去る2023年1月29日、建築家の坂東幸輔氏が逝去されました。坂東氏は生前、建築設計を主軸にまちづくりや教育など、多岐に渡りさまざまな地域で多くの人々と交わりながら多様な活動してきました。
逝去された当時も複数のプロジェクトが進行中だったそうですが、それらを引き継いだ元スタッフ(所員)の尽力により、坂東氏亡き後約2年を経てその大半を竣工できたそうです。
本回顧展は、この現在地を一つの節目として、坂東氏のこれまでの多彩な建築活動と人物像を振り返る機会となることを目的に開催が決定しました。
会場は、坂東氏が東京藝術大学卒業後初めてスタッフとして勤務した千駄ヶ谷にあるスキーマ建築計画の1F。
当日は坂東幸輔建築設計事務所元スタッフ有志による、これまでの活動内容をまとめた坂東幸輔作品集の販売を予定しています。
建築家として駆け抜けた坂東氏の活動記録に触れることができる貴重な機会に、ぜひ足をお運びください。
坂東幸輔回顧展 Kosuke Bando Retrospective
開催日:3月22日(土)・3月23日(日)
開催時間:11:00~19:00
会場:スキーマ建築計画 1F
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目31−5主催:坂東幸輔建築設計事務所元スタッフ有志 + MASASHI FUJINO ARCHITECTS + 坂東美佳
問合せ先:MASASHI FUJINO ARCHITECTS(Mail|info@masashifujino.com)
建築家・坂東幸輔氏
坂東幸輔建築設計事務所代表。1979年徳島県生まれ。2002年東京藝術大学美術学部建築科卒業。2002-2004年スキーマ建築計画を経て、2008年ハーバード大学大学院デザインスクール修了。2010年東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手着任とともに坂東幸輔建築設計事務所設立。2018-2020年A Nomad Sub代表取締役。2015年から講師を務めた京都市立芸術大学にて2020年准教授に就任。2023年1月29日永眠。
建築設計・教育と並行して徳島県神山町など過疎地域でのまちづくりの活動も行った。主宰する建築家ユニットBUSが第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)日本館展示に出展、審査員特別表彰を受けた。
坂東幸輔建築設計事務所
https://www.kosukebando.com/
トップ画像 Photo: 笹倉洋平(1,5,10)、森石颯太(2,8,14)、太田拓実(3,4)、建築写真室(6)、ToLoLo Studio(7)、藤野真史(9)、堀哲平(11)、河野真治(12)、須磨一清(13)、樋泉聡子(15)