二代目本館100周年「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展が青森県立美術館に巡回、青木淳(AS)と佐藤熊弥(tandem)が会場構成を担当

八戸市美術館

「展示室の冒険」
会期:2024年4月20日(土)=6月24日(月)
「tupera tupera のかおてん.」
会期:2024年7月6日(土)〜9月1日(日)
「コレクションラボ 007 大久保景造と八戸文化」
会期:2024年3月23日(土)〜7月8日(月)
「コレクションラボ 008 彩る書」
会期:2024年7月13日(土)〜10月28日(月)

十和田市現代美術館

「尾角典子展」
会期:2024年7月6日(土)〜9月8日(日)


公式ガイドブック

AOMORI GOKANアートフェス2024 「つらなりのはらっぱ」公式ガイドブック

公式ガイドブック 表紙


「AOMORI GOKANアートフェス2024」開催概要

英語表記:AOMORI GOKAN Arts Fest 2024
テーマ:つらなりのはらっぱ
会期:2024年4月13日(土)〜9月1日(日)
会場:青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館
※このほか、県内各地での連携企画を予定
観覧料金:公式ウェブサイト参照

主催:AOMORI GOKAN アートフェス 2024 実行委員会(構成:青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館、青森県、青森市、弘前市、八戸市、十和田市、公益社団法人公社青森県観光国際交流機構)
実行委員長:杉本康雄(青森県立美術館 館長)
企画:青森県立美術館 池田 亨、工藤健志、菅野 晶、板倉容子、高橋しげみ、奥脇嵩大 / 青森公立大学 国際芸術センター青森[ACAC]慶野結香 / 八戸市美術館 大澤苑美、高橋麻衣、平井真里 / 弘前れんが倉庫美術館 木村絵理子、佐々木蓉子、宮本ふみ / 十和田市現代美術館 外山有茉

公式ウェブサイト
https://aomori-artsfest.com

公式SNS
Twitter @aomori_artsfest
Instagram @aomori_artsfest
facebook @aomori_artsfest

ハッシュタグ
#aomori_artsfest

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