TECTURE MAG「PROJECT」では、「TECTURE」に寄せられた数多くの事例の中から、編集部がピックアップしたプロジェクトを紹介しています。
本記事では、掲載されたプロジェクトのうち、2026年2月に特にプレビュー数が多かったものをTOP10にまとめました。簡単な概要と写真の一部をご紹介していますので、気になるプロジェクトがあれば、ぜひ「PROJECT」の作品ページで詳細をご覧ください。設計の背景や図面、採用されている建材など、多くの写真と合わせてその魅力をより深く知ることができます!
※ TECTURE MAG「PROJECT」掲載事例を対象とし、掲載ページのUU(ユニークユーザー)数の集計結果をもとに作成しています。
No. 10
羽島の事務所 / PERMANENT+アトリエナガラ建築設計事務所

Photo: Kenta Hasegawa
田園風景の中に建つ企業の新社屋。環境に溶け込むのではなく、建築の存在によってその魅力に気づかせる「装置」としてのあり方が構想されました。東へ大きく立ち上がり、低く地に迫る屋根は、光や風、天候の変化を際立たせると同時に、内部へと自然を導く役割を担います。共用部や執務空間には内外を繋ぐ中間領域を織り込み、風景と働く場が緩やかに交差します。


▽詳しくはこちら
No. 9
やまや総本店 膳/白金小路 / yHa architects

Photo: Seinosuke Kaneda
都市部の雑多な環境から切り離された体験を生み出すため、黒い矩形の外殻の内部に楕円形の中庭を据えた飲食店です。異なる趣向をもつ2店舗が中庭を介して並びます。楕円の中庭は回遊する動線の中で角を感じさせず、静かな中心として機能します。旧家に残されていた建具や石、庭木などを選択的に転用し、土地や地域に蓄積された記憶を新たな建築へと編み込みます。


▽詳しくはこちら
No. 8
NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA IRORI / NOT A HOTEL ARCHITECTS

Photo: Kenta Hasegawa
北軽井沢の森に建つ、囲炉裏を中心に据えたヴィラ型の別荘です。中央の囲炉裏を核に、ガラスと木による内と外が緩やかに繋がります。炎の揺らぎや森の光、風景の変化を五感で受け止めながら、人が自然と集い、語らう場となることが意図されました。2棟のうち一方はペットと過ごせる仕様とし、滞在のあり方に応じた更新も重ねながら、日常と非日常のあわいに身を置く体験を提供します。


▽詳しくはこちら
No. 7
AGIRLS本社ビル / 設計組織アモルフ

Photo: 岡田大次郎
世界市場を視野に入れながらも地域に根ざす、テキスタイルメーカーの本社ビルです。丘陵地の麓という立地を生かし、L字型のオフィス/ショールーム棟と独立したショップ棟を中庭を介して配置し、ブリッジによって立体的に繋いでいます。吹き抜けのエントランスや丘に向かって張り出すミーティングルーム、屋上テラスなど、内外の関係を織り込んだ構成が特徴と言えます。


▽詳しくはこちら
No. 6
つながりの構え / 上西徹建築設計事務所

Photo: 小川重雄
農地と宅地が混在する郊外に建つ、木造の農業用倉庫を改修した住居兼事務所です。既存建物がもつ2層吹き抜けの大らかな空間に折り返す動線を重ね、用途を厳密に分けずに居場所を点在させることで、天井高さや光環境の異なる多様な場を生み出します。既存建築と環境を更新することで、郊外における新たな暮らしの可能性を示しています。


▽詳しくはこちら
No. 5
NOT A HOTEL OFFICE / NOT A HOTEL ARCHITECTS

Photo: Kenta Hasegawa
倉庫や展示場として使われてきた歴史を引き継ぎながら、複合型オフィスへと転用したプロジェクトです。既存建築がもつ鉄骨フレームやコンクリートの力強い構造美を生かし、光や植栽、家具の挿入によって空間に柔らかな余白を与えています。過去の時間性と現代の創造性が交差する場として、ブランドの思想やものづくりの姿勢を体現する拠点となることが目指されました。


▽詳しくはこちら
No. 4
ARCADE HOTEL / 勝亦丸山建築計画

Photo: 千葉正人
防災建築街区として形成された共同建築群と、更新が停滞しがちな商店街という都市的背景を踏まえ、滞在機能を挿入することで街を再び“滞在地”として立ち上げることを目指しました。約10年遊休化していたビルを改修し、宿泊を起点に商店街全体を1つの宿に見立てています。ロビーを介して地域へひらかれた動線をつくり、来訪者が街へ踏み出すための足がかりとしています。


▽詳しくはこちら
No. 3
戸越銀座の賃貸併用住宅/Toritor(通リ通ル) / 竹味佑人建築設計

Photo: 高栄智史
オーナー住戸と2戸の賃貸住戸からなる木造3階建ての賃貸併用住宅です。細長い敷地に生じる約1mの高低差を生かし、スキップフロアを連続させることで立体的な住空間を実現。中央に設けた中庭と階段室が、光や風を導きながら上下階の視線と動線を緩やかに繋ぎます。通りに面したシェアスペースを地域に開くことで、住宅に公共性を組み込み、まちとの関係を更新する試みとしています。


▽詳しくはこちら
No. 2
イッケンハンハウス / 山猫百貨店

Photo: 仁田慎吾
区画整理によって生まれた、間口約4m・18坪ほどの細長い敷地に建つ、住居と仕事場を併せ持つ木造2階建ての住宅です。床面積の拡張ではなく、暮らしの自由度を高める検討がなされた結果、通路を単なる移動空間とせず居場所として編み込み、生活と仕事、家族の時間が重なり合う住まいとなりました。敷地の制限を暮らしの可能性へと転換しています。


▽詳しくはこちら
No. 1
斜面と土 / INTERMEDIA

Photo: YASHIRO PHOTO OFFICE
かつて果樹の段々畑だった斜面地の履歴を引き受けて計画された木造平屋住宅です。平坦化された敷地に対し、建物の断面を本来の斜面の傾きに沿わせることで、山から海へと土に沈み込むような構成を与えています。構造や寸法には一定のリズムを与え、斜面の変化を身体的に感じ取れる空間を形成するとともに、地盤条件を踏まえた合理的な基礎計画が、土地に即した住まいを実現しています。


▽詳しくはこちら