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「大江宏の建築を後世へ継承する ―小堀哲夫研究室の実測調査より―」法政大学・HOSEIミュージアムにて10/3より開催

「大江宏の建築を後世へ継承する —小堀哲夫研究室の実測調査より—」

法政大学・HOSEIミュージアムにて10/3より開催

東京・九段北にある法政大学の展示施設[HOSEIミュージアム]にて、建築家の大江 宏(1913-1989)の展覧会が開催されます。

大江は、普連土(ふれんど)学園(1968年)や日本万国博覧会・日本館(1970年、現存せず)、国立能楽堂(1983年)などの設計を手がけた、近代日本を代表する建築家の1人。1950年の法政大学工学部の発足とのちの建築学科[*註]の設立に深く関わり、教育者としても長年にわたり教鞭を執り、工学部長などを歴任しました。同学の55年館(1955年竣工、2019年に解体)と同58年館(1958年竣工、2019年に解体)も設計しています。

現在、建築家の小堀哲夫氏が同学デザイン工学部建築学科で主宰する小堀研究室では、近年取り壊しが進む大江建築を対象に、実測調査などを行なっています。大江建築でのワークショップなどを通じて保存活動にも取り組み、本展は、その様子を伝えるものです。
展示される大江建築の図面や模型などを通じて、建築家・大江宏の世界の一端を示し、その魅力と新しい価値を広く伝えます。

*註.法政大学工学部建設工学科:1944年にのちの工学部の前身となる法政大学設立航空工業専門学校設置。1949年学校教育法により新制大学として発足。翌1950年工学部設置。1993年に工学部学科改組などを経て、2007年工学部3学科(建築学科、都市環境デザイン工学科、システムデザイン学科)を改組転換しデザイン工学部を設置。
詳細は法政大学ウェブサイト「大学略年表」を参照

展示内容
・大江宏と小堀哲夫研究室、大江プロジェクトについて
・大江建築の実測調査
・普連土学園ワークショップ

[実物資料]
・茨城県公館、知事公舎(模型)
・農林水産省三番町共用会議所別館(模型)
・普連土学園中学校舎(模型)
・梅若能楽学院会館(模型)
・梅若能楽学院会館野帳図

「大江宏の建築を後世へ継承する ―小堀哲夫研究室の実測調査より―」開催概要

会期:2025年10月3日(金)~2026年3月14日(土)
会場:HOSEIミュージアム ミュージアム・コア
所在地:東京都千代田区九段北3-3-5 法政大学九段北校舎1階(Google Map
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:日曜、月曜、祝日、大学が定める休日(夏季休業・冬季休業)、入試期間
※詳細はHOSEIミュージアムウェブサイト>開館情報カレンダーを参照
観覧料:無料(予約不要)

※本展は、HOSEIミュージアム2025年度秋学期企画展示として行われる
主催:HOSEIミュージアム
共催:小堀研究室(法政大学デザイン工学部建築学科)

HOSEIミュージアムウェブサイト
https://museum.hosei.ac.jp/

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