研恒社が2020年12月に発売した、ファイリングとノートの2つの機能を兼ね備えたスライド式リングレスノート「SlideNote(スライドノート)」がリニューアル。カラーバリエーションも増やしたA5サイズが新たに加わりました。
「SlideNote」は、文具業界初のリングレス金属クリップ使用のルーズリーフバインダー。穴あきの用紙でなくともファイリングが可能で、フレームをスライドするだけで綴じられる独自の機構(特許出願中)をもっています。
昨年9月に展示会でのリリース直後に、本誌『TECTURE MAG』ではプロダクトの概要を速報しました(2020年9月5日記事)
「SlideNote」は、ファイリングとノートの2つを兼ね備えているのが大きな特徴です。資料やメモ、スケジュールなど複数の書類をひとつのノートにまとめやすく、フレームをスライドするだけで用紙が取り出せるため、コピーやスキャンも容易に行えます。
紙を挟む際の使い心地の良さ、なめらかなフィットするようにデザインにもこだわっているとのこと(今井裕平氏が代表を務めるkenmaとの共同開発)。
これまで、文房具ブランド「kaku」を展開し、同ブランドを進化させた新ブランド「PageBase(ページベース)」を昨年、kenmaと共同で立ち上げた研恒社では、デジタル化・ペーパーレス化が進む今の時代、ノートやファイルの存在意義が問われていると考えています。完全にペーパーレスにはならず、デジタルツールとの併用を好むユーザーが多いことも同社では把握しています。
これらを背景に開発された「SlideNote」は、ノートやファイルの利便性は残しつつ、個別のニーズにあわせて使用用途を選べる仕様となっています。無駄な紙を使わずに済むという環境にも配慮した現代的な要素も盛り込み、「ペーパーレス時代の新ノート」を提案しています。
主な特徴は以下の通りです。
必要とする紙の量だけをまとめて1冊のノートに。既製品のノートでは用紙を使いきれずに無駄にしてしまった、ということがなくなります。
既存のノートのように、内容やページの順序を気にすることなく、新たなページに書き始めることができます。
穴あきの用紙以外もファイリング可能で、用紙のサイズを気にする必要もないため、内容や大きさを問わず多様な資料を「SlideNote」1冊にまとめて管理・保存することができます。
「SlideNote」の発売と同時に、ECサイト「Paper&Print」も昨年12月15日にオープン。同サイトのシステムを利用すれば、12種類の中から好きな用紙を選び、用途に応じたフォーマット(罫線)を印刷して挟んだオリジナルノートを購入することも可能です。
使いながら、自分好みのカスタマイズを繰り返すことで、ノートは進化を続けます。
現行のA4サイズ(4色展開)に加え、このほど新たにA5サイズが5色でラインナップ。トレンドのニュアンスカラー(くすみカラー)を取り入れています。
これは、発売以降、女性のユーザーを中心に、持ち運びに便利なA5サイズの要望と、ベージュやピンクやグリーンなどのカラーバリエーションを望む声が寄せられたことに対応したものです。
また、今回の新発売に合わせて現行品も全てリニューアル。ブランドロゴの位置をスライド部分に移動してロゴの主張を抑え、よりシンプルでシームレスなデザインに一新されています。(en)
製品名(読み):SlideNote(スライドノート)
サイズ:A4(H299×W214×D12mm)/ A5(H212×W153×D12mm)
カラーバリエーション:A4:4色(ライトブラウン、ホワイト、ブルーグレー、ダークグレー)/ A5:5色(ピンク、ライトブラウン、ホワイト、ミントグリーン、ブルーグレー)
素材(共通):ポリプロピレン(表紙)、ポリカーボネート(スライドフレーム)
最大収納枚数:約30枚(一般的なコピー用紙の場合)
本体価格(税込、用紙を含まず):A4 2,222円 / A51,760円
販売(予定を含む):研恒社「PageBase」ECサイト、全国の雑貨店、量販店、Amazonなど
発売日:2021年6月30日