【TECTURE MAG】のPROJECTで、今週1週間に取り上げた事例を、まとめて紹介します。
今週はカフェ、集合住宅、戸建て住宅の事例を取り上げています。
注目の仕上げや納まりのポイントとともに、振り返ってみましょう。
(jk)
2021.02.15 SOSO coffee / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATES
Photographs: Hiroyuki Oki | 大木宏之
ベトナムを拠点に活動するDESIGN & CREATIVE ASSOCIATESが設計した〈SOSO coffee〉を掲載しました。
https://mag.tecture.jp/project/20210215-soso-coffee/
日本の精神性と空間表現の美に焦点を当てた「日本らしい」コーヒーショップの事例です。
あえて「和風」とはせずに、日本の精神性を表現する試み。中央のカウンターは現場打ちのコンクリートで一体型に成形、側面のみ研ぎ出して骨材の砕石を露出させ、天板面とのエッジで仕上げを分けられています。クオリティの高さが、写真からも伝わってきます。
2021.02.16 Concrete Shell House / IKAWAYA建築設計
Photographs: Akinobu Kawabe|川辺明伸
井川充司氏の率いるIKAWAYA建築設計が設計した〈Concrete Shell House〉を掲載しました。
https://mag.tecture.jp/project/20210216-concrete-shell-house/
「殻」(=コンクリート)に「孔」(=庭)を開けて包まれた庭とし、光と風を取り入れるアトリエ兼住宅です。
「殻」に外断熱工法を採用しながら、内外壁ともにコンクリート打ち放し仕上げとすることで、内外が連続して感じられるようにした点に注目です。
2021.02.17 成西園 / 麻生征太郎建築設計
麻生征太郎建築設計による〈成西園〉を掲載しました。
https://mag.tecture.jp/project/20210217-sei-sei-en/
東京都心部の立地で、中庭を確保して建物と一体で植栽を入念に計画し、自然の豊かさを継承した賃貸併用住宅です。
庭の植栽計画が印象的な、都心の賃貸併用住宅。賃貸住戸であっても、壁や床、窓などが上質感を保つよう入念に選ばれていることが伺えます。
2021.02.18 大森の工場付住宅 / 黒川智之建築設計事務所
Photographs: Takumi Ota | 太田拓実
黒川智之建築設計事務所が設計した〈大森の工場付住宅〉を掲載しました。
https://mag.tecture.jp/project/20210218-omori-factory-house/
東京の町工場が多く建ち並んでいた地で建て替えた工場付き住宅で、1階の工場と2・3階の住宅部分を傘のような形状で覆い、中間領域で広がりと繋がりをもたらした事例です。
傘のように覆われた屋根・壁は、白いカラー鋼板。中間領域に敷かれたイペのデッキ材との組み合わせが、新鮮に映ります。
2021.02.19 gap / CURIOUS design workers
Photographs: StudioWORK | スタジオ・ワーク
石本輝旭氏の主宰するCURIOUS design workersが設計した〈gap〉を掲載しました。
https://mag.tecture.jp/project/20210219-gap/
敷地内の6mの高低差を活かしてスキップフロア状の構成とし、プライバシーを確保しながら緑豊かな借景を享受する邸宅です。
LDK空間の床の大判タイル、壁の塗り材、そして照明器具やファブリック、家具類など、TECTUREで詳細を見ていて面白い事例。インテリアの参考になります。
来週も、詳細の詰まった事例の更新をお楽しみに!