COMPETITION & EVENT

FATE INDUSTRIES 展示会 南青山THEO GALLERYにて、11/19まで

フォトグラファーのTISCH氏と立ち上げる新レーベル「THEO by FATE INDUSTRIES」のコンセプトを伝えるインスタレーションも披露

岐阜を拠点とするステンレスプロダクトレーベル・FATE INDUSTRIES(フェイト・インダストリーズ)の展示会が、東京・南青山にて11月16日より開催されています。

FATE INDUSTRIES 展示会

「FATE INDUSTRIES」は、浴槽やキッチン等の設備機器の分野で培ってきた独自の加工技術を生かし、ステンレスの無垢な強さと手仕事の美しいぬくもりを届けるプロダクトを製作しているブランドです。今年6月に東京ビッグサイトで開催された「インテリア ライフスタイル 2023」に初出展(下の画像)、岐阜県外での展示もそのときが初となりました。

インテリアライフスタイル2023

2023年6月に開催された「インテリアライフスタイル2023」におけるFATE INDUSTRIES展示ブース Photo: TEAM TECTURE MAG

今回の展示でも、ステンレスキャビネットやテーブル、スツールをはじめ、オリジナル製品を中心に会場を構成。会期中はデザイナー、スタッフが在廊し、展示品は受注を受け付けるほか、特注製作の相談にも応対するとのこと。

会場のTHEO GALLERY(テオ ギャラリー)は、ファッションフォトグラファーとして活躍中の写真家。TISCH氏が、今夏に構えた撮影スタジオ。FATE INDUSTRIESのプレスリリースによれば、施設名称の「THEO」とはテオ・ファン・ゴッホに由来し、美を支える守り人と「手を」使う職人に技術を伝えるプロジェクトの意味が込められているとのこと。

FATE INDUSTRIESではこのコンセプトに共感し、その概念を共に表現する活動の場として、新レーベル「THEO by FATE INDUSTRIES」をこのほどTISCH氏と共に立ち上げます。製品化の際には消すべき”キズ”や、その痕跡を目立たないようにする工程、それら1つひとつの技術を、美術という視点に変換し、表現。FATE INDUSTRIESのこれまでのものづくりとは逆説的となる試みで、製作工程を遡るようなプロセスを経たプロダクトとなります。
プロジェクトの第一弾として、TISCH氏の発案をもとに、FATE INDUSTRIESが培ってきた技巧を用いてステンレスのマチエール表現に挑んだ作品〈TH-CL〉によるインスタレーションが、プロダクトの展示とあわせて披露されています。

FATE INDUSTRIES 展示会

「FATE INDUSTRIES EXHIBITION」開催概要

会期:2023年11月16日(木)〜11月19日(日)
開場時間:11:00-18:00(最終日16:00閉場)
会場:THEO GALLERY
所在地:東京都港区南青山7-4-2 アトリウム青山201(アクセス


FATE INDUSTRIES 概要

ステンレス製品のプロダクトブランド。2019年より岐阜を拠点に製作活動を行っている。製作を担うのは、岐阜にてステンレス加工業として1970年に創業した光和工業。職人の手による無二の技術を尊重した誠実なデザインを心がけ、ブランドオリジナル製品をはじめ、セミオーダー、受注企画品まで、ステンレス製作のラボラトリー。

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