イタリア・ミラノ市内にて今春開催された「ミラノデザインウィーク2024」の期間中、荒川技研工業が同市内にて行った体験型インスタレーション「biblioteca d’ Oro(ビブリオテカ・ドォーロ)」の凱旋展が、東京・表参道にある同社のギャラリースペース・TIERS GALLERY(ティアーズギャラリー)にて開催されています(7月16日まで。下の画像はミラノでの会場風景)。
日本語で”黄金のライブラリー”を意味する「biblioteca d’ Oro」は、2023年に創業50周年を迎えた荒川技研⼯業による記念事業プロジェクト「50 GRIPS」の一環として、同年より同社がクリエイターらとタッグを組んで発表してきた特別展示「Less, Light, Local」、「ubique」に続くもので、プロジェクトの集大成となるものでした。ミラノの劇場・Zona Kを会場とした今春の展示では、同社を代表するプロダクトシリーズ〈ARAKAWA GRIP(アラカワグリップ)〉で綴じられた冊子「50GRIPS・特装版」を体感できるインスタレーションが展開され、現地デザインメディア『Fuorisalone.it』が主催する「Fuorisalone Award 2023」のサステナビリティ部門で、スペシャルメンションに選出されています。
#荒川技研工業 / ARAKAWA GRIP 公式チャンネル:biblioteca d’Oro in Milan Design Week 2024(2024/06/24)※再生と同時にBGMが流れます
本展は、ミラノで好評を博した同展を、表参道・TIERS GALLERY の空間にあわせて再構成。ミラノでの展示に引き続き、STUDIO BYCOLORの秋山かおり氏によるディレクションのもと、空間デザイナーの浦田孝典と伊澤真紀の両氏が会場構成を担当しています。
会期中、関係者らによるトークイベントを連日開催。最終日にはクロージングトークが開催されます(聴講無料、要申し込み)。
会期:2024年7⽉11⽇(木)〜16日(火)
開場時間:11:00〜19:00
会場:TIERS GALLERY(ティアーズギャラリー)
所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目7-12 TIERS 3F(Google Map)
⼊場料:無料
主催:荒川技研⼯業
ディレクター:STUDIO BYCOLOR
クリエイター:秋山かおり
空間デザイナー:浦田孝典、伊澤真紀
グラフィックデザイナー:Sdanley Shen
協賛:川島織物セルコン、帝人フロンティア、安多化粧合板、ELEMUS、ハタノ製作所、アイティーエル
日時:2024年7月16日(火)17:00-18:00
概要:1980年代にワイヤー⾦具の調整機構としての〈ARAKAWA GRIP〉を最初にデザインし、世に送り出したプロダクトデザイナー・長谷高史氏と、本展を含むプロジェクト「50 GRIPS」のディレクションを担当した秋山かおり氏が、アラカワグリップのプロダクトとしての魅力を語る
登壇者:長谷高史(長谷高史デザイン事務所)、秋山かおり
モデレーター:高橋正明
聴講方法:専用フォームより要申込
https://www.arakawagrip.co.jp/tiersgallery/
凱旋展に先立ち、これまでに〈ARAKAWA GRIP〉を用いてそれぞれがさまざまな創作活動を行ってきた、鬼木孝一郎氏、須藤玲子氏、we+(ウィープラス)の林 登志也と安藤北斗の両氏、野老朝雄氏ら50名のクリエイターへのインタビューなどを収録した「50 GRIPS」特設サイトもオープンしています(インタビューを収録したYouTubeチャンネルにリンク)。
「50 GRIPS」特設サイト
https://www.arakawagrip.co.jp/50grips/interviews/